
AI解析による企業評価から作成した「就活ランキング」
secondz digital株式会社(代表取締役:板井龍也、以下「secondz digital」)は、AEO(AI Engine Optimization)エージェント「secondz Agentsense」(以下、「Agentsense」)を開発する企業として、AI解析による企業評価に基づく「AI時代の就活ランキング」を公開します。本ランキングは、法政大学キャリアデザイン学部(キャリア体験学習(インターン):田中研之輔教授担当クラス)の講義内プロジェクトとして、学生と共同で設計した6つの就活軸をもとに、AI解析により企業を評価したものです。
また、MBTI(16性格タイプ)別に相性の良い企業を可視化した「MBTI別おすすめランキング」も合わせて発表します。
サマリー
- AI時代の新しい就活ランキングを公開- 法政大学キャリアデザイン学部(キャリア体験学習(インターン):田中研之輔教授担当クラス)の講義内プロジェクトとして、Z世代の価値観を反映した6つの就活軸を学生と共同検証
- 「成長機会」「カルチャー」など、従来の“総合偏差値”では見えにくい“いまっぽさ”をAEOエージェントが解析
- MBTIタイプ別に相性の良い就活軸を示した「MBTI別就活ランキング」も公開し、自己理解×企業選びを支援
- ランキングTOP3のみ公開。全ランキングはsecondz digital 特設ページに掲載
背景:就活と「AI検索」の前提が変わりつつある
従来の就職活動では、「有名企業ランキング」や「年収・安定性ランキング」といった指標が主流でした。一方で、近年の学生・若手社会人は、- ワークライフバランス
- 人間関係・カルチャー
- 多様性・個人スタイル
といった“いまっぽい価値観”を重視する傾向が強まっています。
同時に、企業情報を調べる手段も、「検索エンジンで調べる」から「AIチャットに聞く」へとシフトしつつあります。『10代の検索行動はChatGPTの利用率が42.9%』(引用元:https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=32480)となっており、学生がAIに「ワークライフバランスが良いIT企業は?」「HSPでも安心して働ける会社は?」と質問する未来は、すでに現実になりつつあります。
こうした変化を踏まえ、secondz digitalは、「AEOエージェントが企業情報をどのように理解しているか」と「Z世代が仕事選びで重視するいまっぽい軸」を掛け合わせた就活ランキングを可視化しました。
プロジェクト概要

secondz digital代表の板井と法政大学の学生との議論
本プロジェクトは法政大学キャリアデザイン学部(キャリア体験学習(インターン):田中研之輔教授担当クラス)の講義にて実施しました。
- 参加学生数:26名
- 期間: 2025年9月~11月、計3回の講義
- テーマ:就活の未来を変える、AI×企業分析
学生たちは従来の就活指標にとらわれず、「自分や友人が本当に知りたい・比較したい企業の条件」を議論し、6軸を決定しました。
※AEOエージェントによる数値解析・ランキング算出はsecondz digitalが実施。
AEO(AI Engine Optimization)とは
AEOとは、従来の検索エンジン最適化(SEO)に対し、ChatGPTやGoogleAI、CopilotなどのAIが、企業やサービスをどう“理解”し、“回答として推奨するか”を最適化するための新しい概念です。secondz digitalでは、商品・ブランド・採用・CSの観点でAI検索エンジンの回答を解析し、
- 複数のAI検索上での認知度・好感度
- AIが参照している情報源の可視化
- 世界中の最新ナレッジと自社状況の解析に基づく改善提案(※特許出願中)
を行うAI可視化ツール「secondz Agentsense」の開発、およびAIコンサルティングを行っています。
AI可視化ツール「secondz Agentsense」

AI可視化ツール「secondz Agentsense」
本プロジェクトでもこのAEOエージェントの仕組みを応用し、学生が定義した6軸に対してAIが企業をどう評価しているかを分析しました。
「AI時代の就活ランキング」
学生との議論で生まれた6軸+総合ランキングとして、企業評価をAI解析によりランキング化し、TOP3のみこちらに公開します。※ランキング根拠となる数値は、質問数×3つのプラットフォーム(ChatGPT・Gemini・Copilot)で言及された割合です。
※各軸の検索キーワードはすべて学生がブレストした「元の言葉」をそのまま活かし、プロンプト化しています。

学生との議論から生まれた6軸をもとにした「就活ランキング」
【総合ランキング】
6軸の総合ランキングのうち、「上位3社のみ」を抜粋して掲載しています。
※4位以下のランキングデータや詳細分析は、この後のセクションでご案内しております。

算定期間:2025年11月20日~11月30日
【MBTI別おすすめ就活ランキング】
本プロジェクトでは、Z世代の間で人気の高いMBTIの結果とも連動した、おまけ企画も用意しました。 ここでは 「EN系」 の一部抜粋のみを掲載します。
※4位以下のランキングデータや詳細分析は、この後のセクションでご案内しております。
直観 × 外向(EN 系)ランキング

算定期間:2025年11月19日~11月30日
AIへの質問例(一部抜粋):
・新卒で ENFP の人が向いていて、創造性・共感力・巻き込み力が強みとして評価されやすい企業10社を教えて。変化の大きい組織や新規事業が強い企業を優先して
・新卒で ENTP の人が向いていて、発想力・課題抽出・構造変革の力が活かせる企業10社を教えて。論理的思考と柔軟な企画力を求める組織を優先して
・新卒で ENFJ の人が向いていて、リーダーシップ・巻き込み・対人影響力が評価される企業10社を教えて。組織推進力やビジョン浸透が重要な企業を優先して
・新卒で ENTJ の人が向いていて、戦略構築・意思決定・事業推進力が発揮できる企業10社を教えて。大規模プロジェクトや事業オーナーシップの強い企業を優先して
法政大学キャリアデザイン学部 田中研之輔教授からのコメント

今回のプロジェクトは、“就活とは企業を選ぶ行為である”という従来の前提から一歩踏み込み、自らのキャリアをデザインするプロセスである”という視点転換を学生に促す貴重な試みでした。
AIが情報を解析し可視化したランキングは、単なる企業比較ではありません。学生が自分の価値観・強み・ライフスタイルと向き合い、主体的にキャリア選択を行うための“鏡”として機能します。
また、6つの就活軸は学生自身が議論し言語化したものであり、これこそがキャリア開発の核心である「自己理解」と「意思決定の根拠づくり」につながっています。キャリア理論で言えば、自らの価値観に基づいて進路を選択する“プロティアンキャリア”の実践です。
さらに、MBTIを活用したマッピングは、性格特性と働き方の相性を考える入口として、学生にキャリア適合の視点を提供しました。これは、「どこに入るか」ではなく「どの環境なら自分が成長できるか」を軸に企業を選ぶという、AI時代に不可欠な発想です。
AIは答えを決める存在ではなく、学生のキャリア選択を支援する“伴走者”になり得ます。情報量が爆発的に増える時代だからこそ、検索ではなく“解釈”が重要になります。本プロジェクトは、まさにその解釈力を育てる学習機会でした。
就活はゴールではなく、キャリアのスタートライン。今回の取り組みが、学生一人ひとりの自律的で持続可能なキャリア形成の第一歩となることを期待しています。
法政大学キャリアデザイン学部
教授 田中研之輔
参加したキャリアデザイン学部の学生からのコメント
- 「人間関係・カルチャー系の内容は他のサイトでもなかなか調べることができないので、実際の就活でも使いたいと思いました。自分はサッカーをやっていたときのコーチが40代くらいの男性だったのですが、その年代の人にがつんと言われるのが嫌だったり、年齢を過度に尊重する場所はあまり得意ではないので、このような情報が分かるといいなと思いました。」- 「診断結果をもとにAIが自分の強みを拾い上げて、それに合う企業をランキングで出してくれると、就活のとっかかりとして使いやすいと思いました。福利厚生や制度についても、子育て支援、副業、オフィス環境など細かく分かれていて、項目ごとにおすすめ企業が見られるのは比較しやすくて良いと思いました。さらに総合ランキングまであるので、全体像もつかみやすいと感じました。そして、「飲み会の頻度」や「陰口の少なさ」のような、人間関係に関わるランキングはこれまであまり見たことがなくて、新しい視点だと感じました。このような内部情報は実際に働く上で気になる部分なので、人間関係を重視したい人にとってはかなり助かると思います。」
- 「MBTI診断はいわゆる性格診断ですが、自分がどんな働き方に向いているのかを考えるヒントになるのだと気付きました。外向的か内向的かという基本的な部分でも、合う会社の雰囲気は結構変わるので、企業選びの軸を作る上では意外と役に立つと感じました。」
すべてのランキングはこちら見れます
▶ 4位以下の全ランキング・6軸別ランキングを見る特設ページで続きを見る
▶ 16タイプすべてのMBTI別ランキングを見る
特設ページで続きを見る
今後の展望:AI時代の採用ブランディングのインフラへ
secondz digitalは、今回のプロジェクトを皮切りに、以下の取り組みを予定しています。取材依頼やAIを使ったランキング作成などもお気軽にご相談ください。
- 企業向け「AEO診断レポート」の提供
- 自社の採用サイト・コーポレートサイトが、AIエンジンからどのように理解されているかを可視化
- 学生が重視する6軸とのギャップや、打ち出すべき強みの整理
- 「AI時代の就活・キャリア選択」をテーマにした講義・イベント など
会社概要
会社名:secondz digital株式会社本社:神奈川県横浜市神奈川区金港町5-14 クアドリフォリオ 8階
みなとみらいオフィス:神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー7階 NANA Lv. PS-011
代表者:代表取締役 板井龍也
事業内容:AEOエージェント事業 / 新規商談チャネル創出 AI-BPaaS事業 / 営業変革×AIコンサルティング事業
コーポレートサイト:https://secondz.digital/
本件に関するお問い合わせ
広報担当:加藤
E-mail:marketing@secondz.digital
※本記事を引用される場合は、引用元がわかるようにURLのリンクを設置・掲載いただきますようお願いいたします。
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