伝統文化×デジタルで新たな地域活性化を実証 富山県射水市の獅子舞リアルタイムマップ『Oh!Watcha』実証実験結果を公開しました - DreamNews|RBB TODAY
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伝統文化×デジタルで新たな地域活性化を実証 富山県射水市の獅子舞リアルタイムマップ『Oh!Watcha』実証実験結果を公開しました

株式会社EvoLiNQ(本社:富山県富山市、代表取締役:冨成敬之)は、富山県射水市の放生津・新湊地域において、伝統的な春季祭礼の獅子舞をリアルタイムで可視化する『Oh!Watcha』の実証実験を実施しました。

■実証実験の背景
射水市新湊地域の放生津は、越中国時代から続く歴史ある港町であり、毎年春の獅子舞、秋の曳山祭りなどが盛大に開催されています。しかし、近年では担い手の減少、地域外からの来訪者が情報不足により参加しづらいといった課題がありました。これらの課題解決を目指し、地域住民や観光客が気軽に伝統行事に参加・閲覧できるよう、『Oh!Watcha』を企画しました。

■システム概要
本システムはオープンソースの車両動態管理ソフトウェア「Traccar」をベースに、獅子舞専用にカスタマイズしたものです。各獅子舞団体の関係者が自身のスマートフォンに専用アプリをインストールし、600秒間隔でGPS情報をサーバーに送信しました。一般の方は特別なアプリのインストールを必要とせず、ブラウザで簡単に獅子舞の現在位置を確認できる仕組みを構築しました。

■実験結果の概要
実施期間:2025年5月10日(土)~5月15日(木)
アクティブユーザー:約1,400人
総アクセス数:約13,000回
主なアクセス地域:富山県(581名)、東京都(440名)、大阪府(203名)、愛知県(189名)ほか

アクセスは富山県内が最多でしたが、東京や大阪など大都市圏からもアクセスがありました(これには通信キャリアの影響により、一部の富山県内のアクセスが首都圏や関西圏として記録されている可能性があります)。

■ユーザー利用状況
デバイス別利用状況はスマートフォンが約93%を占め、その内訳はiOSユーザーが943名、Androidユーザーが378名となっています。ほかにデスクトップPC、タブレットの利用も確認されましたが、ごく少数でした。
流入経路としては、放生津八幡宮周辺に設置したQRコードや口コミによる直接流入が最も多く、SNS経由や外部サイトからの流入もありました。

■課題と改善点
今回の実証実験において、獅子舞のような比較的移動範囲が限定的な行事では600秒間隔のGPS更新でも問題ありませんでした。しかし、曳山や神輿など動きの多い祭礼では、よりリアルタイム性を高めるために位置情報送信頻度の向上が必要であることが判明しました。

■今後の展望として、以下の改善・機能拡充を検討しています。
位置情報送信頻度の向上(1~2分間隔を目標)
獅子舞までのナビゲーション機能の追加

・SNS投稿連携や地域オリジナルのデジタルスタンプ導入
・常設サイト化と情報コンテンツの拡充(地域の歴史、祭りの背景情報、スケジュール情報等)

■今後の取り組み
今後は『Oh!Watcha』の成果を他地域の伝統行事にも展開し、地域文化の保存・振興、観光誘客を促進するデジタルツールとしての利活用を図ってまいります。また、さらなるデータ分析を行い、より効果的な地域活性化施策として貢献してまいります。

■本件についての詳細情報
https://www.evolinq.link/blog/5/oh-watcha-59

■主催・協力団体
・主催:放生津課題対策DXチーム『魁』
https://iyasaka-sakigake.studio.site/

システム企画・運営支援:
・かえる合同会社
https://kaeru.live/

・Code for Toyama City
https://code4toyama.studio.site/

システム開発・技術支援:株式会社EvoLiNQ
https://www.evolinq.link/

【本件に関するお問い合わせ】
株式会社EvoLiNQ
E-mail:info@evolinq.link
Web:https://www.evolinq.link/contact-service






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