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新卒採用担当者、「秋入学は良いことだと思う」38%

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東京大学の「秋入学へ全面移行」検討の動きをどう思われますか
  • 東京大学の「秋入学へ全面移行」検討の動きをどう思われますか
  • 貴社では、入社時期を2回に分けて新入社員を受け入れることはできると思いますか
  • ギャップターム(高校卒業から秋入学までの期間)の活動履歴は、採用選考時に参考にすると思いますか
  • その他、秋入学検討について
 人事担当者向けの情報サイト「HRプロ」を運営するHRプロは1月30日、「秋入学」導入に対する「企業の採用活動」意識調査のアンケート結果を公開した。

 同調査は、上場・未上場企業の新卒採用担当者を対象に1月23日〜25日にWebアンケートを実施、195件(1~300名:95名、301~1,000名:62名、1,001名以上:38名)の有効回答を得た。

 東京大学の「秋入学へ全面移行」検討の動きをどう思われますかという質問では、「秋入学は良いことだと思う」(38%)、「これまで通りの春入学でいいと思う」(12%)、「春入学・秋入学の両方を設けた方がいいと思う」(26%)、「どちらとも言えない」(24%)という結果になった。

 事業規模別にみると、大手企業(1,001名以上)では秋入学を評価しているのに対し、中小企業では「春入学・秋入学の両方」を支持する意見も多くなっている。また、これまで通りの春入学を支持するのはすべての企業では約12%となっている。

 「貴社では、入社時期を2回に分けて新入社員を受け入れることはできると思いますか」という質問に対して全体では、「できると思う」(41%)、「できないと思う」(29%)、「わからない」(30%)となった。事業規模別にみると、大手企業では53%の企業が「できると思う」と回答。中堅企業(301〜1,000名)では「できないと思う」が「できると思う」を10pt上回った。

 「高校卒業から秋入学までのギャップタームの活動履歴は、採用選考時に参考にすると思いますか」という質問では、全体では「参考にすると思う」(58%)、「参考にすることはないと思う」(19%)、「わからない」(23%)となった。事業規模別では、大手企業は「参考にする」がもっとも少なく50%に止まっている。

 また、ギャップタームにふさわしい活動としては、「海外留学やボランティア活動、アルバイトなど社会環境、特に就労について考える時間として欲しい」「大学が予習プログラムのようなものを準備してはどうか」「自分で稼いで自分で使うということを6ヶ月で経験して欲しい」などの意見が挙げられている。

 この他、秋入学検討についての自由記述では、「大学の国際力の強化に必要ならば秋入学を行えばよいと思う。企業は春であろうが、秋であろうが、優秀な人材の確保を行いたいだけなので、企業にとってはあまり大きな問題ではないかもしれない」「秋入学の目的がいまひとつ理解できない点があります。日本人が日本オリジナルの教育プログラムのなかで世界で活躍することができる人材を育てることが大切なのでは。もっと検討する課題は別にあるかとも思います」「本当に実施するのであれば、一斉に全大学で実施していただきたいです」などの意見が寄せられている。
《前田 有香》
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