医療現場における様々な業務効率化ソリューションを提供するDr.JOY株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・医師:石松 宏章、以下 Dr.JOY)は、2024年6月に提供を開始した医療機関特化型AI電話サービスの導入施設数が、この1年で105施設に達したことをお知らせいたします。
本サービスは、病院やクリニックにおける「電話がつながらない」「電話対応が頻発し作業時間が削られる」という慢性的な課題を解消し、24時間対応による電話応答率100%の実現や業務負担の大幅軽減につながるソリューションとして高く評価されています。また、第1回「病院DXアワード2025」において優秀賞を受賞するなど、医療現場のDX推進に資するサービスとして注目を集めています。
導入医療機関の現場スタッフを対象にしたアンケートでは、96%が本サービスによる業務改善効果を実感したと回答しており、電話対応業務の効率化に大きく寄与していることが明らかになりました。

■AI電話の開発背景
医療現場では、患者さまの「電話がつながらない」という不安やストレス、スタッフの「電話対応に追われ本来の業務が後回しになる」という問題が深刻化していました。実際、ある医療機関では、1日約1,200件を超える入電がありながらも、そのうち約3割は対応できず、患者さまも医療現場も負担を抱えていました。こうした現状を打破するためにAI電話は開発されました。
AIが24時間365日対応し、診療予約や問い合わせなどをスムーズに一次受付することで、患者さまの安心感を高めるとともにスタッフの負担を軽減し、本来の業務に専念できる環境を提供しています。
■AI電話説明動画
https://www.youtube.com/watch?v=IXIsXLs_fHI
1分でわかる!AI電話
■機能一覧


■AI電話の活用シーン
- 診察予約(新規予約、変更、キャンセル、確認)
- 健診 / 人間ドック予約
- 疑義照会(薬薬連携)
- 地域連携(予約依頼、資料請求依頼、FAX到着確認、入院 / 転院依頼)
- 職員の勤務連絡
- 施設間搬送
- BCP対応 など

■AI電話導入施設

■導入事例|活用シーン別
- 「診察予約」/ 浦添総合病院様

【導入効果】
▶総入電件数(月):80%減〔7,191件→1,455件〕
▶不応需件数(月):95%減〔6,160件→291件〕
▶新規予約件数の増加:1.6倍
▶外来患者数(月):50名増〔前後3カ月平均〕
▶その他:
・予約変更電話の応対がAIで自動化され、スタッフ最大7名体制→4名で運用が安定
・患者からの「電話がつながらない」苦情が解消
・AI対応により新人スタッフの育成期間が約1カ月に短縮
・電話応対記録も自動化され、カルテ入力業務の残業が削減
・導入後、現場の雰囲気やスタッフの表情までが改善されたと実感
- 「健診 ・人間ドック予約」/ 倉敷中央病院付属予防医療プラザ様

【導入効果】
▶受電件数:1.2倍
▶平均応対時間(1人あたり):約1/3〔運用前 平均約10分→運用後 平均3~5分〕
▶その他:
・患者からの「電話がつながらない」苦情が解消
・AIが一次対応することで新人スタッフの不安も軽減
- 「薬薬連携(疑義照会)」 / 小山記念病院様

【導入効果】
・電話対応の駆け引きや負担がなくなり、集中力と効率が向上
・疑義照会 / 報告 / 問い合わせの3シナリオで対応を最適化
・「伝えられている安心感」で患者にも丁寧な説明が可能に
- 「荒天・災害時」 / 浦添総合病院様・札幌徳洲会病院様

【導入効果】
・災害時でもAI電話が確実に一次対応し、患者に迷惑をかけない運用が可能に
AI電話サービスのその他導入事例はこちら
■導入事例|担当者別
- 決裁者 :だから、AI電話に決めました。決裁者が“Dr.JOYのAI電話”を選んだ理由。

- 現場責任者:電話業務・チームはどう変わる?現場責任者のAI電話効果実感

- 現場担当者:日々の電話はどう変わる?現場担当者のAI電話効果実感

■受賞実績
医療・介護経営者向けニュースメディア「CBnews」が主催する、病院のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を支援する企業を表彰するイベント「病院DXアワード2025」にて、優秀賞を受賞。


撮影:株式会社CBホールディングス CBnews
■Dr.JOY株式会社 代表取締役・社長|石松 宏章 コメント

臨床医として現場で診療に従事していた際、病院業務の随所にアナログで非効率な業務が数多く存在することを痛感し、いつかその状況を改善したいと強く願っていました。そして数年後に、自らが「鳴り止まない電話」や患者様からの電話がつながりにくいといった課題に対して、解決策を提供する立場になるとは想像していませんでした。
今後は、多言語対応やさらなる自動化など、AI電話サービスの機能拡張を継続的に推進してまいります。加えて、医療現場における業務全体の効率化に貢献すべく、AI電話に限らず多様な業務改善ソリューションの開発・提供にも取り組み、患者様と医療従事者の双方にとって、安心かつ便利な医療体制の構築を支援していきたいと思います。
■Dr.JOY株式会社 執行役員・AI電話事業責任者|酒井 政次 コメント

AI電話サービスが提供開始から1年を迎え、導入医療機関が全国で100施設を超えたことに、大きな手応えと喜びを感じております。私は2023年5月にDr.JOYに入社して以来、約2年間AI電話事業を牽引してまいりました。全国の医療従事者の皆様が長年抱えてこられた「電話がつながらない」という課題に対し、AI電話サービスを通じて支援できたことは非常に感慨深く、チーム一同にとっても大きな励みとなっております。また、本サービスの開発にあたっては、エンジニア、医療従事者、現場チームと密に連携し、病院の実情に即したソリューションの設計にこだわってまいりました。
今後もAI電話サービスの機能拡充や導入先の拡大に積極的に取り組み、医療現場のコミュニケーションにおける構造的な変革に寄与していきたいと考えております。
■会社概要

「すべての医療従事者に、次の一手を」を企業ビジョンに、医療現場における様々な業務効率化ソリューションを提供。医師を中心とした医療従事者向けサービス「Dr.JOY」、製薬企業をはじめとする医療関連企業向けの情報提供ツール「Pr.JOY」、AI電話サービスなど。
●社名:Dr.JOY株式会社
●本社所在地:東京都港区虎ノ門2丁目6番1号 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー17F
●代表取締役社長・医師:石松 宏章
●設立:2013年11月
●事業内容:医療分野におけるソフトウェア開発・運用 / 医療機関への医療・医薬品情報の提供
●企業HP :https://www.drjoy.jp/
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