ファストドクター、在宅医向けカルテ「セコムOWEL」とのAPI連携を開始 患者情報共有を自動化 - PR TIMES|RBB TODAY
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ファストドクター、在宅医向けカルテ「セコムOWEL」とのAPI連携を開始 患者情報共有を自動化

生成AIによる診療サマリ機能も提供

 ファストドクター株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:菊池亮〈医師〉・水野敬志)はこの度、セコム医療システム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小松淳)が提供するクラウド型電子カルテ「セコムOWEL」と、自社開発の主治医支援ツール「クリニックポータル」の間でAPI連携を開始します。

 在宅医療では、患者からの要請時に主治医に代わり非常勤医が対応することがありますが、その際の患者情報の安全で適切な引き継ぎが課題でした。今回のAPI連携により、「セコムOWEL」に登録された患者情報を「クリニックポータル」へ自動かつ安全に同期できるようになり、非常勤医が対応する際に必要な病状、服薬状況、緊急時対応方針などの最新情報を正確に共有します。これにより、主治医の引き継ぎ負担を大幅に軽減し、非常勤医とともに的確かつ一貫した診療を実現することで、在宅医療体制の質と安全性をさらに高めます。




▍取り組みの特徴
 今回の取り組みでは、主治医の電子カルテ「セコムOWEL」と「クリニックポータル」をAPI連携により自動同期することで、極めて機微性の高い医療情報共有における安全性と効率化を両立しました。自動同期により、主治医が把握する最新の患者情報や注意事項を含め、非常勤医に漏れなく共有することが可能となり、医師間の情報格差を減らし、一貫性のある適切な診療を実現します。
 また、多数の患者情報を扱う電子カルテは情報セキュリティの観点から、「誰が、いつ、どの情報にアクセスできるか」を厳密に管理する体制が重要です。本取り組みでは、主治医が非常勤医へ該当患者の必要な情報のみを共有する仕組みを構築することで、非常勤医が勤務外の時間帯や退職後に主治医のカルテシステムへアクセスするリスクを防ぎ、IDやパスワードの不正利用や、アクセス履歴の不透明化といった情報リスクを低減します。これにより、患者のプライバシーを守りつつ主治医と非常勤医の情報共有精度を高め、連携体制の信頼性と効率向上に貢献します。
 ファストドクターは今後も、セキュリティを重視した開発・運用を通じて、安全で高品質な在宅医療連携の実現を推進してまいります。なお、在宅医療機関向けカルテとのAPI連携は本事例で2例目となります。

▍「クリニックポータル」の特徴
自動同期による安全性と業務効率の向上
「セコムOWEL」を利用する医療機関は、病状、服薬状況、緊急時対応方針などの最新情報をワンクリックで「クリニックポータル」に同期できます。これにより、主治医と非常勤医の間で必要な情報を正確に共有し、一貫した適切な診療を患者に提供します。さらに、カルテの手動転記や二重入力が不要となることで、情報管理の安全性を高めながらスタッフの業務負担を大幅に軽減します。







患者情報の閲覧権限制御
 
医療機関は、非常勤医が閲覧できる情報を往診対象の患者に限定でき、対象外の情報へのアクセスを防ぎます。さらに、診療終了後には対象患者の閲覧権限を自動で失効させるなど、タイミングに応じて厳密に管理し、セキュリティと患者の信頼を確保します。





生成AIによる診療情報の自動サマリ機能
 
診療情報は多くの内容を含むため、初めて患者に対応する非常勤医が全情報を即座に把握するのは困難です。非常勤医は主治医から往診の指示を受けた際、「クリニックポータル」上で診療履歴とともに、生成AIが自動で要約した患者の重要情報を確認できます。これにより、診療前に短時間で要点を把握し、処置の遅れや誤判断を防ぐことで、迅速かつ質の高い診療を実現します。





非常勤医の対応をリアルタイムで把握
 
主治医は、自身が対応できない際に指示した往診案件について、非常勤医の対応状況や患者宅への到着予定時刻をリアルタイムに確認でき、安心して任せられます。診療後も、非常勤医が記録した対応内容や申し送り事項をすぐに確認でき、円滑な情報共有が可能です。





セキュリティと情報管理体制
 
ファストドクターは、機微情報を扱うサービスとして、セキュリティ専門チームを設置し、ISMS認証の取得や「3省2ガイドライン」への準拠など、情報管理とリスク対応を徹底しています。





▍ファストドクターの在宅医療支援サービス
 在宅医療とは、高齢化の進行に伴い、自宅での療養を希望する患者に24時間体制で医療を提供する仕組みです。主治医には患者の求めに応じていつでも対応する「応召義務」が課され、大きな献身が求められる一方で、国内の開業医の平均年齢は60歳を超えており、その負担軽減が課題となっています。
 ファストドクターの「在宅医療支援サービス」は、プラットフォーム内の約5,000名の医師リソースを活用し、夜間・休日など体制が不足しがちな時間帯に医療機関が非常勤医を確保し、主治医の指示のもと往診や看護師からの相談対応を継続できるよう、体制を補完・調整する仕組みを提供しています。これまでに全国500以上の在宅医療機関や地域の医師会と連携し、現在、全国の在宅患者約90万人のうち1割にあたる方々をバックアップしています。

 ファストドクターは今後も、2040年に予測される医療需要のピークに備え、在宅医療を支える現場の負担軽減と医療の質の両立を追求しながら、地域に根ざした持続可能な医療体制の構築に貢献してまいります。
在宅医療支援 サービスサイト

▍セコムOWELについて
 セコムOWELは、在宅クリニックや無床診療所向けに特化したクラウド型電子カルテです。Windows、Mac、iPad、iPhone、Androidなど多様な端末に対応し、デバイスを問わず利用可能です。いつでも。どこでも、利用できる利便性とパソコン操作に不慣れなスタッフでもシンプルな画面設計で手軽に利用できる操作性が特徴です。また、在宅医療に必要な訪問スケジュール管理や文書作成機能、患者さまへの月まとめ請求書発行機能等、在宅診療をサポートする機能が豊富に搭載されています。

セコムOWEL サービスサイト


【ファストドクター株式会社について】
 日本最大級の医療支援プラットフォーム「ファストドクター」を運営。4,800名以上の医師が登録するこのプラットフォームは、医療機関、自治体、公的研究機関、製薬や保険業界など、医療業界の多岐にわたるステークホルダーの皆さまにご利用いただくことで、地域医療を強化し、持続可能な医療体制の構築に貢献します。

所在地:東京都渋谷区恵比寿4丁目20-3
設立 :2016年8月
代表者:菊池 亮(医師)・水野 敬志
URL :https://fastdoctor.jp/corporate/

【セコム医療システム株式会社について】
セコムのめざす、誰もが安心して生活できる社会を実現する一翼を担うべく、メディカル事業を手掛けています。大切なご家族の健康を守るために、「医療」から「介護」「健康・予防」まで、セコムの安全な情報ネットワークで構築された「ICT」を活用して、切れ目のないメディカルサービスを提供しています。

所在地 :東京都渋谷区神宮前一丁目5番1号(セコム本社ビル14階)
設立  :2002年3月
代表者 :小松 淳
URL  :https://medical.secom.co.jp/

【本件に関するお問合せ】
ファストドクター株式会社 広報 田島めぐみ
メール:pr@fastdoctor.jp  電話: 090-7843-9782

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