「アートと市民をつなぐ」を目標に活動する(公財)福岡市文化芸術振興財団は、2025年12月7日(日)、福岡市民ホールにてホワイトハンドコーラスNIPPON×九州交響楽団によるインクルーシブな音楽会『みえる かんじる 新しい第九~ぼくらはみんなうたうたい~』を開催します。
当公演では、インクルーシブな芸術活動を行うユニークな合唱団「ホワイトハンドコーラスNIPPON」を中心に福岡で新たに公募した参加者たちと九州の常設オーケストラとしてアジアの交流拠点都市“福岡”に本拠地を置く九州交響楽団とのコラボレーションが実現。年末の風物詩、ベートーヴェン交響曲第9番(=第九・合唱付)の音楽会を開催します。
ドイツ手話を元に訳した「手歌(しゅか)」で12 月7 日、歓喜の歌を奏でます。

田中千智「うたうひと」2025年制作(C) 2025 TANAKA CHISATO All Rights Reserved.
出演者もお客様も誰もが心ひとつに楽しめる公演を-
2025年12月7日(日)に今年3月にオープンしたばかりの福岡市民ホール・大ホールにて、インクルーシブな芸術活動を行うユニークな合唱団「ホワイトハンドコーラスNIPPON」と九州交響楽団のコラボレーションが実現。師走の風物詩、ベートヴェン交響曲第9番(=第九・合唱付)の音楽会を開催します。12月7日、会場で白い手袋が歓喜に舞い、よろこびが響き渡る瞬間を一緒に体感しませんか?
【開催概要】
公演名:「みえる かんじる 新しい第九~ぼくらはみんなうたうたい~」
日 時:2025年12月7日(日)13時30分開演(開場は12時30分)
会 場:福岡市民ホール・大ホール(住所:福岡市中央区天神5丁目2-2)
出 演:ホワイトハンドコーラスNIPPON/九州交響楽団/
手歌指揮・コロンえりか/指揮・辻博之 (※辻は一点しんにょう)
[手歌ソリスト]S.奈苗/A.信太美紗生/T.並木晴二郎/Br.井崎哲也
[ソリスト]S.梅津碧/Ms.村椿彬子/T.新城匠/Br.濱野杜輝
九響合唱団 ほか
内 容:ベートーヴェン交響曲第9番・合唱付、手歌ワークショップ、Zero Project Anthem(※)
特設サイト:https://sites.google.com/view/whitehand-chorus-fukuoka/
前売料金:[特典付一般S席]4,500円(3,500円)[一般S席]4,000円(3,000円)
[一般A席]3,500円(2,500円)[一般B席]2,500円(2,000円)
※()内はU-18料金 (B席のみ当日も前売料金)
※障がい者割引:各券種より
※当日券は各券種前売りの500円増し
※Zero Projectとは・・・国連障害者基本条約の原則と目標に基づき、バリアのない世界を目指し活動することを目的とし、オーストリアのエスル財団が2008年に設立され、2012年より国際会議「ゼロ・コンファレンス (Zero Conference)」を主催、2014年からは国連ウィーン事務局を会場として毎年開催しています。2024年に「ホワイトハンドコーラスNIPPON」が Zero Project Awardを受賞し、オーストリア国会議事堂にてテーマソングであるZero Project Anthemを演奏しました。
https://www.youtube.com/watch?v=NGC-C4eVkfU
主催:(公財)福岡市文化芸術振興財団・(公財)九州交響楽団・福岡市
福岡市民芸術祭実行委員会(西日本新聞社・RKB毎日放送・福岡文化連盟)
共催:(一社)El Sistema Connect
協賛:九州旅客鉄道株式会社・九州電力株式会社・株式会社 西日本シティ銀行・株式会社 福岡銀行
株式会社九電工(※10月より株式会社クラフティアに変わります)・西部ガスホールディングス株式会社・西日本鉄道株式会社・株式会社JTB
後援:福岡市教育委員会・社会福祉法人福岡県社会福祉協議会・福岡市社会福祉協議会・(一社)福岡市ろうあ協会・読売新聞社・ 朝日新聞社・毎日新聞社・テレビ西日本・ KBC・FBS福岡放送・NHK福岡放送局・LOVE FM
協力: 福岡舞台芸術施設運営共同事業体(福岡市祇園音楽・演劇練習場指定管理者)・NPOティエンポ・イベロアメリカーノ
宣伝美術:田中千智/北川デザインオフィス
企画制作:(公財)福岡市文化芸術振興財団
助成:(一財)地域創造
ホワイトハンドコーラスNIPPONとは?
ホワイトハンドコーラスNIPPONはすべての子どもに開かれています。ろう者、難聴、全盲、弱視、車いすユーザーなど、多様なメンバーが所属しているインクルーシブな合唱団です。南米ベネズエラで始まった、誰もが平等に音楽教育を受けることができる音楽の社会活動「エルシステマ」の理念に共感して設立されました。障がいの有無に関わらず、また経済的な状況に関わらず、誰もが無料で参加し、学ぶことができます。手話の表現で歌う(手歌)サイン隊と、声で歌う声隊がともに奏でる音楽は、可能性に溢れた未来世代の芸術創造です。これまで、2021年新国立劇場新作オペラ『Super Angels』、NHKみんなのうた《ツバメ》、バッハ・コレギウム・ジャパンとの共演や、沖縄国民文化祭などに出演しています。2024年2月にはウィーンの財団「ZEROPROJECT」の招聘を受けオーストリア国会議事堂、国連事務局での「ZeroCon24」特別公演に出演しました。「KIDS DESIGN賞(子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門)」、バリアフリーの国際賞「ゼロ・プロジェクト・アワード2024」などを受賞。

過去の公演の様子
メインビジュアルは福岡を代表する画家・田中千智氏による描き下ろし作品「うたうひと」、コラボグッズも
本公演『みえる かんじる 新しい第九~ぼくらはみんなうたうたい~』ホワイトハンドコーラスNIPPON×九州交響楽団によるインクルーシブな音楽会のメインビジュアルを手掛けるのは、福岡を拠点に活動する画家・田中千智さんです。幕が上がる直前の一瞬を切り取った作品には、整列した子どもたちの“歌い始める直前” の様子が描かれています。緊張で顔がこわばる子、堂々とした子、好奇心に満ちた目の子―。微細な表情の違いが、見る者の想像力をかき立てます。
※今回、数量限定で販売する特典付チケットの特典は、田中千智さんプロデュース。
ホワイトハンドコーラスということで“手にまつわる”グッズを制作予定。

福岡在住 画家・田中千智氏

「うたうひと」2025年制作・絵:田中千智
【画家・田中千智氏プロフィール】
1980年生まれ、福岡県出身。福岡県在住。九州産業大学付属九州高校 デザイン科(現造形芸術科)を経て、多摩美術大学 美術学部 絵画学科 油画専攻を卒業。
2006年より福岡を拠点に画家として活動を開始。現在は能古島(福岡市西区)のアトリエで制作を行っている。2023年には福岡市美術館で個展「地平線と道」を開催。
現在は同館2階の大壁面に、13mの大作「生きている壁画」が2025年12月まで展示されている。
福岡から世界に向けて、よろこびを響かせましょう!
≪ホワイトハンドコーラスNIPPON芸術監督・コロンえりか氏プロフィール≫ソプラノ歌手。ベネズエラ生まれ。聖心女子大学、大学院で教育学を学んだ後、英国王立音楽院声楽科修士課程を優秀賞で卒業。2019年東京国際声楽コンクールにて史上初グランプリ・歌曲両部門で優勝。日本ではラ・フォル・ジュルネや井上道義指揮、野田秀樹演出の「フィガロの結婚」など全国で公演。キングレコードより「BRIDGE」をリリース。
イタリア、フランス、イギリスでの音楽祭出演、国内外で演奏活動を続けながら、ホワイトハンドコーラスNIPPONの芸術監督として、視覚・聴覚など障害のある子どもたちに音楽を教えている。一般社団法人El Sistema Connectの代表理事として音楽によるソーシャル・インクルージョンを目指した活動は2024年にバリアフリーの国際賞ゼロ・プロジェクトアワードを受賞。国連ウィーン事務局やドイツ最大の音楽祭ベートーヴェンフェストで「第九」サイン合唱の指揮や写真展プロデュースも手がけている。国際学会での発表や大学などでの講演も精力的に行っている。4児の母。

ホワイトハンドコーラスNIPPON芸術監督・コロンえりか氏
≪コロンえりか氏コメント≫
ベートーヴェンは耳が聞こえなくなってから、人の声を初めて使った交響曲『第九』を創り上げました。第4楽章「歓喜の歌」は、平和と友愛に満ちた「人間性」を思い出させてくれる人類史上非常に重要な作品です。どこかの国の偉い人のものでもなく、民衆のものであるこの革命的な作品は200年を経て、熱い福岡市民の手に託されています。
子どもも大人も、障がいのある人も、聞こえない人もドイツ手話を元にホワイトハンドコーラスNIPPONのメンバーと訳した「手歌」で歓喜の歌を奏でます。
第九が演奏される時は白い手袋という楽器のパートが世界スタンダードになり、ろう者も当たり前のように共に奏でられるようにすることが夢です。
さあ、あなたも新たな音楽の革命「第九のきせき」の物語に参加しませんか?
ライブパフォーマンス、写真展、ワークショップ、映画を通して「つながる」歓喜の世界に飛び込んでみてください。
福岡から世界に向けて、よろこびを響かせましょう!
ホワイトハンドコーラスをより楽しむための関連イベント・インクルーシブアート展を開催!!
12月7日の本番公演に先駆け、関連イベントとして「見て」「触れて」「参加して」楽しめる3つのイベントを福岡アジア美術館にて開催します。主催:(公財)福岡市文化芸術振興財団・福岡市・福岡市民芸術祭実行委員会(西日本新聞社・RKB毎日放送・福岡文化連盟)
共催:(一社)El Sistema Connect・福岡アジア美術館
後援:福岡市教育委員会・社会福祉法人福岡県社会福祉協議会・社会福祉法人福岡市社会福祉協議会・
(一社)福岡市ろうあ協会・読売新聞社・朝日新聞社・毎日新聞社・テレビ西日本・KBC・FBS福岡放送・LOVE FM
協力:(一財)さわかみ財団・株式会社アンライク 平原慎士・NPOティエンポ・イベロアメリカーノ
企画制作:(公財)福岡市文化芸術振興財団
宣伝美術:北川デザインオフィス
助成:(一財)地域創造
【関連イベント1. 第九のきせき写真展】
「歓喜の歌」を写真でも体験!手話に訳し可視化された音楽を、“きせきの人”シリーズをはじめとした写真から感じる展覧会。見えない人も触って楽しめる立体写真や実際に体験できる手歌ワークショップにフォトセッション。「見て」「触れて」「参加する」インタラクティブでインクルーシブなアートを体感。
開 期:2025年9月11日(木)~16日(火)9時30分から18時
※金・土のみ20:00まで ※入場はギャラリー閉室の30分前まで
会 場:福岡アジア美術館8F・交流ギャラリー
入 場:無料
【関連イベント2. 歓喜-Freude- フォトセッション&手歌ワークショップ】
フォトセッションのテーマは、第九のキーワードである「歓喜―Freude―」。
コロンえりか氏による手歌ワークショップで覚えた歓喜の手話表現をLEDライトの入った白い手袋をつけ、写真家・田頭真理子氏に撮影してもらい、12月7日の公演当日に会場・ホワイエにて展示します!
開 期:2025年9月15日(月・祝)
1.1回目/13:00~14:30 2.2回目/15:00~16:30
※受付は各回30分前から開始します。
会 場:福岡アジア美術館8F・交流スタジオ
入 場:無料
定 員:手歌ワークショップ/定員なし・フォトセッション/各回10~12組程度(先着順)
【関連イベント3. ドキュメンタリー映画上映「ホワイトハンドコーラスNIPPON Freude!よろこびのうた」(新作含む2作品)】
「ホワイトハンドコーラスNIPPON」の子どもたちがプロオーケストラ・合唱団と同じ舞台に立ちベートーヴェンの「第九」に挑戦したドキュメンタリーとウィーン遠征の続編ドキュメンタリーの2作品を上映。
上 映 日:2025年9月14日(日)・15日(月・祝)10:00~20:00
会 場:福岡アジア美術館8F・あじびホール
料 金:500円/回 ※未就学児・賛助会員は無料
上映スケジュール:特設サイトにて掲載
≪写真家・田頭真理子氏プロフィール≫
写真家。広島県尾道市出身。写真家立木義浩氏と出会い写真家を志す。
郵船クルーズの客船「飛鳥」専属カメラマンを経験したのち、東京工芸大学写真学科入学。2006年独立。日本郵便、サントリーなどの広告写真、「音楽の友」表紙撮影、音楽家、研究者、経営者、政治家のポートレートなど。2017年に「ホワイトハンドコーラス」と出会いこどもたちとの関わりの中で得たインスピレーションによって「第九のきせき」の制作を開始。2021年11月東京芸術劇場、2022年4~5月ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」、2024年2~3月WESTLICHT SCHAUPLATZ FUR FOTOGRAFIE(オーストリア・ウィーン)、
2024年9月ベートーヴェンフェストinボンにて展示。第1回SDGs岩佐賞受賞。

写真家・田頭真理子氏
(公財)福岡市文化芸術振興財団について
福岡市における文化芸術の振興を図るための事業を行い、市民の充実した生活の実現と薫り高い市民文化の創造に寄与することを目的に、1999年3月に設立されました。文化芸術は、すべての人の生活の中にあるもの。「アートと市民をつなぐ」を目標に、発足以来、1人でも多くの方が身近に文化芸術に触れ、感動し、熱くなれる“きっかけ”を提供しています。
【会社概要】
団体名:(公財)福岡市文化芸術振興財団
所在地:福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル8F
理事長:石原 進
事業内容: 文化芸術に親しむきっかけづくり・市民の文化芸術活動の支援・情報発信事業の推進
設立: 1993年3月
HP:https://www.ffac.or.jp/

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