AIプラットフォーム「Ai Workforce」、三菱HCキャピタルがリース資産登録業務に導入、年間1.2万時間の削減へ ~独自の技術であらゆる様式の見積書から登録データの自動作成を実現~ - PR TIMES|RBB TODAY
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AIプラットフォーム「Ai Workforce」、三菱HCキャピタルがリース資産登録業務に導入、年間1.2万時間の削減へ ~独自の技術であらゆる様式の見積書から登録データの自動作成を実現~




株式会社LayerX(東京都中央区、代表取締役CEO 福島良典、以下「LayerX」)が提供するAIプラットフォーム「Ai Workforce(エーアイ ワークフォース)」が、総合リース会社である三菱HCキャピタル株式会社(東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員 久井大樹、以下「三菱HCキャピタル」)に導入されました。

AIプラットフォーム「Ai Workforce」の導入により、リース資産のシステム登録業務の省力化を目指します。
導入の背景
リース業務では、サプライヤーごとに異なるフォーマットの見積書を受領し、リース料の算出や物件の法定耐用年数の特定などをおこない、システムに登録して管理することが不可欠です。年間数万件に及ぶサプライヤー見積書を人手で処理する負担は大きく、従来のRPAやOCRでは多様な見積書フォーマットから明細データを自動で取得することが難しいという数十年来の課題がありました。

三菱HCキャピタルは、「経営の中長期的方向性」における重要戦略として位置付けられているDX戦略のもと、基幹業務レベルでの生成AI活用に挑戦。Ai Workforceは、多様なフォーマットの見積書を読み取り、基幹システムに登録するためのデータ作成をワンストップで実現する点が評価され、導入に至りました。
導入の概要
三菱HCキャピタルは、リース契約時に発生するサプライヤーからの見積書の処理において、「Ai Workforce」を活用。見積書をアップロードするだけで、AIが明細データを抽出・整形し、物品の分類やコード付与を自動化。業務の内容に即してカスタマイズしたExcelテンプレートへの自動転記やCSV変換まで、ワンクリックで完了できるようになりました。



2025年2月に実施したトライアルでは、約350件の見積書を処理し、正答率80%を超える精度となり、見積書のデータ化による省力化効果を89.7%のユーザーが実感しました。

また、これまでシステムへのデータ登録作業は、枚数の多い見積書では1時間以上を要することもありましたが、導入後は見積書のアップロードから処理完了まで半分以下の作業時間で済むようになります。バックオフィス部門を中心に導入し、年間1.2万時間の業務削減が見込まれています。
Ai Workforceが実現したこと
1.多様な帳票フォーマットの読取
Ai Workforceは、従来のRPAやOCRでは対応が難しい多様な帳票フォーマットを柔軟に解析し、データの正確な抽出と整形を実現します。サプライヤーごとに異なる見積書様式にも対応し、LLM(大規模言語モデル)の自然言語処理能力とルールベースのアプローチを組み合わせたワークフローにより、帳票の内容を構造化して業務フローに統合します。このアプローチにより、複雑な帳票処理でも高い精度と効率性を実現し、業務負担を大幅に軽減します。
2.ユーザー視点で設計されたレビュー体験
AIの回答は100%の正確性を保証するものではないため、確認作業が不可欠です。Ai Workforceは、利用者が効率的かつ直感的にレビューができるように設計しています。AIが生成したデータを人間の確認ステップごとに表示し、現場担当者が安心してAIを活用できる環境を構築しました。さらに、今後はAIによる判断理由の提示や回答候補の提案をおこない、人間の判断をサポートする機能の実装も予定しており、よりユーザーに寄り添ったレビュー体験の実現を目指します。
3.現場担当者との密接な連携による業務ルールの最適化
Ai Workforceの導入プロセスでは、現場担当者との密接な連携を重視しました。この二人三脚のアプローチにより、技術と業務の橋渡しがスムーズに行われ、現場のニーズに即した実用的なソリューションを提供することが可能となりました。
取り組みの今後の展望
今回の取り組みにより、見積書の明細情報が構造化データとして取得可能となり、リース資産の品名や数量、金額などの詳細情報を一元管理することが可能となりました。今後は、取得した結果をデータベースに登録し、エージェント機能を活用して、ユーザーが自然言語で質問を投げかけると、AIが関連するドキュメントを自律的に調査し、意思決定に役立つ情報をわかりやすいレポート形式で返答する仕組みを構築します。この仕組みを通じて、営業活動やリース資産のライフサイクル管理などのさらなるアセットデータの活用を推進していきます。




Ai Workforceの今後の展望
今回、LayerXは、「プロセスマイニング」といわれる、業務の手続きやルールを過去の業務ログから分析して一般化された業務プロセスを導き出すところから、Ai Workforce内でのワークフロー構築までご支援しました。

業務への導入には、この「プロセスマイニング」が重要となりますが、従来はコンサルタントがヒアリングや資料分析を通じて人手で行っていたため、多くの労力と時間がかかるという課題がありました。

今後は、AI・LLMを使ったプロセスマイニング(AIプロセスマイニング)に取り組んで参ります。具体的には、Ai Workforceにおけるワークフローの自動生成や修正機能により、プロセスマイニングを自動化し、複雑かつ属人的な業務であっても即座にAIによる自動化ができるプラットフォームになることを目指します。
三菱HCキャピタル株式会社 事務部 関様、カスタマーサポートセンター藤田様コメント 
当業務について、これまで何度も機械化を試みましたが、サプライヤーごとに様式が異なるフォーマットのデータ化が障壁となり実現できませんでした。今般LayerX社のAIプラットフォーム「Ai Workforce」の導入により、課題であったデータ化やオペレータの経験に依存していた一連の作業が機械化でき、現場負荷を大きく軽減できたと考えています。ご担当頂いたエンジニアの方には、なじみのないリース業務の理解に正面から取り組んで頂いたこと、また現場と一体感を以てプロジェクトを推進頂き大変感謝しております。
リース業界向けソリューションの提供開始とセミナー開催のご案内
この度、「Ai Workforce リースソリューション」の提供を開始しました。本ソリューションは、リース企業の資産管理をAIでサポートし、業務効率化と攻めのデータ活用を実現します。詳細は以下のプレスリリースをご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000479.000036528.html

また、三菱HCキャピタル株式会社様をお迎えし、Ai Workforce導入で実現する業務効率化とアセットデータ活用についてお話しをいただくセミナーを開催します。
- 日時:2025年7月29日(火)17時-19時 ※16時半開場
- 場所:株式会社LayerX イベントスペース(東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹ビル 5F)
- 参加費:無料
- 申し込みフォーム:https://forms.gle/sSjXRTPPMgpZB5jLA
- ご案内締切:2025年7月7日(月)
- 注意事項:本セミナーは、リース企業に所属している方を対象としたご案内となります。リース企業以外の方につきましては、個別にお問い合わせください。


三菱HCキャピタルグループについて
Webサイト https://www.mitsubishi-hc-capital.com/
三菱HCキャピタルグループは、“未踏の未来へ、ともに挑むイノベーター”を「10年後のありたい姿」に掲げ、その実現に向けて、祖業のリースはもとより、有形無形のアセットの潜在価値を最大限に活用したサービスや事業経営などに取り組んでいます。「カスタマーソリューション」「海外地域」「環境エネルギー」「航空」「ロジスティクス」「不動産」「モビリティ」の7つのセグメントのもと、連結総資産は11兆円超、連結従業員は約8,400人を擁し、世界20カ国以上で事業を展開しています(2025年3月末時点)。
Ai Workforce (エーアイ ワークフォース) について
Ai Workforceは、「企業と共に成長する」をコンセプトとしたAIプラットフォームです。「AIワークフロー」機能を活用し、企業ごとに異なる業務プロセスをAIに教えることで、営業・法務・人事・研究開発といった幅広い業務におけるドキュメントの管理・作成・レビューを実現します。1つのプラットフォーム上で異なる部署の幅広い業務をカバーできるため、AI活用の「サイロ化」を防ぎます。
PDFや Microsoft Word、Excel、PowerPoint 等のドキュメント処理に特化しており、生成AIでの処理に限らず、カスタマイズしたExcelテンプレートへの転記や機密情報のマスキングなど、多彩なモジュールを備えています。ドキュメントの検索機能も充実しており、社内に散在するナレッジやノウハウを利用者がアクセスしやすい形で蓄積・共有することができます。
製品紹介ページ:https://getaiworkforce.com/
株式会社LayerX概要
LayerXは「すべての経済活動を、デジタル化する。」をミッションに掲げ、SaaS+Fintechを軸に、AIを中心としたソフトウェア体験を社会実装するスタートアップです。 法人支出管理や人的資源管理などの業務効率化クラウドサービス「バクラク」を中心に、デジタルネイティブなアセットマネジメント会社を目指す合弁会社「三井物産デジタル・アセットマネジメント」、大規模言語モデル(LLM)関連技術を活用し企業や行政における業務効率化・データ活用を支援する「AI・LLM事業」などを開発・運営しています。
設立:2018年8月
代表者:代表取締役CEO 福島良典 / 代表取締役CTO 松本勇気
所在地:東京都中央区築地1-13-1 銀座松竹スクエア5階
資本金(準備金含む):132.6億円
コーポレートサイト:https://layerx.co.jp/
採用サイト:https://jobs.layerx.co.jp/
お問い合わせ:https://layerx.co.jp/contact

事業サイト:
・バクラク:https://bakuraku.jp/
・Ai Workforce:https://getaiworkforce.com/
・三井物産デジタル・アセットマネジメント:https://corp.mitsui-x.com/
・オルタナ(ALTERNA):https://alterna-z.com/


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