韓国Kリーグ1・2部の全26クラブが、2026年シーズンのKリーグ1参加資格に該当する「Kリーグ1ライセンス」を取得した。
クラブ資格審議委員会は10月22日に実施した会議を通じて、「2026 Kリーグ1ライセンス」を申請した26クラブすべての発給を承認した。
クラブ資格審議委員会は、Kリーグのクラブライセンスの発給を審議する独立機関であり、毎年クラブが提出した書類および現地実態調査結果などをもとに、「Kリーグクラブライセンス規定」に定められた基準充足可否を評価し、ライセンスの発給可否を決定している。
Kリーグにおけるライセンス発給基準は「スポーツ」「施設」「人事・行政」「法務」「財務」「マーケティングおよびセールス」「社会的責任」の7分野で構成されている。
10月22日の会議では、各クラブが提出した資料をもとにライセンス審査が行われた。
特に最近、財政難により選手への給与未払いが発生した忠南牙山(チュンナム・アサン)FCに対しては、クラブが提出した経緯書および将来の財務諸表などを総合的に検討したうえで、ライセンスの発給を承認した。
ただし、今年中内に給与未払い問題が解消されない場合は、ライセンス発給の取り消しを再審議することで決定した。
この結果、Kリーグ全クラブが「2026 Kリーグ1ライセンス」を取得したことになり、2026年シーズンのKリーグ1参加チームは2025年シーズンのリーグ最終成績によって決定される。

なお、委員会は同日の会議で、ライセンス審議と併せて来年から施行予定のKリーグ2およびK3リーグ間の昇降格制度導入に備え、Kリーグ2クラブライセンス基準の一部見直しを検討した。また、スタジアムおよびトレーニング施設に関する基準強化策についても議論を進めた。
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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