■目的と背景
近年の自然災害増加に伴い、避難時の混雑を解消し、スムーズで安全な避難を実現するための災害対策の重要性が高まっています。バカンはこれまでも、リアルタイム混雑情報、避難所マップの提供等を行い、実際に、200以上の自治体で、避難所の混雑可視化をサポートしてきました。また、避難所入所受付のデジタル化の実証実験等を行うなど、迅速かつ安全な避難を包括的にサポートしてきました。
令和7年度播磨町総合防災訓練の一環として、播磨町職員の皆様を対象に、災害時の避難所における入所受付方法について、デジタル技術を活用した新しい仕組みを体験いただくことで、その有用性とメリットについて理解を深めていただくことを目的として実施いたします。

■避難訓練の概要
実施日 :2025年11月16日(日)10:30~11:30
会場:播磨町役場1F情報コーナー(兵庫県加古郡播磨町東本荘1丁目5番30号)
対象者 :播磨町役場職員の方々
実施内容:震度6弱の地震発生を想定し、バカンが提供する「避難者マネジメントシステム」を使用。避難所入所受付の従来の紙の避難者カードへの記入を、カードリーダー、WEBフォームへの入力等によってデジタル化し、デジタル技術を活用した避難所受付のメリットについて体験し、理解を深めるとともに、避難者マネジメントシステムへの職員からのフィードバックを得ることを目的に実施。
体験いただく4種類の入所受付経路
1.QR読取でWebフォームに入力:避難者が避難所入所時にカメラでQRを読み取り、WEBフォームから情報入力を行う
2.カードリーダーでの読取:避難者がマイナンバーカード/運転免許証をカードリーダーにかざす
3.LINEでのQR読取:バカンのLINE公式アカウント「VACAN防災」を用いて情報入力を行う
4.現行の紙媒体への記入:避難者が避難者カードに記入。職員が記入内容をシステムに転記し報告

LINEからの避難所入所手続きイメージ
■避難者マネジメントシステムについて
今回用いる避難者マネジメントシステムは、複数のサービスを統合し共通のプラットフォーム上で提供しております。避難所の所在や混雑状況の把握を可能とするWEBサービス「VACAN Maps」及び管理者向け機能「VACAN Console」では、避難所で集計された名簿の人数情報をもとに、避難所のリアルタイム混雑状況を自動的に可視化する機能も有しております。本機能により、避難所の入所者数と混雑状況がリアルタイムで管理画面とマップに反映され、職員や災害対策本部は追加作業なく状況を把握でき、住民も適切な避難先の選択が可能です。
■今後の展望
バカンは、避難所の混雑状況の配信に加え、マイナンバーカード等を活用した入退所管理機能及び避難者名簿の作成を起点として、物資必要量の予測・管理や、避難者データの外部システム連携などの機能を追加実装してきました。今後は、さらに、日常における公共施設の予約や観光・イベント情報の配信などフェーズフリー活用を目指し、安全でスムーズな避難をサポートするため、さらに多くの自治体と協力し、今後もさまざまな機能の開発を推進していきます。
■株式会社バカンについて
会社名:株式会社バカン
代表者:河野剛進
所在地:〒104-0033 東京都中央区 新川2−8−4ナカリンオートビル3F
設立:2016年6月
URL:https://corp.vacan.com/
バカンは、経済産業省「J-Startup 2019」選定企業です。「人と空間を、テクノロジーで優しくつなぐ。」をミッションとして、 AIで混雑の可視化に加え、まちと暮らしをアップデートするプラットフォームを構築しています。
空間の体験をスマートにアップデートする「混雑・人流マネジメント」や「施設・エリアマネジメント」サービスの提供。トイレ個室内メディア「アンベール」の運営などを行っています。
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