超・大河原邦男展 設定画や原画400点以上 2013年春に神戸で開催 | RBB TODAY
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超・大河原邦男展 設定画や原画400点以上 2013年春に神戸で開催

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左)兵庫県立美術館 館長 蓑豊さん、右)大河原邦男さん
  • 左)兵庫県立美術館 館長 蓑豊さん、右)大河原邦男さん
  • 今後、目に触れないものも多いと語る
  • 立体造形もみどころになる
  • 超・大河原邦男展
メカデザイナーとして大きい業績を残す大河原邦男さんの仕事をコンセプトにした大型企画展が開催される。2013年3月23日から神戸市中央区の兵庫県立美術館にてスタートする「超・大河原邦男展 -レジェンド・オブ・メカデザイン- ガンダム・ダグラム・ボトムズ… 全機 美術館に集合せよ。」である。
この企画展覧会は、1970年代よりアニメなどで活躍する大河原邦男さん業績の全容を、一挙に振り返るものだ。大河原邦男さんの作品を集めた企画展はこれまでも開催されているが、今回は展示資料約400点と空前の規模となる。さらにアニメ制作会社の資料と保存されてものなど、これまで門外不出であった生の資料が多数出品されるのも見どころだ。兵庫県立美術館は今回以降の実現は難しいとする貴重なものとなる。

大河原邦男さんは、1947年生まれ。1972年に手掛けた『科学忍者隊ガッチャマン』のメカニカルデザイデザインで高い評価を受けた。以降タイムボカンシリーズのギャグアニメや数々のロボットアニメで多くの作品を生み出した。なかでも大ブームを巻き起こした『機動戦士ガンダム』のメカニカルデザインは有名だ。
また、アニメにおけるメカニカルデザインのという職業を確立したことでも、業績を残した。この12月には、第16回文化庁メディア芸術祭の功労賞も受賞している。

12月19日には都内にて、本作の開催発表記者会見が行われた。このなかで大河原邦男さんは自ら「設定資料はこれまでに公開されてなかったもの。どの様にキャラクターが誕生するか感じとれるはず」と展覧会のみどころを紹介した。また、「メカデザインとはどういうものかあらためて示すことが出来る」とその意義を語った。
兵庫県立美術館の小林公・学芸員は、展覧会のタイトル「超・大河原邦男展」の“超”に3つの意味を込めていると話した。ひとつはアニメファン以外にも“大河原邦男”、“メカニカルデザイン”の重要性を伝えること、ふたつめは内容がこれまでにないもの、みっつめはボリュームの大きさである。

展示の中心は、300点にも及ぶ設定資料、60点以上の直筆イラスト、それに1/1スコープドッグ(倉田光吾郎制作)も含む立体造形・オブジェなどである。
また、会場は、「メカニカルデザイナー誕生」、「ロボットアニメの黄金時代 メカニカルデザイナーとしての成長と躍進」、「兵器としてのロボット 大河原デザインのひとつの到達点」、「カワイイ、メカ もう一人の大河原邦男」、「リアリズムの拡張 大河原ブランドの洗練と深化」、「ロボット・ヒーローの復活 もういちど子供たちのために」、「大河原邦男の今」の7つのテーマとエリアに分けて展示する。そのテーマの広がりからも展覧会の大きさが窺われる。

開催は3月23日から5月19日までのおよそ2ヵ月間。アニメファン、メカニックファンはもちろん、誰でも楽しめるものになりそうだ。

「超・大河原邦男展
ガンダム・ダグラム・ボトムズ… 全機 美術館に集合せよ。」
兵庫県立美術館 http://www.artm.pref.hyogo.jp

2013年3月23日(土)-5月19日(日)
会場: 兵庫県立美術館 3階 企画展示室
開館時間: 10時~18時(金・土曜日は20時まで)入場は閉館30分前まで
休館日: 月曜日
主催: 兵庫県立美術館、産経新聞社、神戸新聞社
*詳細は美術館サイトにて確認ください。
《animeanime》
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