約100億ウォン(約11億円)に上る中国企業からの広告オファーを断ったとされるBLACKPINK・ロゼ。
そんななか、今度はAppleとタッグを組み、新曲『new trick』を披露する。
巨額の広告料よりも、自身のイメージや音楽性に合ったコラボを選ぶ。そんなロゼの現在の立ち位置に、改めて注目が集まっている。
Appleとのコラボを予告
ロゼは最近、Appleとともにニューシングル『new trick』を予告した。
自身のSNSには、iPhoneを手に鏡越しで撮影したセルフィーとともに、「iPhone, new trick, watch this」と投稿。「#ShotoniPhone18Pro」「#newtrick」などのハッシュタグも添えた。

公開されたティザー映像には、金髪のロゼが大きな棒付きキャンディーを手に登場。映像の随所には「new trick」の文字が繰り返し映し出されており、Appleは同映像が最新スマートフォン「iPhone 18 Pro」で撮影されたことを明らかにした。
ロゼの新曲『new trick』は9月18日に公開される予定だ。ミュージックビデオの演出は、テイラー・スウィフト、ケンドリック・ラマー、ハリー・スタイルズらの作品を手掛けてきたデイヴ・マイヤーズ監督が担当した。
巨額の広告オファーを断ったロゼ
今回の動きがさらに注目を集めているのは、最近、ロゼが巨額のブランドオファーを相次いで断ったと報じられているためだ。
海外メディアや韓国メディアの報道によると、ロゼは最近、中国の有名ティードリンクブランドから約720万ドル、韓国ウォンで約100億ウォン規模の広告モデルのオファーを受けたものの、これを断ったとされる。
ただし、ロゼ側はこの報道について公式なコメントを発表していない。

さらに、ロゼは有名シャンパンブランドと約1年にわたり、自身の名前を冠したスペシャルエディション商品の発売について協議していたとも伝えられている。しかし、最終的に提案されたシャンパンボトルのデザインがロゼ側の求めるイメージと合わず、コラボは実現しなかったという。
ただ、今回の動きを「中国企業の広告を断り、Appleを選んだ」と単純に捉えることはできない。
「選ばれる側」から「選ぶ側」へ
業界では、ロゼはもはや、高額なギャラやブランドの知名度だけを理由に仕事を選ぶ必要のない存在になったとの見方もある。自身の名前を冠する商品や広告が、自らのイメージや音楽活動にどのような影響を与えるのかまで考えたうえで、仕事を選べる立場になったということだ。
ロゼは2016年にBLACKPINKのメンバーとしてデビューし、世界的なスターへと成長。2021年からはソロアーティストとしても活動してきた。
特に2024年、ブルーノ・マーズとともに発表した『APT.』が世界的なヒットを記録。「BLACKPINKのメンバー」という肩書を超え、ロゼという名前だけでも世界で通用するソロアーティストとして存在感を確立した。
『APT.』は米ビルボードのメインシングルチャート「HOT 100」で最高3位を記録するなど大きな成功を収め、グローバルポップアーティストとしてのロゼの地位をさらに確かなものにした。

今のロゼにとって重要なのは、単に「いくらもらえるか」ではなく、「どのブランドと組み、何を生み出すのか」だとみられている。
今回のAppleとのコラボも、その延長線上にあると言えそうだ。Appleはロゼを単なる広告モデルとして起用するのではなく、彼女の新曲とiPhoneのカメラ機能を組み合わせたグローバルキャンペーン「Shot on iPhone」を展開している。
ロゼの音楽やビジュアルと、Appleの製品をひとつのコンテンツとして結び付けたコラボとなっている。
◇ロゼ プロフィール
1997年2月11日生まれ。本名ロザンヌ・チェヨン・パク。ニュージーランドで生まれ、8歳のときにオーストラリアに移住。2012年にオーストラリアで行われたYGエンターテインメントのオーディションに参加し、練習生となった。2016年にBLACKPINKのメンバーとしてデビュー。2021年3月に初のソロアルバム『R』をリリースし、リード曲の『On The Ground』で大きな人気を集めた。2024年6月にはTHEBLACKLABELへの移籍を発表した。



