
~子どもの成長や、発達と住まいの関係性に関する知見を共有~
2025年6月19日
国立大学法人京都大学
京大オリジナル株式会社
積水ハウス株式会社
国立大学法人京都大学(以下、京都大学)と積水ハウス株式会社(以下、積水ハウス)は、「子どもの感性発達に有効な住提案」に向けた共同研究プロジェクトの成果を初めて外部に公開する報告会を、6月18日(水)京都大学 吉田キャンパス 国際科学イノベーション棟で実施いたしました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202506180780-O2-7RlKZiuL】
左)京都大学 成長戦略本部 統括事業部 イノベーション領域 統括 中川 雅之
右)積水ハウス株式会社 執行役員 ESG経営推進本部長 山田 実和
積水ハウスは長年の住生活研究から、「感性、身体、知性、社会性」の4つの力の発達が「子どもの生きる力」であると捉え、「子育ち+子育て」の視点から住まいづくりを提案してきました。この考えのもと、2024年度に京都大学と「子どもの感性発達に有効な住提案に関する知見の拡大・創出」を目的とした包括連携を締結。1年目は、京大オリジナル株式会社※の協力のもと、教育心理学、社会学、情報学、認知科学など多様な分野の10名以上の研究者と議論を重ね、今後の研究の核となるテーマを「住まいにおける子どもと家族との会話によるつながりに関する研究 ~子どもの感性・社会性の発達を目指して~」に決定しました。
※京都大学 100 %出資の子会社。京都大学の研究者と企業の産学連携のコーディネート等を行っている。本件では、共同研究テーマ探索のための京大式 AGORA(研究者と企業のアイデア創出ワークショップ)の企画・運営などを担当。 https://www.kyodai-original.co.jp/
今回の公開報告会では、共同研究の本格始動に先立ち、住まいにおける家族のつながりが子どもの感性や幸福感にどのような影響を与えるのかを探るため、①プロジェクト1年目に行った研究テーマ探索活動や全国の家族を対象としたプレ調査の報告、②プロジェクト2年目以降の共同研究方針の共有、③京都大学と積水ハウスの研究者による子ども・家族・住まいの関係性に関する知見を共有するパネルディスカッションを実施いたしました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202506180780-O1-Hs88vi2K】
左)プロジェクト2年目以降の共同研究方針を説明する
京都大学 教育学研究科(国際高等教育院)髙橋 雄介 准教授
右)全国の家族を対象としたプレ調査の報告を行う
積水ハウス株式会社 R&D本部 服部 正子 ライフリサーチグループリーダー
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パネルディスカッションの様子
左より)
京都大学 情報学研究科 助教 井上 昂治
京都大学 人間・環境学研究科 教授 柴田 悠
京都大学 アジア・アフリカ地域研究研究科 教授 高田 明
積水ハウス株式会社 フェロー 河﨑 由美子
今後の共同研究においては、「住まいにおける家族の会話」に着目し、家族の会話スタイルを分類するとともに、それらが子どもの幸福感や非認知能力に与える影響の分析を行います。家族との会話が自然に生まれる空間のエビデンスを構築することで住まいの提案力をより一層高め、住まいが家族のつながりを育み、子どもたちの感性や社会性の発達につながる「場」となることを目指します。
●関連リリース 2025年6月18日 積水ハウス株式会社発行
URL:https://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/topics_2025/20250618/