
株式会社AndTech(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:陶山 正夫、以下 AndTech)は、R&D開発支援の一環として、「高分子材料の開発」の課題を解決すべく「入門編」として全3回の技術セミナーを開講します。
高分子技術の基礎から工業化へのプロセスを学べる入門講座です。大手石油化学メーカーで研究所長など歴任した講師による実務経験に基づき、高分子材料の分子構造と物性について解説します。また、生産設備や投資の採算性など製品開発に関するコスト試算についても解説します。
本講座は、2025年06月17日(木)・6月25日(水)・7月16日(水)に開講します。
途中参加の方は、過去回の録画視聴を案内します。
Live配信・WEBセミナー講習会 概要
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テーマ:高分子材料技術と工業化プロセスの実践知識入門(全3回)
~基礎から応用、スケールアップ、コスト試算、製造まで徹底網羅、実践講座シリーズ~
開催日時:
第1回 6月17日(火) 10:30-16:30 「初心者のための高分子技術入門講座」
第2回 6月25日(水) 10:30-16:30 「ポリマー製造技術入門講座」
第3回 7月16日(水) 10:30-16:30 「高分子材料の工業化プロセス入門」
録画視聴:途中参加の方は過去回の録画視聴が可能です。
参 加 費:99,000円(税込) ※ 全3回分
URL :https://andtech.co.jp/seminars/1f0202a2-21a4-689e-aa06-064fb9a95405
WEB配信形式:Zoom(お申し込み後、URLを送付)
セミナー講習会内容構成
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(元)住友化学・研究所長/現AndTech・顧問:今井 昭夫 氏
本セミナーの受講形式
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WEB会議ツール「Zoom」を使ったライブLive配信セミナーとなります。
詳細は、お申し込み後お伝えいたします。
下記プログラム全項目(詳細が気になる方は是非ご覧ください)
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第1回 初心者のための高分子技術入門講座
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【講演主旨】
高分子の合成・製造についての初歩的な考え方を解説し、次に高分子材料の分子構造と物性との関係について説明し、更に実用化されている高分子材料の成形技術や複合化技術について紹介する。
【プログラム】
第1部 「高分子の合成と工業化の初歩知識」
1.高分子(ポリマー)とは?
1.1 高分子とは何か?
1.2 高分子の種類にはどのようなものがあるか?
1.3 高分子の材料の物性や機能は、どのように決められるのか?
1.4 高分子材料はどのような成形技術により最終製品になるのか?
2.高分子の合成反応の考え方
2.1 高分子の合成(重合)反応とはどのように進行するのか?
2.2 重合反応の種類にはどのようなものがあるのか?
2.2.1 付加重合と重合活性種
2.2.2. 重縮合と重付加
2.3 原料モノマーから見た重合反応の適用
オレフィン、ビニル芳香族、共役ジエン、 非共役ジエン、置換エチレン、シクロアルケン、
不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸エステル、 環状エーテル、アルコール/フェノール/チオール/カルボン酸
2.4 重合反応の相と重合反応プロセス
バルク重合、溶液重合、懸濁重合、スラリー重合、乳化重合、気相重合
3.分子の製造プロセスのフローとは?
重合反応槽、ポリマー回収、脱触媒、副資材回収、原料精製・回収再生、副生物処理、
4.高分子の工業化のための化学工学的技術とは?
伝熱・撹拌混合、 スケールアップ、ビーカースケールでの検討要件 、ベンチスケールでの検討要件、パイロットスケールでの検討要件
第2部「高分子材料の構造と物性の初歩知識」
5.高分子(ポリマー)の構造とは?高分子の大きさは?高分子の性質はどのように決定されるか?高分子材料の物性上の特性とは?
6.高分子の分子構造と物性・機能の関係は?
6.1 高分子の種類と物性
(1)高分子物質の特性の温度依存性、 (2)ガラス転移温度と高分子材料
(3)熱可塑性樹脂、 (4)熱硬化性樹脂、 (5)合成ゴム、 (6)熱可塑性エラストマー
6.2 実用的ポリマー材料に必要とされる主要な高分子物性
(1) 剛性、 (2)引張強度、(3)耐熱性、(4)衝撃強度 (5)成形性
6.3 高分子材料の構造・物性・機能の測定・解析
(1)測定装置、(2)測定方法、(3)物性の規格
7.高分子材料の劣化と耐久処方
7.1 高分子の劣化・変質の要因は?
7.2 耐久性向上のための添加剤処方
(1)酸化防止安定剤、(2)帯電防止剤、(3)難燃剤、(4)滑剤、(5)着色剤、(6)改質
第3部:「高分子材料の成型技術と複合化技術の初歩知識」
8.高分子材料の成形加工技術
8.1 熱可塑性樹脂の成形
(1)押出成形、(2)射出成形、(3)圧縮(プレス)成形、(4)ブロー成形(5)回転成形
8.2 熱硬化樹脂の賦形
8.3 ゴム材料の賦形と加硫
8.4 熱可塑性エラストマーの成形
9.高分子の混合・ポリマーアロイ
9.1 高分子の混合と相溶性
9.2 非相溶性ポリマーアロイとリアクティブプロセッシング
9.3 ポリマーアロイの相構造と物性、
9.4 ミクロ/ナノ分散構造制御の考え方
10.高分子複合材料
10-1 高分子複合材料とは?
10-2 充填剤と配合剤の種類
10-3 複合材料の混練分散と物性
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第2回 ポリマー製造技術入門講座
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【講演主旨】
重合反応の『相』に着目した製造プロセスの初歩の知識を提供し、次にポリマー生産における重合反応工程および製造プロセス主要工程の設計・操作に必要な化学工学的概念についての知識や情報を提供し、これらの知識の上に、研究実験から生産設備へのスケールアップを実施する基本的な考え方も紹介することにより、研究開発段階から工業化技術開発までの方法論を解説する。
【プログラム】
第1部 「重合反応の『相』と反応プロセス」
1.重合反応の『相』について
1.1 重合反応の相による分類
1.2 溶液重合反応の工学的性格と生産ポリマー事例
1.3 バルク重合反応の工学的性格と生産ポリマー事例
1.4 乳化重合反応の工学的性格と生産ポリマー事例
1.5 懸濁重合・スラリー重合反応の工学的性格と生産ポリマー事例
1.6 気相重合反応の工学的性格と生産ポリマー事例
2.ポリマー製造プロセスの概要
2.1 製造プロセスフロー
2.2 プロセス機器と単位操作
第2部「ポリマー重合・製造プロセスと化学工学」
3.重合反応槽の設計と操作
3.1 重合反応機構と反応速度
3.2 撹拌・混合
3.3 除熱・伝熱
3.4 操作の安定化と持続
4.プロセス各部の設計と操作
4.1 溶媒の回収・精製7
4.2 モノマーの精製
4.3 ポリマー回収
4.4 脱モノマーと脱触媒
4.5 ポリマー乾燥・造粒・分級
4.6 排水・廃ガス処理
5.プロセスの安定・定常操作
5.1 プロセス各部の状態把握
5.2 製品の分析・品質管理
第3部 「研究実験から生産設備へのスケールアップ技術」
6.プロセス流体の基礎物性
6.1 重合反応系の物性定数
密度(比重)、比熱、粘度等の温度依存性の調査・実測、推算・・・・
6.2 原料系の物性定数
分子量、密度、比熱、沸点・凝固点、蒸発潜熱、温度-蒸気圧曲線、混合時の溶解性、共沸有無
モノマー重合反応熱、・・・・
7.化学工学実験
7.1 ラボ(実験室)レベル/ビーカースケールでの検討
7.2 ベンチスケールでの検討
7.3 パイロットスケールでの検討
8.生産設備設計のための調査
8.1 関連法規・規制
8.2 製品需要家の製品要求性能と許容振れ幅
8.3 その他
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第3回 高分子材料の工業化プロセス入門
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【講演主旨】
材料開発研究とスケールアップ研究との違いに関する基礎的な考え方から、具体的な重合反応プロセスの設計のための実験計画の策定法、重点的に採取すべきエンジニアリング関係データの内容まで、実例を示しながら解説し、更に工業化を想定した製品製造コスト試算の進め方についても説明する。
【プログラム】
第1部 「重合反応の『相』と反応プロセス」
はじめに:重合実験とプロセス開発
1.重合反応の『相』について
1.1 重合反応の相による分類
1.2 溶液重合反応の特徴と生産ポリマー事例
1.3 バルク重合反応の特徴と生産ポリマー事例
1-4 乳化重合反応の特徴と生産ポリマー事例
1-5 懸濁重合・スラリー重合の特徴と生産ポリマー事例
1-6 気相重合の特徴と生産ポリマー事例
2.重合反応プロセスの工学的性格
2.1 溶液重合反応の工学的性格
2.2 バルク重合反応の工学的性格
2.3 乳化重合反応の工学的性格
2.4 懸濁重合・スラリー重合反応の工学的性格
2.5 気相重合の工学的性格
3.ポリマー製造プロセスの概要:
3.1 製造プロセスフロー
3.2 プロセス機器と単位操作
第2部「ポリマー重合・製造プロセスと化学工学」
4.重合反応槽の設計と操作
4.1 重合反応機構と反応速度
4.2 撹拌・混合
4.3 除熱・伝熱
4.4 操作の安定化と持続
5.プロセス各部の設計と操作
5.1 溶媒の回収・精製
5.2 モノマーの精製
5.3 ポリマー回収
5.4 脱モノマーと脱触媒
5.5 ポリマー乾燥・造粒・分級
5.6 排水・廃ガス処理
6.プロセスの安定・定常操作
6.1 プロセス各部の状態把握
6.2 製品の分析・品質管理
第3部 「研究実験から生産設備へのスケールとコスト試算」
7.スケールアップの考え方
8.プロセス流体の基礎物性
8.1 原料系の物性定数
分子量、密度、比熱、沸点・凝固点、蒸発潜熱、温度-蒸気圧曲線、
混合時の溶解性、共沸有無、モノマー重合反応熱、・・・・
8.2 重合体の物性定数
8.3 重合反応系の物性定数
密度(比重)、比熱、粘度等の温度依存性の調査・実測、推算・・・・
9.化学工学実験
9.1 各スケールのプロセス条件の特性
9.2 ラボ(実験室)レベル/ビーカースケールでの検討
9.3 ベンチスケールでの検討
9.4 パイロットスケールでの検討
9.5 スケール別 検討実験の実例
10.生産設備設計のための調査と投資採算性
10.1 関連法規・規制
10.2 製品需要家の製品要求性能と許容振れ幅
10.3 スケールアップ検討と開発テーマ評価:
製造コスト試算と投資採算性判断
株式会社AndTechについて
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化学、素材、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、医療機器、食品包装、建材など、
幅広い分野のR&Dを担うクライアントのために情報を提供する研究開発支援サービスを提供しております。
弊社は一流の講師陣をそろえ、「技術講習会・セミナー」に始まり「講師派遣」「出版」「コンサルタント派遣」「市場動向調査」「ビジネスマッチング」「事業開発コンサル」といった様々なサービスを提供しております。
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本件に関するお問い合わせ
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株式会社AndTech 広報PR担当 青木
メールアドレス:pr●andtech.co.jp(●を@に変更しご連絡ください)
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