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「汚い!!」韓国ボーイズグループの新ビジュアルが物議 “攻めたコンセプト”はどこまで許されるのか

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「汚い!!」韓国ボーイズグループの新ビジュアルが物議 “攻めたコンセプト”はどこまで許されるのか
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「汚い!!」

ボーイズグループBOYNEXTDOOR(ボーイネクストドア)が公開した新たなコンセプト写真をめぐり、そんなストレートな反応がSNS上で大きく拡散している。

【写真】「汚い!!」の反応が出たコンセプト写真

日本語圏だけではない。「アンチがAIで作った写真かと思ったら公式だった」「どういうコンセプト?」といった戸惑いに加え、英語圏や韓国語圏でも、写真の汚れた空間やメンバーの姿に拒否反応を示す声が見られた。

一方、韓国メディアでは、グループ側が意図したコンセプトに寄り添う形で、「自由奔放な青春」「ありのままの自由奔放さ」を表現したビジュアルとして紹介されている。

なぜ、作り手が描いた「青春」が、見る側にはまず「汚い」と届いたのか。

BOYNEXTDOORの新ビジュアルは、K-POPが競い続けてきた“コンセプトの強さ”について、思わぬ問いを投げかけている。

「汚い!!」285万表示、広がった困惑

BOYNEXTDOORは9月14日、28日に発売する1stフルアルバムのリパッケージ『HOME: DELUXE』から、「HAZE ver.」のコンセプトフォトとフィルムを公開した。

BOYNEXTDOORのコンセプトフォト
(写真提供=KOZエンターテインメント)BOYNEXTDOORのコンセプトフォト

舞台となったのは、人里離れた野原にある公衆トイレだ。

汚れた場所を掃除するメンバーもいれば、気だるげな表情で座り込むメンバー、自由奔放にふざける姿もある。一般的なアイドルの華やかなコンセプト写真とは、かなり距離のある仕上がりだ。

公式Xの投稿は339万表示を超えたが、それ以上に象徴的だったのが、その投稿を引用し、「汚い!!!!!!」とだけ記した投稿だった。こちらも9月15日13時現在、一日も経たず285万表示を記録している。

テサンのコンセプトフォト
(写真提供=KOZエンターテインメント)テサンのコンセプトフォト

ほかにも、「アンチがAIで酷い写真を作ったのかと思ったら公式っぽい」「いくらコンセプトであろうと、これは誰が見ても引くのでは」「どういうコンセプト?」といった反応が続いた。

韓国語でも「なぜ写真をこんなに汚く撮るのか」と戸惑う声があり、英語圏でも衛生面を茶化すような反応が見られる。

少なくともSNS上では、言語圏をまたいで“汚さ”に目を奪われた人が少なくなかったのだ。

韓国メディアが伝えた「ありのままの青春」

では、制作側は何を見せたかったのか。

韓国メディアの記事を読むと、その狙いはかなり明確に説明されている。

『ニュースエン』は、「今回は“ありのまま”の青春だ」と題して今回のコンセプトを紹介。公衆トイレを舞台に、メンバーそれぞれが異なる姿を見せることで、「自由な雰囲気」を表現したと伝えた。

『ニュース1』も「公衆トイレを背景に、ありのままの自由奔放さと個性あふれる演技を披露した」と紹介している。

さらに『THE FACT』は、「昨夜、思い切り遊んだ熱気がそのまま残った姿を大胆に表現した」と説明。公開された映像についても、混濁した意識と入り交じる記憶の中で、メンバーが“逸脱”を楽しむ姿を描いたものとして伝えている。

いずれもグループ側のコンセプト意図を踏まえて新作を紹介する内容だ。

コンセプトフォト
(写真提供=KOZエンターテインメント)コンセプトフォト

要するに狙ったのは、“きれいに整えられた青春”ではない。

夜通し遊び、疲れ、少し羽目を外し、それでも楽しそうにしている若者たち。その荒々しさや気だるさまで含めて、“加工しすぎない青春”として見せようとした、と読むことができる。

それでも「青春」より先に「汚い」が届いた

興味深いのは、コンセプトがなかったわけではないことだ。むしろ制作側には、「自由奔放」「ありのまま」「逸脱」というかなり明確な狙いがある。

それでもSNSでは、その説明にたどり着く前に「汚い」という反応が一気に広がった。ここに今回のズレがある。

コンセプトを説明されれば、「そういう青春を表現したかったのか」と理解できる。しかし、コンセプトフォトは本来、長い解説を読んでから見るものではない。まず一枚の写真として受け取られる。

コンセプトフォト
(写真提供=KOZエンターテインメント)コンセプトフォト

そして現在のK-POPでは、カムバックのたびに大量のティザーやコンセプトフォトが公開される。そのなかで他グループとの差別化を図ろうとすれば、単なる「格好いい」「かわいい」だけではなく、より強い違和感や意外性を打ち出す発想が生まれるのも不思議ではない。

その意味では、今回のBOYNEXTDOORは間違いなく記憶に残った。公式投稿は339万表示。「汚い」とした投稿も285万表示。注目を集めることには成功している。

ただし、「見られた」ことと「好まれた」ことは同じではない。

ぼんやりした意識や入り交じる記憶を描いた「HAZE」のコンセプトより先に、「汚い」という印象が数百万回規模で拡散されたことを、宣伝としてどう見るべきなのか。

強烈に記憶された時点で成功なのか。それとも、コンセプトの説明より拒否反応が先に立った時点で、狙いから外れてしまったのか。

BOYNEXTDOORの一連の写真は、K-POPが追い求めてきた“コンセプトの強さ”と、見る側が受け入れられる境界線を、思わぬ形で浮かび上がらせている。

◇BOYNEXTDOOR プロフィール

2023年5月30日、HYBE傘下のKOZエンターテインメントからデビューした6人組ボーイズグループ。Block Bのリーダーを務めたラッパー兼プロデューサー・ZICOが手がける。グループ名には「隣の少年たち」という意味が込められており、「親しみやすく、自然体の魅力で人々の心に寄り添う」というコンセプトを掲げている。2024年7月10日には日本1stシングル『AND,』をリリースし、日本デビューを果たした。

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