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空席目立ったaespaのブラジル公演 高額VIPパッケージの購入者も「数秒しか」と不満…法的対応の可能性まで

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空席目立ったaespaのブラジル公演 高額VIPパッケージの購入者も「数秒しか」と不満…法的対応の可能性まで
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ガールズグループaespa(エスパ)がブラジル公演を行った。

しかし、一部の現地ファンの間で不満が噴き出している。

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空席が目立った会場、最大60%のチケット割引、そして約8万円の最上位VIPパッケージをめぐる「数秒しか交流できなかった」という声。さらに一部ファンは、ブラジルの消費者保護機関への相談や法的対応の可能性まで検討している。

ただし、今回の公演を単純に「aespaの人気低下」と片づけるのは早い。

実際には2万人以上を動員しており、問題の背景には、3年前から一気に拡大した公演規模と、高額化したVIPサービスに対する期待とのギャップがありそうだ。

3年前は完売、今回は約2万9000席へ

aespaは9月4日、ブラジル・サンパウロのメルカド・リブレ・アリーナ・パカエンブーでワールドツアー「2026-27 aespa LIVE TOUR - SYNK : COMPLæXITY」を開催した。

aespaのブラジル公演
(写真提供=Live Nation)aespaのブラジル公演

ブラジルでの単独公演は3年ぶりだ。

2023年9月に同じサンパウロで行った初の単独公演では、最大約8000人規模のエスパソ・ウニメドを満員にした。当時、aespaは「これまで訪れた都市の中で最も熱い反応だった」と振り返っている。

その成功を受けてか、今回は規模を大幅に拡大した。チケット販売サイトが公表した各エリアの収容人数を合計すると、販売規模は2万8732席。3年前の3倍を超える。

ところが、公演後には空席の目立つ客席写真がオンライン上で拡散された。

ブラジル紙『フォーリャ・デ・サンパウロ』によると、実際に販売されたチケットは2万1652枚。単純計算では販売率は約75%となり、完売には届かなかった。

一方で、2万人以上を集めたこと自体は決して小さな数字ではない。同紙は、ブラジルで行われた韓国ガールズグループの公演として、TWICEに次ぐ規模だったとも伝えている。

つまり、「客が入らなかった」というよりも、3年前の成功から一気に会場を拡大した結果、すべてを埋め切るには至らなかったと見るほうが実態には近い。

aespaのブラジル公演
(写真提供=Live Nation)aespaのブラジル公演

公演前から話題になっていたのが、チケットの大幅割引だった。

公演主催社の「Live Nation Brasil」は、公演3日前の時点で一部エリアを対象に最大60%オフのプロモーションを実施。一般スタンディングや北側スタンドのチケットが大幅に値下げされた。

ただし、この割引はaespaだけを対象にした特別措置ではない。

Live Nationが実施する「コンサート・ウィーク(Concert Week)」の一環で、マルーン5、ルイ・トムリンソン、マシン・ガン・ケリー、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーなど、ほかのアーティストの公演にも同様の割引商品が設定されていた。

とはいえ、60%割引のプロモーションが行われたうえでも完売に至らず、空席が目立ったことから、公演規模の設定をめぐって議論が起きたのは事実だ。

約8万円のVIP特典に不満の声

さらに公演後、別の問題が浮上した。

最上位のVIPパッケージで、メンバーを見送ることができる「Send-Off VIP Package」の購入者たちが、不満の声を上げているのだ。

彼らが支払ったのは、2689レアル。現在の為替で約8万2000円にあたる。

aespa
(写真提供=OSEN)aespa

このパッケージには、前方スタンディングエリア(Pit A・B)のほか、優先入場、公演終了後の“センドオフ”への参加、限定記念品、公式フォトカードセット、VIP用ネックストラップ、グッズ優先購入などが含まれていた。

センドオフとは、終演後に一部のVIP観客がアーティストを近くで見送り、短い挨拶を交わすイベントだ。ただし、サインや個別撮影、一定時間の会話が必ず保証されるものではなく、運営方法は公演によって異なる。

今回、問題となったのは、その時間の短さだった。

ブラジルの消費者苦情サイトには、「交流は5秒も続かなかった」とする購入者の投稿が寄せられたほか、記念品の受け取り場所について現場スタッフから明確な案内がなかったとの不満も出た。

現地のaespaファンアカウント「info aespa Brasil」も運営を批判。

「結局、実質的には短く挨拶して通り過ぎる“ハイバイ”と大差なかった。それも、はるかに高い価格で」とする趣旨の投稿を行い、メンバー自身はもっとファンと交流しようとしていたように見えたものの、スタッフに何度も急かされていたと主張した。

不満はSNS上の愚痴だけでは終わっていない。「info aespa Brasil」はその後、提示されたサービスと実際の体験に違いがあったと感じるVIP購入者を集め、情報を共有するグループを作ると発表。

ブラジルの消費者保護機関PROCONへの相談や、Live Nation Brasil、所属事務所SMエンターテインメントに対する法的対応の可能性も検討するとしている。

現時点では、あくまで情報収集や対応の検討段階であり、実際に法的手続きに入ったと確認されたわけではない。

少なくとも今回確認できる主な不満は、aespaのメンバー本人というより、主催・運営側の対応に向けられている。

大きくすれば、その分だけ難しくなる

aespa
(写真提供=OSEN)aespa

今回のブラジル公演には、K-POPのワールドツアーが拡大するなかで起きやすい2つの問題が同時に表れたように見える。

まず、公演規模だ。

3年前に8000人規模を満員にしたからといって、その3倍以上の会場がそのまま埋まるとは限らない。2万人以上を集めても、会場設定がさらに大きければ「空席」という印象が先に広がってしまう。

もう一つがVIPサービスだ。価格が高くなればなるほど、ファンが求める体験の水準も当然上がる。

センドオフが一定時間の個別交流を保証するイベントではないとしても、約8万円という価格を支払ったファンが「これだけなのか」と感じれば、サービスへの不満につながる。そこに記念品受け取りの案内など運営上の問題が重なれば、なおさらだろう。

今回のブラジル公演で起きた一連の問題は、aespaのブラジル人気がなくなった、という単純な話ではない。

むしろ今回の公演で浮かび上がったのは、世界で人気を広げたK-POPアーティストが、その人気をどこまで大きな会場へ拡張できるのか。そして、高額化するVIP商品に見合った体験をどこまで提供できるのかという、グローバルツアーならではの難しさなのかもしれない。

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《スポーツソウル日本版》

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