オリコンDDは16日、全国の10代から30代の男女各200人、合計1,200人に対してインターネットを通じて行った「携帯電話形状別意識調査」の結果を発表した。調査期間は、9月10日から9月15日まで。 「今後人気になりそうだと思う携帯の形状」については、48.8％が「スライド式」を選択した。支持する理由として「片手操作で楽」という声が男女共に多数。また女性からは「カッコいいし、スマートだから」という声が多くあがり、女性も携帯電話に「カッコいい」を求める傾向がうかがわれる。 ほかにも「開けるときにかっこいい」「瞬間的にメールが打てるから」や、「折りたたみ式より時計やメールの受信の確認がしやすい。実際女子高生の中ではスライド式に変更する子が増えてきている」との声もあがったという。 一方で、「画面のキズ対策などが進んでくれば増えるのでは」や「スライド式だからポケットの中で電源が勝手に切れていたり、知らないうちにカメラが起動」と言った「折りたたみ」に比べて不利な点もあがっており、「今後のスライド式シェア拡大には、こういった点の克服が課題のようだ」とオリコンDDでは分析している。 「現在使用している携帯電話の形状」については、「折りたたみ」が79.6％と未だ圧倒的シェアで、スライド式15.8％、ストレート3％がこれに続く結果となった。 なお、女性の調査結果のみの抽出からは、「カッコよく見えると思う携帯の形状」はスライド式61.8％、折りたたみ21.7％、ストレート15.8％に対し、「かわいく見えると思う携帯の形状」はスライド式と折りたたみが逆転し、折りたたみ66.8％、スライド式16.7％、ストレート16.5％という興味深い結果が出ている。新製品が続々と登場し選択肢の広がる携帯電話であるが、ユーザーが求める条件も多様になってきているようすが伺える調査結果となった。
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