確認されていない主審の発言が広まり、波紋が広がっている。
8月22日、Kリーグ1(1部)では、ともに現代(ヒョンデ)グループを親会社に持つ全北現代モータースと蔚山HD FCによる「現代ダービー」が行われた。
そんな注目の一戦で、トラブルが起きた。
後半25分、全北現代のイ・スンウが相手選手と激しく接触した後、右手首と肩の痛みを訴えた。ピッチ上で治療を受けたものの、最終的に交代した。
この治療をめぐる一連の場面で、イ・スンウと蔚山のキム・ヒョンソク監督が言い争いとなり、コ・ヒョンジン主審はイ・スンウにイエローカードを提示した。

当時のイ・スンウは、肩の脱臼によって極度に神経質になっていた。全北の関係者は「イ・スンウには習慣性の肩の脱臼があります。メディカルトレーナーが入ったものの、本人が自分で肩を元の位置に戻すことを望みました」と、当時の状況を説明した。
ところが試合後、ある現地メディアが、コ・ヒョンジン主審がキム・ヒョンソク監督に警告する過程で、イ・スンウに対して侮辱的な発言をしたと報じた。この情報が急速に拡散したことで、単なる試合中の衝突が、審判による選手への侮辱発言疑惑にまで発展した。
しかし、韓国サッカー協会(KFA)の関係者は、報じられた発言についてコ・ヒョンジン主審本人に審判室で直接確認した結果、「そのような発言はしていない」と説明したと明らかにした。
KFAは今後、この報道について訂正を求める手続きを進めているという。
ピッチ上で起きたイ・スンウとキム・ヒョンソク監督のやり取りが、珍しい場面だったことは確かだ。ただ、事実関係が確認されていない主審の発言が、あたかも事実であるかのように広まったことで、問題の性質そのものが変わってしまった。
選手と監督の衝突を越え、審判による人格的な侮辱問題にまで発展しただけに、正確な確認がないまま刺激的な情報だけが消費される状況には注意が必要だ。
イ・スンウは試合後、「僕は全北のためにプレーし、キム・ヒョンソク監督は蔚山を守る立場です」としたうえで、「勝ちたいという気持ちから出た行動でした。それがサッカーだと思います」と説明した。
(記事提供=OSEN)



