SIPサーバへのスキャンが増加 | RBB TODAY
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SIPサーバへのスキャンが増加

ブロードバンド セキュリティ
2012年7~9月の宛先ポート番号別パケット観測数トップ5
  • 2012年7~9月の宛先ポート番号別パケット観測数トップ5
  • 2012年7~9月の送信元地域別トップ5
  • 2012年7~9月の5060/UDP宛のパケット観測数
  • 2010年7月~2012年9月の5060/UDP宛のパケット観測数
一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月19日、2012年7月から9月における「インターネット定点観測レポート」を公開した。本レポートは、インターネット上に複数のセンサーを分散配置し、不特定多数に向けて発信されるパケットを継続的に収集、宛先ポート番号や送信元地域ごとに分類したものを、脆弱性情報、マルウェアや攻撃ツールの情報などの情報を参考に分析したもの。

同期間中の宛先ポート番号トップ5は445/TCP、1433/TCP、0/ICMP、3389/TCP、23/TCPで、順位に大きな変化はなかった。また、トップ5はWindowsを対象としたパケットが多く占めたが、続くトップ10までには22/TCPや23/TCP宛など、主にLinuxを対象としたパケットが占めている。パケット送信元地域のトップ5では、韓国の順位がランク外となった。これは445/TCPを対象としたパケットが減少したためで、代わりに23/TCP宛のパケットが増加したことから台湾がトップ5にランクインした。台湾からの23/TCPのパケットは、PCではなくなんらかのネットワーク機器が感染して発信していると思われる。レポートでは5060/UDP宛のパケットに注目している。これらのパケットには、インターネット上に公開されているSIPサーバの探索と、脆弱なIDとパスワードのSIPアカウントを調査することが目的と思われるものも観測された。

SIPサーバへのスキャンが増加--インターネット定点観測レポート(JPCERT/CC)

《吉澤亨史@ScanNetSecurity》
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