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教育DXを推進

~薬剤師の対人業務教育にAIオンライン服薬指導学習システム~

 株式会社NTT ExCパートナー(エヌ・ティ・ティ エクシーパートナー 本社:東京都千代田区、代表取締役社長:矢野 信二)と学校法人 名城大学(名古屋市天白区、学長:野口光宣)薬学部の牛田誠准教授は、共同で「AIオンライン服薬指導学習システム」を開発しました。6月17日(火)の授業から新システムを用いた学習を始め、その様子を報道機関向けに公開※します。
※取材要領は、以下「4.授業公開について」を参照ください。
1.AIオンライン服薬指導学習システムのポイント
- 生成AIの技術を用いて、AI患者との対話により、相手や時間にとらわれずに服薬指導のトレーニングが可能。
- AI患者には、性格や病歴などのパーソナルデータが設定されており、それらを変更することで様々なシチュエーションに対応した実習を実現。
- 対話内容に基づいてフィードバックが行われ、学生個々の学習課題を抽出。

2.本取組みの経緯
 薬剤師には、薬の知識以外にも、服薬指導などの対人業務の重要性が唱えられています。患者から必要な情報を収集して薬物療法を提案するためには、高いコミュニケーション能力が必要になりますが、大学内でのコミュニケーション能力教育には限界があり、実務実習までに十分な教育ができない課題がありました。そこで、生成AIの対話技術を用いて、患者役を手配する人的負担や時間をなくした自己学習システムを構築しました。本システムは、4年生前期の『薬物治療マネジメント』科目で、システムの有効性を確認する目的も含め活用を開始します。
 『薬物治療マネジメント』は、1~3年までの学びを臨床現場の「症例」の上で再構築し、薬物治療の問題抽出と解決能力、薬物治療の実践的能力の醸成を目的とした科目。複数教員が症例に関する基礎講義や演習を担当し、学生は提示された症例をもとに、1週間をかけて最適な薬物療法をグループで検討します。これまでは、はじめに提示した同じ情報のみで検討していましたが、本システムを活用することで、患者情報や文字で表現が難しい患者の想いが確認できるようになります。
 2021年の開発当初は、4年生を対象とした実習で一定の効果は見られたものの、AI患者との対話が画一的になり、繰り返しの実施や汎用性に課題がありました。しかし、近年のAI技術の発達によってリアルな会話が可能となり、様々なシーンでの活用や学習効果の向上が見込まれるようになりました。講義以外にも、薬学共用試験(OSCE)前などの自己学習での活用も検討しています。



3.システムの仕組み
 1.シナリオ 2.患者のパーソナルデータ 3.フィードバック項目の3つが設定されます。ユーザーの発話をAI (ChatGPT) が音声認識しテキスト化され、AIが返答をテキストで出力。出力された返答を動画生成AI (HeyGen) によって自動音声でユーザーに返答します。音声に反応してAIキャラクターもリップシンクするため、よりリアルな対話体験が可能になります。
 会話が終了後、フィードバック画面が表示され、各項目の評価と総合評価、良い点や改善点が示されます。



4.授業公開について

5.本件に関するお問い合わせ先
株式会社NTT ExCパートナー
<本取組みに関するお問い合わせ>
 DXソリューション部 コンテンツ部門 吉野
 Mail:vcs@nttls.co.jp

<AI活用推進に関するお問い合わせ>
 AI協創イノベーション室 ビジネス戦略担当 岡田
 Mail:aico@ntt-ba.co.jp

<報道機関からのお問い合わせ>
 経営企画部 経営企画担当 大竹、岩佐、大槻
 Tel:03-5860-3360/Mail:press@ntt-ba.co.jp

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