本リリースのポイント
・早期投資の重要性:投資歴が長いほど老後の不安が少なく、大きなリターンを得ている。
・投資目的の変化:投資を続けることで目的が「将来の不安解消」から「趣味や余暇」へと進化。
・多様な投資手法:FIRE達成者はより多くの投資手法(オプション取引含む)を実践。
・市場変動への冷静な視点:経験豊富な投資家は株価下落を「買いのチャンス」と捉える。
60代以上の投資意識調査から、20、30代が今行うべき投資について、重要な示唆が得られました。
早期投資で老後の不安を解消し、豊かな人生を。
株式会社Wealth Onは、この度、メールアドレスを登録していただいている60歳以上のお客様を対象に実施した「投資意識に関する調査」の結果を公開しました。
本調査では、60代以上の投資家たちが、これまでの投資経験を通じて得た知見や、老後のお金に対する意識、投資目的の変化などが明らかになりました。
特に注目すべきは、彼らの経験から、現代の20代・30代が将来の資産形成を考える上で、長期投資の重要性を明確に表す3つの傾向が明らかになりました。
調査概要
調査対象:弊社にメールアドレスを登録していただいているお客様
調査方法:インターネット調査
調査結果サマリー
1. FIRE達成者はより多くの投資手法を採用──オプション取引も視野に
FIRE(経済的自立・早期リタイア)を「達成している」と回答した60代以上の投資家は、他のグループと比較して、より多様な投資手法を取り入れている傾向が見られました。
特に「オプション取引を使った投資」を実践している割合は、「興味がない」グループの3.2%に対し、「達成している」「もうすぐ達成できそう」グループでは11.3%~16.6%と顕著な差があります。一人当たりの投資手法の数も、FIRE達成者では平均2.6と最も多く、多様な知識と実践がFIRE達成に繋がっていることが示唆されます。
Q:米国株投資で主に実践している投資手法を教えてください(複数選択可):(FIRE達成度別)
<回答選択肢>
・5~10年という長期の複利成長を目指した投資
・オプション取引を使った投資
・割安株を選ぶバリュー株投資
・市場全体に投資するインデックス投資
・短期~中期(数ヶ月程度)の株価上昇を狙った投資
・配当収入を狙う高配当株への投資

(n=416名(複数回答)1,015回答)
また、実践している投資手法の数はFIRE達成度合いが高まるに従って増加していき、興味がない:2.15に対して、達成している人は2.60個の手法を組み合わせていることが明らかになりました。

2. 投資歴が長いほど「老後のお金の不安はない」──早期投資が安心をもたらす
老後のお金に対する不安について投資歴別に分析したところ、「全く不安はない」と回答した人は、投資歴「20年以上」で19%に上る一方、「1年以下」では0%でした。逆に「非常に不安」と回答した人は、投資歴が短いほど割合が高く、「1年以下」では36%に達しています。この結果は、長期にわたる投資経験が、老後への経済的な安心感に繋がる可能性を示しています。
Q:老後のお金に不安はありますか?(投資歴別)

(n=413名)
3. 投資目的は「将来の不安解消」から「趣味や余暇」へ変化
米国株投資の目的について、投資歴が「1年以下」の層では71%が「将来のお金の不安を解消するため」と回答しました。しかし、「20年以上」のベテラン投資家ではこの割合が37%に低下し、代わりに45%が「趣味や余暇に使える資金を得るため」を目的としています。これは、投資を長く続けることで経済的な基盤が安定し、投資が生活の不安を解消する手段から、人生を豊かにする手段へと変化していくことを示唆しています。
Q:米国株投資における、あなたの今の“目的”はどれに近いですか?(投資歴別)
<回答選択肢>
・現在の生活費を得るため
・趣味や余暇に使える資金を得るため
・将来のお金の不安を解消するため
・子ども・孫へ資産を引き継ぐため

(n=416名)
4. 信頼できる情報源は「専門家」が中心、長期投資で多様化
投資歴が「1年以下」の投資家は、57.1%が「日本あるいは米国の専門家が解説する情報」を最も信頼できる情報源として挙げています。投資歴が長くなるほど、有料の精度が高い情報を重視している傾向が見られます。また、投資歴に関わらず、専門家の情報が特に重視されていることが分かりました。
Q:あなたが「これは信頼できる」と最も感じる情報源は何ですか?(投資歴別)
<回答選択肢>
・日本の専門家が解説する情報 米国の専門家が解説する情報
・Bloombergや日経新聞など大手メディアの情報 証券会社が作成するレポート等
・雑誌やニュースレターなど有料の情報
・YouTubeやブログなど個人投資家が発信する情報
・その他(自由記述)

(n=416名)
5. 7割以上の人がリターンを獲得──長期投資で大きな利益も
これまでの投資で得たリターンについて、全体では90%以上の人が何らかのリターンを得ていると回答しました。利益を得た投資家のうち、「投資歴20年以上」のグループでは、51%が「1,000万円以上の利益」を得ており、他の投資歴のグループを大きく引き離しています。この結果は、投資期間を長く確保すること、つまり人生の早いうちから投資を始めることが、大きな利益を得る上で極めて重要であることを示しています。
Q:これまでの投資でどのくらいのリターンを得ましたか?(含み損益も含む)(投資歴別)
※投資歴別リターン金額の割合

(n=416名)
※リターンを得たと回答した人の金額分布

(n=376名)
6. 相場の下落は「チャンス」──投資歴が長いほど冷静な視点(投資歴別)
短期的な相場の変動(株価の上下動)に対する意識では、「投資歴20年以上」の投資家の60%が「株価が下がったら、買いのチャンスと考える」と回答しました。一方、「1年以下」の投資家ではこの割合は36%にとどまります。投資歴が長くなるほど、相場の短期的な変動に一喜一憂せず、むしろ下落を好機と捉える冷静な視点が養われる傾向が見られました。
Q:相場の短期的な変動(株価の上下動)について、あなたはどう感じますか?
<回答選択肢>
株価が下がったら買いのチャンスと考える
長期的にはあまり気にせず、価格変動を我慢する
一時的に不安になるが様子を見るようにしている
必要なら投資方針を見直すきっかけにする

(n=416名)
60代以上の投資意識調査から若年層が学べること
今回の調査結果から、若年層が学べることは以下の3つに集約されます。
- 「投資は早く始めるほど、将来の安心と自由を手に入れられる」投資歴が長いほど老後のお金の不安が少なく、投資目的も「不安解消」から「趣味・余暇」へとシフトしています。これは、若いうちから投資を始めることで、時間を味方につけ複利効果を最大限に享受し、経済的な基盤を早期に確立できることを示唆しています。
- 「多様な投資手法を学び、長期的な視点を持つこと」FIRE達成者が多様な投資手法を取り入れているように、知識を深め、様々な選択肢を検討することが重要です。また、短期的な相場変動に惑わされず、長期的な視点で投資を続けることで、大きなリターンを得る可能性が高まります。
- 「信頼できる専門家の知見を積極的に活用すること」投資を始めたばかりの頃は、特に信頼できる専門家の情報が重要です。正しい知識を身につけ、リスクを理解した上で投資に取り組むことが、成功への第一歩となります。
■ 調査概要
調査名称:60代以上の投資意識調査
調査対象:弊社にメールアドレスを登録していただいているお客様
調査期間:2025年6月~7月
調査方法:Webアンケート
回答数:416件
実施主体:株式会社Wealth On(ウェルスオン)
※各回答項目の割合(%)は、端数処理の関係上、合計が100%にならない場合があります
◼️調査結果の引用時のお願い
※本調査内容を転載・ご利用いただく場合は、出典元の表記および当社サイトのリンクの掲載をお願いします。
当社サイト:https://wealth-on.jp/
例:「株式会社Wealth Onの調査によると」「株式会社Wealth On調べ」など

株式会社Wealth On(ウェルスオン)は、現在33万人を超える顧客に「豊かさ」を追求する投資顧問会社です。日本人が文化的に「苦手」なお金の話題、あるいは投資そのものを「簡単」で「楽しい」ものにマインドチェンジし、誰もが積極的に取り組めるよう投資出版物、投資講座、投資顧問サービスの提供、及びメールマガジンなどを運営しています。
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