女性R&Bデュオ・As One(アズワン)のイ・ミンさんが突然この世を去った。
韓国では2日前に俳優のソン・ヨンギュさんが亡くなっており、今週に入って相次ぐ訃報に悲しみの声が広がっている。
8月6日、イ・ミンさんの所属事務所BRANDNEW MUSICの関係者は、本サイト提携メディア『OSEN』に対し「イ・ミンが亡くなったのは事実で、現在は警察が調査中の事案です。根拠のない憶測や推測報道は控えてください」とコメントした。
事務所の対応に先立ち、複数の現地メディアが「イ・ミンさんが5日夜、自宅で亡くなっているのが見つかった」と報道。現時点では死因は明らかになっておらず、警察が詳しい経緯を調べている。
R&Bデュオの先駆者として音楽界を牽引
イ・ミンさんの突然の訃報に、ファンや音楽業界の仲間たちは深い衝撃を受けている。今年2月にはAs Oneのデジタルシングル『Still My Baby』を、6月には『Happy Birthday To You』を発表。7月には別アーティストの楽曲にフィーチャリング参加し、KBS 2TVの音楽番組『パク・ボゴムのカンタービレ』にも出演するなど、最近まで精力的に活動していた。

1999年に1stアルバム『Day By Day』でデビューしたAs Oneは、『Desire and Hope』『Wish you wouldn't know』などのヒット曲で知られ、韓国R&B女性デュオの先駆者的存在として人気を集めた。イ・ミンさんはグループ活動にとどまらず、ソロアーティスト、テレビタレント、ラジオパーソナリティとしても幅広く活躍していた。
結婚・活動休止を経て、再び音楽の舞台へ
2013年には2歳年上の一般男性と結婚。ハワイで家族や親しい知人のみを招いた非公開の挙式を行った。当時『OSEN』のインタビューでは、「母にも優しく、とても家庭的な人」と夫への愛情を語っていた。
結婚後に発表されたミニアルバム『Simply As One』には、イ・ミンさんが作曲した『2=1』が収録されており、自らの愛情を音楽で表現した。

2017年のシングル『Goodbye For Now』を最後にAs Oneは一時活動を休止したが、2020年にJTBCの音楽バラエティ『To You Project - シュガーマン』シーズン3で久々にパフォーマンスを披露し、話題を呼んだ。
その後もデビュー20周年を記念し、2019年・2020年に新曲をリリース。オーディション番組『覆面歌王』の審査員や、TBS eFMのラジオ番組『K-POPULAR』のDJとしても活躍するなど、現役アーティストとしての存在感を保ち続けた。
韓国R&Bを支え続けてきた実力派シンガーの突然の訃報に、多くのファンや関係者が深い哀悼の意を表している。
(記事提供=OSEN)