ソン・フンミン、トッテナムで悲願の初優勝。30代の衰えと女性スキャンダルの受難の中で得た「意義」 | RBB TODAY
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ソン・フンミン、トッテナムで悲願の初優勝。30代の衰えと女性スキャンダルの受難の中で得た「意義」

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ソン・フンミン、トッテナムで悲願の初優勝。30代の衰えと女性スキャンダルの受難の中で得た「意義」
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韓国代表ソン・フンミンが“トッテナムのキャプテン”として悲願を達成し、歓喜の涙を流した。

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トッテナムは5月22日(日本時間)、スペイン・ビルバオのサン・マメスで行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝でマンチェスター・ユナイテッドと対戦。前半41分に生まれたブレナン・ジョンソンの決勝点を守り切り、1-0の勝利を収めた。

これでトッテナムは前身のUEFAカップ時代の1983-1984シーズン以来、41季ぶり3度目のEL制覇を達成。クラブとしても2007-2008シーズンのカーリングカップ(現カラバオカップ)以来、17季ぶりのタイトル獲得に成功したわけだが、その歓喜の中心にいたのがソン・フンミンだった。

ベンチスタートだったソン・フンミンは後半21分から途中出場。アディショナルタイム含め約30分間プレーし、勝利の瞬間をピッチ上で迎えた。ホイッスルが鳴った直後には大きく咆哮し、韓国国旗を身にまとってチームメイトと喜びを分かち合っていた。プロデビューから15年、待ち望んでいたタイトル獲得だった。

デビュー15年で悲願のタイトル

2010年にドイツのハンブルガーSVでプロデビューし、バイエル・レバークーゼンを経て2015年夏にトッテナムへ移籍したソン・フンミン。プレミアリーグでは通算333試合で127ゴール77アシストを記録し、アジア人初のプレミアリーグ得点王やプスカシュ賞受賞など“個人”で数多くの記録を残してきたが、チームとしての優勝には恵まれてこなかった。

2018-2019シーズンのCL決勝ではリバプールに0-2で敗れ準優勝。2020-2021シーズンのカラバオカップ決勝でもマンチェスター・シティに0-1で屈するなど、あと一歩のところでトロフィーを逃してきた。それでも今回、トッテナム加入10シーズン目の節目にキャプテンとしてタイトルを手にした。

2023年夏のキャプテン就任から2年目となった今季は、まさに試練の連続だった。リーグ戦ではここまで30試合7ゴール9アシストとしながら、30代中盤に差しかかる中で加齢によるパフォーマンス低下がささやかれた。昨年9月にはハムストリング負傷、今年4月には足の負傷と戦線を離れる時期も目立った。

そんな中、チームもプレミアリーグ17位と近年まれに見る不振に陥っただけに、キャプテンとしての重責に苦しんだはずだ。

さらには最近、元恋人とされる女性から「あなたの子どもを妊娠した」と脅され、3億ウォン(日本円=約3133万円)を恐喝された事実が報道されるなど、プライベートでも困難な状況が続いていたソン・フンミン。

それでも、EL決勝では途中出場からキャプテンとして仲間を鼓舞し、献身的な守備でチームに勝利を手繰り寄せた。

キャプテンとして、韓国人選手としての偉業

過去にはパク・チソンがQPR(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)で腕章を巻いたことがあるが、キャプテンとして欧州大会を制し、トロフィーを掲げた韓国人選手は今回のソン・フンミンが初めてだ。トッテナムも公式SNSを通じて、「欧州の舞台でチームを頂点に導いた初の韓国人キャプテン」と称賛を送った。

試合後には「17年間、誰もできなかったことを成し遂げた。立派な仲間たちのおかげだ」とチームメイトを称えたソン・フンミン。そのうえで「今日だけは“自分はトッテナムのレジェンドだ”と言いたい。今日だけは、そう言っても良い日だろう?」と、優勝の喜びを純粋にかみしめていた。

ソン・フンミン
(写真提供=ロイター/アフロ)ソン・フンミン

ソン・フンミンの偉業に、韓国スポーツ紙『スポーツソウル』は「プロデビュー以降、最もジェットコースターのようなシーズンを送ったソン・フンミンが、キャリア初のタイトル獲得を成し遂げて感激の涙を流した。今度は“喜びの涙”だった」と報じた。

イギリス国営放送『BBC』も、「ソン・フンミンがプロの舞台で初の優勝トロフィーを手にした。彼はハンブルガーSVやバイエル・レバークーゼン、そして韓国代表でも優勝したことが無かった」と大きく取り上げていた。

今回のEL制覇によって、トッテナムは17年続いた無冠に終止符を打ち、ソン・フンミンは“キャプテン”としてキャリア初の優勝を果たす歴史的快挙を成し遂げた。ソン・フンミンがトロフィーを掲げた瞬間は、韓国サッカー界にとっても忘れられない1ページとなった。

◇ソン・フンミン プロフィール

1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けた。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビュー。その後、2013年に移籍したバイエル・レバークーゼンで2年連続二桁ゴールを披露し、2015年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへと移籍。2021-2022シーズンにアジア人初のプレミア得点王に輝き、2023-2024シーズンよりキャプテンを務める。愛称は「Sonny(ソニー)」。

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《スポーツソウル日本版》
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