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【10G回線ランキング】NURO光、平均下り速度600Mbps超えで1位に!中央値も他サービス引き離す

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【10G回線ランキング】NURO光、平均下り速度600Mbps超えで1位に!中央値も他サービス引き離す
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 インターネット回線の速度計測サービス「RBB SPEEDTEST」(アプリ版)の2026年8月分のログ(82,298計測)を集計し、光固定回線(CATVを除く)のうち10G回線サービスに絞ってその実態を分析した。

 10G回線に該当する計測は3,917件で、光固定回線全体(18,633件)のおよそ2割を占めている。上位ランキングをみてみると、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する「NURO 光 10ギガ」のマンション向けが下り平均623.93Mbpsで1位となり、同「戸建て」の478.71Mbpsが2位と続いた。主要都市圏を中心に広域展開するNUROが、際立った速さを示す形となった。

 なお、今回分析するのはスマートフォンアプリ(iOS/Android)による測定結果のため、ほぼ全てがWi-Fi接続での結果となる。

※表中の速度はすべて下り速度
※対象は30以上の計測があるもの

Wi-Fi接続時の固定回線サービス(10G回線サービス)― 下り平均ランキング

【1位】NURO 光 10ギガ(マンション向け)/ソニーネットワークコミュニケーションズ ― 平均623.93Mbps(中央値602.85Mbps/計測数93)
【2位】NURO 光 10ギガ(戸建て)/ソニーネットワークコミュニケーションズ ― 平均478.71Mbps(中央値476.67Mbps/計測数127)
【3位】NTT東日本 フレッツ 光クロス(最大10Gbps)集合住宅/NTT東日本 ― 平均466.82Mbps(中央値269.15Mbps/計測数68)
【4位】KDDI auひかり ホーム10ギガ/KDDI(auひかり) ― 平均437.82Mbps(中央値362.19Mbps/計測数298)
【5位】eo光シンプルプラン(戸建て)10ギガコース/オプテージ ― 平均435.71Mbps(中央値338.47Mbps/計測数34)
【6位】ビッグローブ光 ファミリー10ギガタイプ/ビッグローブ ― 平均432.54Mbps(中央値448.52Mbps/計測数91)
【7位】ドコモ光10ギガ(マンション)/NTTドコモ ― 平均413.25Mbps(中央値424.66Mbps/計測数153)
【8位】コミュファ光(ホーム 10G)/中部テレコミュニケーション(コミュファ) ― 平均394.96Mbps(中央値366.15Mbps/計測数252)
【9位】eo光(ホームタイプ)10ギガコース/オプテージ ― 平均343.16Mbps(中央値308.29Mbps/計測数172)
【10位】NTT西日本 フレッツ 光クロス(最大10Gbps)戸建て/NTT西日本 ― 平均341.92Mbps(中央値318.55Mbps/計測数285)
【11位】ドコモ光10ギガ(戸建て)/NTTドコモ ― 平均336.30Mbps(中央値222.31Mbps/計測数291)
【12位】NTT西日本 フレッツ 光クロス(最大10Gbps)集合住宅/NTT西日本 ― 平均332.44Mbps(中央値332.22Mbps/計測数175)
【13位】<戸建て>J:COM NET 光 10Gコース on auひかり/JCOM ― 平均330.22Mbps(中央値278.82Mbps/計測数95)
【14位】ビッグローブ光 マンション10ギガタイプ/ビッグローブ ― 平均322.17Mbps(中央値363.44Mbps/計測数43)
【15位】NTT東日本 フレッツ 光クロス(最大10Gbps)戸建て/NTT東日本 ― 平均265.47Mbps(中央値132.51Mbps/計測数924)
【16位】ピカラ光ねっと10G(戸建て)/STNet(Pikara) ― 平均260.50Mbps(中央値259.31Mbps/計測数47)
【17位】<戸建て>J:COM NET 光 10Gコース(J:COM光回線)/JCOM ― 平均251.98Mbps(中央値227.57Mbps/計測数41)
【18位】ソフトバンク光 10G(戸建住宅)/ソフトバンク ― 平均250.48Mbps(中央値169.88Mbps/計測数414)
【19位】<集合住宅>J:COM NET 光 10Gコース(J:COM光回線)/JCOM ― 平均240.54Mbps(中央値162.05Mbps/計測数31)
【20位】ソフトバンク光 10G(集合住宅)/ソフトバンク ― 平均207.54Mbps(中央値126.49Mbps/計測数102)

平均速度上位陣にみられる特徴 ― NUROが独走、広域展開キャリアと電力系が拮抗

 首位・2位を独占した「NURO 光 10ギガ」は、集合住宅向けが下り平均623.93Mbps、戸建てが478.71Mbpsとなった。マンション向けのサンプル数は93件と限られており、上振れの可能性は残るものの、中央値でも602.85Mbpsと高い水準を維持しており、実力の高さがうかがえる。

 3位の「NTT東日本 フレッツ 光クロス 集合住宅」は、下り平均466.82Mbpsに対して中央値は269.15Mbpsだった。平均値と中央値に約198Mbpsの開きがあり、一部の高速な測定結果が平均値を押し上げている可能性がある。

 4位以下では、KDDIの「auひかり ホーム10ギガ」(437.82Mbps)、関西エリアを地盤とするオプテージの「eo光シンプルプラン 10ギガコース」(435.71Mbps)、ビッグローブ光の10ギガタイプ(432.54Mbps)が僅差でしのぎを削る展開となった。オプテージのeo光10ギガ系では、「eo光シンプルプラン 10ギガコース」が平均435.71Mbpsで5位、「eo光ホームタイプ 10ギガコース」が343.16Mbpsで9位に入った。

中央値でみる順位変動 ― ビッグローブ光・ドコモ光10ギガ(マンション)が浮上

 中央値とは、全計測データを速い順に並べた際に総計測者数の中心となる値で、平均値のように一部の突出して速い計測や遅い計測の影響を受けにくく、「典型的なユーザーが体験する速度」を表す指標である。上記ランキングを中央値で並べ替えると、順位に注目すべき変動がみられる。

 NURO光 10ギガはマンション向け・戸建てともに中央値でも1位・2位を維持しており、平均値の高さが一部の速い計測に引き上げられたものではなく、利用者が実際に体感している速度そのものが高いことが裏付けられる。

 順位を大きく上げたのがビッグローブ光 ファミリー10ギガタイプ(平均6位→中央値448.52Mbpsで3番手相当)とドコモ光10ギガ(マンション)(平均7位→中央値424.66Mbpsで4番手相当)である。いずれも中央値が平均値を上回っており、典型的なユーザーの体感速度が平均値以上である傾向がうかがえる。ビッグローブ光 マンション10ギガタイプも中央値363.44Mbpsが平均322.17Mbpsを上回っている。

 逆に、平均では上位・中位につけていながら中央値で大きく後退したのがNTT東日本 フレッツ 光クロス(最大10Gbps)戸建てである。計測数924件と圧倒的に多く、提供エリアの広さと契約者数の多さがうかがえるが、中央値は132.51Mbpsと平均265.47Mbpsのちょうど半分にとどまり、典型的なユーザーの体感速度は平均値から想像されるより大きく下回る傾向が読み取れる。

 同様の傾向はソフトバンク光10G(戸建住宅:中央値169.88Mbps/平均250.48Mbps)や、ドコモ光10ギガ(戸建て:中央値222.31Mbps/平均336.30Mbps)でもみられる。これら広域展開型サービスでは、加入者層の広がりに伴うWi-Fi環境や宅内配線の違いが速度分布に影響していると考えられる。

事業者別ランキング(下り中央値順)― NURO光が全国平均の約2倍

 サービス単位ではなく事業者単位で中央値を比較すると、10G市場の勢力図がより明確になる。

【1位】ソニーネットワークコミュニケーションズ ※1 ― 中央値533.07Mbps(平均540.10Mbps/サービス数2/総計測数220)
【2位】ビッグローブ ― 中央値418.98Mbps(平均397.12Mbps/サービス数2/総計測数134)
【3位】中部テレコミュニケーション(コミュファ) ― 中央値366.15Mbps(平均394.96Mbps/サービス数1/総計測数252)
【4位】KDDI(auひかり) ― 中央値362.19Mbps(平均437.82Mbps/サービス数1/総計測数298)
【5位】NTTドコモ ― 中央値334.16Mbps(平均362.82Mbps/サービス数2/総計測数444)
【6位】NTT西日本 ― 中央値325.00Mbps(平均338.31Mbps/サービス数2/総計測数460)
【7位】オプテージ ― 中央値314.23Mbps(平均358.44Mbps/サービス数2/総計測数206)
【8位】STNet(Pikara) ― 中央値259.31Mbps(平均260.50Mbps/サービス数1/総計測数47)
【9位】JCOM ※2 ― 中央値238.63Mbps(平均294.36Mbps/サービス数3/総計測数167)
【10位】ソフトバンク ― 中央値151.81Mbps(平均241.99Mbps/サービス数2/総計測数516)

※1:ソニーネットワークコミュニケーションズの数値は、ランキング条件の30計測以上を満たした「NURO 光 10ギガ」のマンション向け・戸建て向けを合算したもの。NTT東西の回線を利用する光コラボサービス「So-net 光10ギガ」と、「NURO 光 One 10ギガ」は、各サービスの計測数が30件未満のため集計対象外とした。

※2:JCOMの数値は、30計測以上あった「J:COM NET 光 10Gコース on auひかり」戸建て向けと、「J:COM NET 光 10Gコース(J:COM光回線)」の戸建て向け・集合住宅向けを合算したもの。NTT東西の回線を利用する「J:COM NET 光(N)10Gコース」は、戸建て・集合住宅とも計測数が30件未満のため集計対象外とした。

 10G回線全体(30計測以上サービス対象)の下り平均は334.36Mbps、中央値は267.34Mbps。この全体平均を軸にみると、ソニーネットワークコミュニケーションズ(NURO光)は中央値533.07Mbpsで全国平均の約2倍と圧倒的に高く、10G市場において頭ひとつ抜けた存在といえる。続くビッグローブ、コミュファ、KDDIも中央値で全国平均を大きく上回っており、これら上位グループがユーザーに高い水準の10G体験を提供していることがうかがえる。

 一方、総計測数の最も多かったNTT東日本(992計測)は中央値141.02Mbpsで全国平均の半分程度、ソフトバンク(516計測)も151.81Mbpsと低く、両社は契約者数の多さゆえに宅内Wi-Fi環境の個体差が数値に反映されている構図が読み取れる。10Gの契約であっても、Wi-Fiルータやスマートフォン側の対応がボトルネックになっているケースも少なくないと考えられる。

10G市場は事業者間の差が大きく、実効速度は宅内環境が鍵に

 10G回線サービスは、事業者別中央値で上位事業者と下位事業者の間に4倍前後の開きがあり、事業者間の差が大きいことがうかがえる。トップのNUROが群を抜く一方、ビッグローブ・コミュファ・auひかりといった上位事業者も中央値で全国平均を大きく上回っており、10Gサービスとしての本領を発揮している。反面、契約者ベースが大きい大手キャリアの一部サービスでは、10Gという規格上限に対して実測が伸び悩む例も目立った。

 高速通信への需要が高まる中、各事業者のサービス品質の差が明確になってきており、今後の競争がさらに激化していくものと思われる。ユーザー側でも、10G契約の性能を引き出すためには、対応Wi-Fi 6E/Wi-Fi 7ルータや10GbE LANの整備といった宅内環境の見直しが、実効速度を大きく左右する時代に入ってきたといえるだろう。

《福田マリ》

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