一般的には羨ましがられる“高身長”。だが、楽なことばかりではないようだ。
7月23日、韓国で放送されたラジオ番組『イ・ウンジの歌謡広場』(KBSクールFM)には、アン・ヒョソプ、イ・ミンホ、チェ・スビン、シン・スンホがゲスト出演。映画『全知的読者の視点から』(原題)の撮影中のエピソードを語った。
同作は、10年以上連載された小説が完結したその日、物語の世界が現実になってしまうというファンタジー。唯一の読者だったキム・ドクジャが、“主人公”ユ・ジュンヒョクや仲間たちとともに崩壊した世界を生き抜いていく。
キム・ドクジャ役を演じたアン・ヒョソプは、本作のすべてのアクションシーンを代役なしでこなしたという。「ある程度のアクションは俳優本人がやった方が自然だし、リアリティも出ます。監督の要望もありましたし、僕自身も挑戦したかったので、楽しんで撮影に臨みました」と振り返った。
これに共演者のイ・ミンホは「ヒョソプは体格が良すぎて、代役が見つからないんです。全部自分でやるしかない(笑)」と補足。さらに「実は僕も同じ立場。高身長の俳優は多くないし、体のラインで代役だとバレやすいので、やる気のある俳優はだいたい自分でやることになる」と語り、スタジオの笑いを誘った。
プロフィール上では、アン・ヒョソプもイ・ミンホもともに187cm。アクションの代役がいないのも納得だ。

また、撮影中のケガについて話が及ぶと、イ・ミンホは「全員、どこかしら負傷してましたね」と明かし、シン・スンホも「それぐらいじゃないと撮ってる実感が湧かないですよ」と冗談交じりに語るなど、終始なごやかなトークが展開された。
(記事提供=OSEN)
◇アン・ヒョソプ プロフィール
1995年4月17日生まれ。本名ポール・アン。7歳のときにカナダに移住。高校生のとき、JYPエンターテインメントの関係者にスカウトされ、オーディションに合格。17歳で単身韓国に渡った。3年ほどJYPで練習生生活を送った後、事務所を移籍。本格的に俳優業を開始し、2015年にドラマ『ポンダンポンダン 王様の恋』でデビューした。その後は『30だけど17です』『トップマネジメント』などの作品に出演。2019年のドラマ『アビス』でミニシリーズドラマ初主演。2022年のドラマ『社内お見合い』は日本でも多くの反響が寄せられた。
◇イ・ミンホ プロフィール
1987年6月22日生まれ。2009年に放送された韓国版『花より男子~Boys Over Flowers~』(KBS)で道明寺司(韓国名:ク・ジュンピョ)を演じ、日韓で絶大な人気を誇るスターとなった。その後も『個人の趣向』『シティハンター in Seoul』『相続者たち-王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ』『青い海の伝説』といった人気ドラマで存在感を発揮する。2019年4月に兵役を終え、2020年のドラマ『ザ・キング:永遠の君主』で俳優業を再開した。