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東京オートサロンで発売前のスバル『レヴォーグ』のチューニングバトル

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  • レヴォーグのセンターコンソール上部にはマルチファンクションディスプレイが搭載される
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 昨2013年の東京モーターショーで発表され、1月から先行予約を開始、話題の富士重工業スバル『レヴォーグ』だが、東京オートサロン(1月10~12日)の会場でも一際注目を集めていた。堂々5台の、カスタム仕様レヴォーグが展示されたのだ。

 オートサロンは世界最大規模を謳うカスタムカーやチューニングカーの祭典である。まだ納車も始まっていない車だが、スバルブースでは、スバル、STIの他、CORAZON、SYMS、PROVAといったスバル車のチューニングで有名なショップからそれぞれ開発したチューニングパーツやドレスアップパーツを装着した車のコンテスト「カスタムカーバトル」が行われた。

 通常は、メーカーからの出荷が始まってから実車や整備マニュアルを手に入れてパーツ開発を始める。メーカーとつながりのある大手ショップなら、多少早めの納車を融通してもらえることはあるかもしれないが、先行予約の段階で、名だたるチューニングショップがパーツ開発を始めるというのは近年ではめずらしい。どのショップもパーツ開発のための実車を入手してから1か月ほどしか時間ないという状況だったというが、それだけユーザーのみならず業界をあげて盛り上げているといったところだ。

 ではカスタムカーバトルにエントリーされた車の特徴を順にみていこう。

 CORAZONのレヴォーグは、なんといっても精悍さを主張したフロントグリルだ。ラジエータグリル部分だけでなく、バンパーからフロントスカート部分の大胆に変更を加えている。印象は、スバルが今回のオートサロンで発表したニュルブルクリンク24時間レースに投入する新型WRX STIを彷彿とさせる。足回りはCORAZONオリジナルのローダウンスプリングが装着されている。

 SYMSは、オリジナルのデザインを生かしつつもグリルとバンパーを一体化している。OZレーシングのホイールにブレンボの4ポッドキャリパーが異彩を放つ。また、レースやラリーでの実績を生かすべく、吸排気系のチューニングやサスペンションもオリジナルセッティングで臨む。極め付けは走行中のボディの変形や振動を抑えるボディダンパーだ。

 PROVAは、エンケイの20インチホイールとオーバーフェンダー風のエクステンションが特徴的だ。ホイールサイズを大きくしたので、ブレーキやディスクも大型化されている。バンパーやグリルはあえていじらず、オリジナルの良さを生かしたという。足回りはオーリンズのショックを採用。

 スバルはメーカーだが、今回のバトルにもエントリーしている。じつは、レヴォーグのディーラーオプションは車の開発と同時に進められている。つまりスバルがチューンしたレヴォーグは、車のデザイナーもディーラーオプションのデザイナーも同じということになる。そして、純正オプションとしての統一感をだしつつも、オリジナルではできなかったデザインを投入してきている。また80点以上の豊富なアイテムが揃うのも強みであり、その中から厳選したパーツでの参戦だ。特筆したいのは、ディーラーオプションのカーナビが、コンソール上部のマルチファンクションディスプレイとの連携が可能で、案内情報や二画面情報を表示させることができることだ。

 STIは、フロント、サイド、リアの各スポイラーとディフューザーで空力面での走行安定性を追求している。さらにフレキシブルタワーバーやフレキシブルドロースティフナーといったシャーシ部品で、コーナリング時の走行安定性や応答性を確保しつつも乗り心地も悪くさせない高度なチューニングを施されたレヴォーグだ。内装関係では、特注のレカロシート、STIシフトノブの他、イグニッションボタンがSTIロゴの入った赤いボタンがハンドル右側に配置される。

 まさに各社の個性と強みのぶつかり合い、ガチのチューニングバトルといえるが、「カスタムカーバトル」は「いいね!」「シェア」「ツイート」の数、東京オートサロン会場での投票で競われる。そしてこの激戦を制したのはCORAZON レヴォーグだった。

 なお、各社のチューニングパーツは、参考出品のものもあるが、市販化が決定しているものや市販化に向けてさらに開発中のものもあるそうだ。納車が始まるまでには、純正、サードパーティ含めて多数のパーツが市場で選べるというのもレヴォーグの魅力ではないだろうか。

 レヴォーグは1月から先行予約をスタート、3月末までに予約すると5万円のキャッシュバックに加え、iPad mini Retinaモデル(16GB)がもらえる。
《中尾真二》
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