三菱地所株式会社と公益財団法人彫刻の森芸術文化財団は、芸術性豊かなまちづくりを目指して、1972年より丸の内仲通りを中心に、近代彫刻や世界で活躍する現代アーティストの作品を展示するプロジェクト「丸の内ストリートギャラリー」を展開しています。このほど3年ぶりとなる新作の設置や、一部作品の入れ替えを行いました。公式サイトでは、今回新作を展示したアーティスト4名の作品公開を本日7月8日より開始いたします。
*公式サイト:https://www.marunouchi.com/lp/street_gallery/
今回の「丸の内ストリートギャラリー」では、丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)内に計17の作品(現代作家による新作4点、入れ替え作品3点、継続作品10点)を展示しており、丸の内を散策しながらアート鑑賞を身近に体感していただけます。

■「第44回 丸の内ストリートギャラリー」実施概要
展示期間:2025年7月~
展示場所:丸の内仲通り、丸の内オアゾ前、一号館広場(三菱一号館美術館)
主催:三菱地所株式会社
監修:公益財団法人彫刻の森芸術文化財団
展示アーティスト:H&P.シャギャーン/イワタルリ/ウンベルト・マストロヤンニ/佐藤正和重孝/ジム・ダイン/中谷ミチコ/中村萌/名和晃平/パヴェル・クルバレク/舟越桂/ヘンリー・ムーア/マグダレーナ・アバカノヴィッチ/三沢厚彦/八ツ木のぶ/山本桂輔/ルイジ・マイノルフィ/レナーテ・ホフライト *五十音順
公式サイト:https://www.marunouchi.com/lp/street_gallery/

【作品マップ】


■現代作家による新作(4点)

Profile:
1988年、東京都生まれ。2012年女子美術大学大学院美術研究科美術専攻修了。楠を素材に油絵具で彩色した木彫作品を中心に制作。楠と対話しながら、その中にある形を彫り出すというスタイルで、彫刻や絵画を通じて独自の世界観を表現する。愛らしさや繊細さに加え、ときに恐れや荒々しさも内包した作品は、国境を越えて注目を集めている。国内外の個展や芸術祭に多数参加し、近年は平面作品にも積極的に取り組んでいる。

Profile:
1979年、東京都生まれ。2001年東京造形大学美術専攻美術II類(彫刻)卒業。2018年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。長い年月、人類がおこなってきた「ものを作る、想像する、思考する」という事への関心を軸に、土壌に埋まった無意識や自然性をいかに掘りだすかを考えながら、彫刻や絵画を制作している。作品には植物、動物、鉱物などを同時に想起させる有機的なモチーフが、図形や抽象形態と絡み合いながら登場する。他愛のない日常や、夢想といった個のもつ抽象的な繊細さを出発点と考え、「特別な、空への憧れ」ではなく、「無名の、忘れられていく地底」といったものを通して世界を見ようとしている。

Profile:
1973年、北海道函館市生まれ。1998年東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。
黒御影石などの硬質な石材の持つ質感や割れを活かし、古代文明の象徴のように甲虫を「神化」した造形を探求。
様々な角度から美しいシルエットを意識し、石の自然な艶や空洞構造を通じて生命の息遣いや時間の流れを表現している。

Profile:
1951年、東京都生まれ。1977年東京芸術大学大学院修了。キャストワーク(鋳造)による大型彫刻から、宙吹き技法を用いた色彩豊かで抽象的な花器など、工芸的かつ日常使いの作品まで多岐にわたる。ガラス特有の光による多様な見え方の変化を活かし、キャストワークで生み出されるガラスの塊とその型である耐火石膏や窯出し時に生じたクラックの痕跡を意図的に作品に残すことで、繊細な素材のイメージに相反する力強い存在感を生み出している。
■入れ替え作品(3点)













<丸の内"まちまるごとワークプレイス"構想>
丸の内エリアの特性の一つは、135年以上にわたるまちづくりを通じてお客様や
様々なステークホルダーと共に築き上げてきた「利便性と集積」です。
その特性を踏まえ、テナント企業が自社オフィスだけでは実現できないことや、
個社単独の取り組みでは実現しにくいことを「まちまるごと」でサポート、
エリア全体がプラットフォームとして機能することで、働き方の質や効率を高めます。

始動リリース:https://www.mec.co.jp/news/detail/2025/05/22_mec2500522_machi
■参考(音声コンテンツの提供について)
―耳とからだで聴く、彫刻たち。―
Be Smart Tokyo × 丸の内ストリートギャラリー
「Auris」で拡がる新アート体験 提供開始
「第44回 丸の内ストリートギャラリー」の実施に際し、株式会社GATARIのMixed Reality(MR、複合現実)※1プラットフォーム「Auris(オーリス)」を活用した、視覚障がい者を含む誰もがアートを体験できる音声コンテンツの提供を開始いたします。

・オリジナルガイドストーリー
3年ぶりに作品の入れ替えを実施した丸の内ストリートギャラリー。各作品にまつわるエピソードや、丸の内の歴史を織り交ぜた、「アートと丸の内を楽しむ」オリジナルのガイドストーリーをお楽しみいただけます。
・誰もが楽しめるコンテンツ提供
音声による誘導とナレーションを組み合わせたコンテンツ設計を行い、リアルな空間における身体の動きと連動した音の演出によって、視覚に障がいのある方も安心してお楽しみいただけるコンテンツを提供いたします。
・作品を“目で見る”だけではなく、“耳で聴き、心で感じる”体験へ。
丸の内ストリートギャラリーに配置されたアートの前で、視覚だけでは受け取ることのできない、作品の背景や物語、空気感を味わうことができます。
音でひらかれる、新しいアートとの出会いを、どうぞお楽しみください。
※1 Mixed Reality(MR、複合現実):リアル空間とデジタル空間がシームレスに融合し(ミックスされ)、リアルなモノとバーチャルな情報を等価に表示・操作することができる状態のこと

【実施概要】
期間 :7月8日(火)~提供開始
場所 :丸の内仲通り(丸の内ストリートギャラリー)
体験時間 :10時~18時 ※7月8日(火)初日のみ15時~18時
料金 :無料 ※通信料はご負担ください。
事前予約 :不要
対象年齢 :どなたでも ※小学生以下は保護者同伴。
主催 :丸の内ストリートギャラリー
(三菱地所株式会社 / 監修:公益財団法人彫刻の森芸術文化財団)
協力 :Be Smart Tokyo
企画・運営:株式会社GATARI
WEBサイト:https://www.marunouchi.com/pickup/event/7085/
※実施内容、体験方法の詳細は、上記WEBサイトからご確認いただけます。
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