
「ISO/IEC 27017」について
「ISO/IEC 27017」は、クラウドサービスに特化した情報セキュリティの国際規格であり、クラウドサービスの提供者および利用者が直面する特有のリスクに対応するための管理策を定めたガイドラインです。
この規格は、より安全で信頼性の高いクラウド運用を実現するために、「ISO/IEC 27001」の基本的なセキュリティ管理に加えて、クラウド特有の脅威や責任分界に関するベストプラクティスを明確に提示しています。取得には「ISO/IEC 27001」の認証が前提となり、クラウドサービスに関する情報セキュリティ管理体制が国際的に認められることを意味します。
カサナレ株式会社では、Microsoft Azureを基盤とするクラウドサービスの運用において、同規格に準拠したセキュリティ体制を構築し、このたび「ISO/IEC 27017」の認証を取得しました。これにより、お客様に対して、より安心・安全なクラウドサービスを提供できる環境が整備されたことになります。
認証の概要
認証規格:ISO/IEC 27017:2015(ISMSクラウドセキュリティ)
認証登録番号:CLOUD 824182
認証登録機関:カサナレ株式会社
対象範囲:Microsoft Azureをクラウドサービスとして利用するISMSクラウドセキュリティマネジメントシステム
初回認証登録日:2025年6月8日
有効期限:2027年6月9日
認証機関:BSIグループジャパン株式会社
認定機関:一般社団法人情報マネジメントシステム認定センター(ISMS-AC)
クラウドセキュリティ強化への取り組みと認証取得の背景
生成AIの業務活用が本格化する中で、企業が自社固有のデータを活用し、より実践的かつ高精度なAI運用を実現するニーズが高まっています。カサナレ株式会社が提供する企業向け生成AIソフトウェア「Kasanare」では、こうした固有データをクラウド環境に安全に保管・活用しながら、導入から運用・管理までを一貫して支援する仕組みを提供しています。
その一方で、クラウドにおける機密情報の取り扱いや障害発生時の対応体制といったセキュリティレベルは、企業の信頼を左右する重要な要素です。当社では、クラウドセキュリティに関する国際規格「ISO/IEC 27017」の認証を取得することで、当社の運用体制が国際的な基準に適合していることを第三者機関より認定されました。
今後もお客様の重要な情報資産を預かる責任を果たすべく、情報セキュリティ管理体制のさらなる強化と継続的な改善に努め、安心・安全で信頼性の高い生成AI活用基盤を提供してまいります。
「Kasanare(カサナレ)」について
Kasanareは、企業の業務をAIで効率化・自動化するエンタープライズ生成AIソフトウェアです。
企業データを学習し、「問い合わせ対応の自動化」「定型文書の作成」「社内ナレッジの検索補助」などの反復業務を自動化。さらに、データ修正や管理の手間を最大90%削減し、運用負担を軽減します。
独自技術「テクノロジーピース(R)」により、セキュリティ強化、多言語対応、データ最適化など、必要な要素を自在に組み合わせ、要件に合わせたカスタマイズが可能。RAGやAIエージェントも標準搭載し、企業の成長を支えるAI基盤を提供します。

社名:カサナレ株式会社
設立:2022年8月
住所:東京都渋谷区道玄坂1丁目12−1 渋谷マークシティWEST棟 22F
事業内容:Generative AIを用いた業務特化型クラウドサービスの開発
URL:https://www.kasanare.co.jp/
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