
AI/SaaSを企画・開発するAI-DataScience株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:倉橋一成)はこのたび、医療AIエージェント「Curalumi(R)(キュラルミ)」の開発加速と大企業向けDX/AIソリューション展開を目的として、累計約1億円の資金調達を完了いたしました。
この資金は、Curalumi(R)の国内外での導入促進に加え、「1業種1社限定」で業界課題に特化したAIを共創・事業化していく新戦略の推進に活用されます。
今後は「医療をラクに」から始まり、物流・人材・コールセンターなど各業界で“しんどい業務”を解消するAI/PA(パーソナルアシスタント)を量産するモデルを築いてまいります。
資金調達の背景:現場起点で、業界をラクにするAIをつくる
多くの現場では、DXやAI導入が“掛け声倒れ”で終わるケースが少なくありません。
原因は明確です。それは、現場の課題理解を伴わないまま、汎用的なツールだけで問題を解決しようとしていることです。
AI-DataScienceでは「現場のしんどさを、本質から解消するAIの共創」を軸に、業界ごとの業務構造に踏み込んだ現場起点のAI設計思想を掲げています。
この思想を体現する第一弾が、医療AI「Curalumi」です。
調達の詳細と活用用途
・累計資金調達額:約1億円
・投資家構成:医療系エンジェル投資家、VC(非公開含む)
・今回の追加資金:6,000万円
主な使途:
1.医療AI「Curalumi(R)」の開発強化と国内展開
2.業界別AI共創プロジェクトの組成
3.AI人材(エンジニア/PM/PdM)の採用
4.開発体制・セキュリティ基盤の整備
5.各業界でのPoC支援・導入促進活動
※AI-DataScienceは、AI特許(第7450310号/第7640148号など)を4件取得済み。実用に向けた知財体制も強化中です。
医療AI「Curalumi(R)」とは ─ 診察前の問診をAIが担う、現場に優しい診療支援エージェント

Curalumi(R)は、スマートフォンから患者がAIに症状を相談することで、診察前に医師へその内容が送信される、医師診療支援AIです。
患者は病院が配布するQRコードを読み取ることで、アプリ不要で利用でき、相談内容や問診がそのまま医師に届きます。この仕組みにより、診察前の準備が効率化され、医師・スタッフ双方の負担を大幅に軽減することができます。(機能の紹介記事)

フランスでのPoC結果
・導入前:2時間で7人の診察
・導入後:同時間で15人の診察に成功(診察効率2倍以上)
「Curalumi(R)のおかげで、通常4時間かかる患者15人の診察が、わずか2時間で終わるようになった。
医師として、本当に助かっている」─ フランス・シルビア病院 医師(60代女性)
このような成果をもとに、日本国内でも都内の診療クリニック、鹿児島の多診療科クリニックなどでの導入が進行中。AIが“病院のチームの一員”として働く時代が、すでに始まりつつあります。
次なる挑戦:1業種1社限定の“業界別AI共創モデル”を全国で展開
AI-DataScienceでは現在、医療に続く第二、第三のAIプロダクトを次々と構想・開発しています。
その軸にあるのが、「1業種1社限定」で取り組む業界別AI共創モデルです。
この戦略は、現場の深い課題理解とプロダクト化・外販の両立を目指す“共創型AIモデル”であり、すでに複数業種でプロジェクトが進行しています。
■TAMとSOMから見る注力市場
以下は、AI活用が期待される分野のうち3つの市場規模を示したものです。
これらの分野で“使われるAI”を設計・共創し、AIエージェント/PA(パーソナルアシスタント)として社会実装していきます。

・医療・診療支援AI/SaaS:TAM 5兆円 / SOM 244億円
・AI電話(コールセンター):TAM 2兆円 / SOM 300~400億円
・物流・積荷最適化AI/SaaS:TAM 8.3兆円 / SOM 1,000億円
モデルのポイント:
・“1業種1社限定”:排他性を持った深いパートナーシップで構築
・業界の本質課題に特化:業務フロー・人の動き・稟議構造まで理解
・共創 → プロダクト化 → 外販:単なる自社活用では終わらず、新規事業として拡大可能
たとえば、
・物流業界向けの配送最適化AI
・コールセンター向けのAI応答エージェント
・人材業界向けのレコメンド&スクリーニングAI
など、「今ある仕事がラクになる」実感を出発点にしたAI量産構想が複数並行して進んでいます。
CEOコメント|AI-DataScience株式会社 代表取締役 倉橋 一成
「“AIで働き方を根本から変える”。これは単なる理念ではなく、私たちが実行してきた現実です。Curalumiでは、医療業界の診察効率を2倍以上に。これを医療に限らず、各業界に広げていきます。
私たちは、課題の深掘り・プロダクトの開発・PoC・外販までを一気通貫で支援し、“業界にとって本当に使えるAI”を、パートナーと共創するというビジネスモデルでスピーディに届けていきます。」
今後の展望
・Curalumiの国内展開の加速(大手医療法人・地域医療ネットワークとの連携)
・業界別AIプロダクトの共創パートナーの募集・採択
・AI/ロボティクス技術者・PdM・BizDev等の採用と体制拡充
・PoC→商用化までのテンプレート設計によるスピード展開
・海外(欧州・ASEAN)展開の基礎調査およびパートナー開拓
会社概要

本リリースに関するお問い合わせ先
AI-DataScience株式会社 広報担当
📧 contact@ai-dscience.com
企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ