元THE BOYZのチュ・ハンニョンのグループ脱退につながった私生活疑惑をめぐり、新たな司法判断が下された。
疑惑を報じた記者に対し、2億ウォン(約2000万円)の損害賠償を命じる判決が言い渡された。
10月28日、韓国法曹界によると、ソウル中央地裁民事25部(クォン・ギマン裁判長)は23日、チュ・ハンニョンが記者A氏を相手取って起こした損害賠償訴訟で、A氏に2億ウォンを支払うよう命じ、原告一部勝訴の判決を下したことがわかった。
問題となったのは、昨年6月に掲載されたチュ・ハンニョンの私生活をめぐる記事だった。
当時、チュ・ハンニョンが日本の元AV女優でタレントの明日花キララと東京の飲食店で会い、性売買行為に及んだなどとする内容が報じられた。さらに、当初は疑惑を否定していたチュ・ハンニョンが、所属事務所から証拠を提示された後に事実を認めたとの内容まで伝えられた。
しかし、その後の捜査では、噂以外に疑惑を裏付ける具体的な証拠が確認されず、「本人が性売買を認めた」とする内容についても事実ではないことが明らかになっていた。問題の記事を掲載した記者は今年5月、情報通信網法上の名誉毀損罪で在宅起訴されている。

今回の民事裁判でも、裁判所はチュ・ハンニョンが性売買行為をしたという内容と、それを後になって認めたという内容の双方を「虚偽」と判断。また、記者側が提出した証拠だけでは、報道内容を真実だと信じるに足る相当な理由があったとは認めがたいと指摘した。
アイドルとして活動していたチュ・ハンニョンの社会的地位や評価に重大な影響を与えかねない内容でありながら、事実確認のために十分な努力を尽くしていなかったと判断した。
疑惑報道後にTHE BOYZ脱退
チュ・ハンニョンにとって、この報道が与えた影響は決して小さくなかった。
疑惑が広がると、当時の所属事務所ONE HUNDREDはチュ・ハンニョンのTHE BOYZ脱退と専属契約解除を発表。これに対し、本人は疑惑を全面的に否定し、報道した記者を告訴するとともに、10億ウォン(約1億円)規模の損害賠償訴訟を起こした。
以降、芸能活動を中断していたチュ・ハンニョンだが、今年4月にはTHE BOYZのコンサートを観覧したことが明らかになり、ファンの間で話題に。その後、記者が名誉毀損罪で起訴されたこともあり、今後の芸能活動に関心が寄せられていた。

チュ・ハンニョンの代理人を務める法務法人バルンのキム・テヒョン弁護士は、「今回の判決が、十分な検証もなく一人の名誉と人生を崩壊させる報道に警鐘を鳴らし、チュ・ハンニョンのような悔しい被害者が二度と生まれないきっかけになってほしい」とコメント。さらに、「傷つけられた名誉と崩れた日常を取り戻し、再びステージに立つための出発点になってほしい」と伝えた。
私生活をめぐる疑惑の拡散によってグループを離れ、活動を中断することとなったチュ・ハンニョン。記者が名誉毀損罪で起訴されたのに続き、民事裁判でも問題の報道内容を虚偽とする司法判断が示されたなか、今後再びステージに立つことになるのか、その動向にも注目が集まりそうだ。
◇チュ・ハンニョン プロフィール
1999年3月9日生まれ。2017年に放送されたMnetオーディション番組『PRODUCE 101』シーズン2に出演して注目を集め、同年12月に12人組ボーイズグループ「THE BOYZ(ザ・ボーイズ)」のメンバーとしてデビューした。乗馬が得意で、「アイドルスター陸上選手権大会」に2度出場し、銀メダルと金メダルを獲得した実績がある。2025年6月18日、所属事務所ONE HUNDREDが専属契約解除と、THE BOYZからの脱退を発表した。
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