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【連載・このパソコンが欲しい!(Vol.6)】日本Shuttleを訪問しました!

IT・デジタル ノートPC
今回は日本Shuttleにおじゃまして、いろいろ聞いてきました。
  • 今回は日本Shuttleにおじゃまして、いろいろ聞いてきました。
  • エントランスに並ぶ歴代のキューブPCたち。どれもPCらしくないデザインです
  • フルアルミボディの5/3.5インチ外付けケース「PE20」も展示されていました。
  • Shuttleが昔販売していたディスプレイ「XP17」。そのデザインの良さに、自分も欲しくなりました
  • Shuttleが昔販売していたディスプレイ「XP17」。そのデザインの良さに、自分も欲しくなりました
  • 別室に設置されていた巨大な60インチ液晶テレビ
  • NVIDIA社の妖精のキャラクターを塗装したキューブ。リビングもマッチするようなコンセプトモデルです
  • ShuttleのPCは、S/PDIF端子などを楽に追加できるよう、ケースにあらかじめ追加スペースが確保されています
 いよいよ今年も残りわずかですね。こんにちは編集部の中川です。これまで台湾Shuttle社のシステムPCをレポートしてきましたが、実はどんな会社なのかよくわからんのです。あっ、6月に開催されたCOMPUTEX TAIPEIでは、編集部の方が本社を訪問したんですけどね。自分が会社に入る前だったんで、知らないんです。来年は、是非台湾とやらに連れてって欲しいものです。で、今回は、せめて日本法人を訪問しよう……いや、半分おしかけようというつもりで、出かけてまいりました。

 エントランスに入ると、ずらりと並んだ歴代のキューブPCたち。例えば、キューブ型ベアボーン初の240W電源標準搭載の「SN85G4」、オプション追加によってフロントパネルを発光することができた「SS51G」、自作PCの初心者に向けたエントリーモデル「SD30G2」、Athlon 64/FX用チップセット「nForce 4」を搭載した「SN25P」などなど。どれもPCらしくないデザインで、特にSN25Pはミニコンポみたいです。また、キューブPCだけでなく、同社が販売していた5/3.5インチ外付けケース「PE20」も置いてありました。「PE20」というのは内蔵用のCD-ROMドライブやハードディスクを入れて、外付けドライブにすることができるケースで、サイズが177mm×270mm×56mm、インターフェイスはUSB2.0、ケース全体がヒートシンクとなるフルアルミボディが特徴です。色やデザインもShuttle製PCと調和するようにつくられています。

 別室には日本支社の責任者である伊藤賢氏がいらっしゃいました。気になったのは、巨大な60インチ液晶テレビです。なんなんでしょうか?この違和感は?しかも、そこにPCのデスクトップを映し出してました。そして自分も欲しい!と思ったのが、これまた同社が昔販売していたディスプレイの「XP17」です。ディスプレイアームに取り付けられた「XP17」は、使い勝手が良さそうです。デザインがいいのに、今は販売していないとは……ほんと残念です。

 よく見ると、まわりには変わったキューブ型PCがいろいろ転がってます。ひときわ目立っていたのがNVIDIA社の妖精のキャラクターを塗装したキューブです。同社のイベントでも展示されたり、実際に秋葉原のショップでは発売されたこともあるようです。同KPCシリーズに、デザインモデルを展開しています。フロントが様々な柄に仕上げられていて、リビングもマッチするようなコンセプトモデルですね。このような同社だから、まだまだいろんな塗装、アイテムが隠されていそうです。

 他にも伊藤氏からいろいろと見せてもらいました。キューブPCのコーディネート用フロントパネル、皮張りのケース、日本未登場のスピーカーなどなど……今ではどれもオンラインショップでしか売っていないそうです。「昔、K45用のフロントパネルのコーディネートパーツが話題になりました。実はそれ以前のキューブPCでもフロントパネルのコーディネートは可能で、フロントパネルを自作したり鏡面仕様にもできたんですよ」(伊藤氏)。また、日本Shuttleが独自に出したアイテムもあり、皮張りのケースはその一例。ケース側面のロゴは焼き印でつけてもらったそうです。なんて贅沢な!さらに、S/PDIF端子の追加キットもありました。同社はPCしか出していないと思っていたのですが、オプション品もいろいろと出していたんですね。「Shuttleはマザーボードとケースの両方を作っているので、将来的にオプションを追加できるような構成のPCを作れるという強みがありますね」(伊藤氏)。

 サポート用のパーツ保管庫も見せてもらいました。ここにはさまざまなパーツや、歴代のマザーボード(なんとShuttle創業開始時のものから!)などが置いてあるそうです。「こんなのもあるんですよ!」と言われて手に取ってみたのは、FlexATXフォームファクタのマザーボード「FV24」。7年前に登場したマザーボードで、なんとSocket 370という文字がCPUソケットに刻印されています。このFV24は当時、「珍しいFlexATXマザーボード」と話題になっていました。実は去年の12月に秋葉原で開催された日本Shuttle主催のイベントで歴代のマザーボードを展示したそうなのですが、あるユーザーがこのFV24を見つけて「これ、いつでるんですか?」と聞かれたそうです(笑)。ちなみFV24が登場したころ、私は取っ手付きのノートPCとして知られる「VAIO QR」を使っていました。持ち運びに便利な取っ手が付いていたんですが、ノートPC自体が重くて大きかったため、持ち歩くことはほとんどありませんでした……。

 さらに伊藤氏に頼みこんで、新製品のPCも見せていただきました。19日から日本Shuttleのサイトにも掲載されている「SP45H7」です。2009年に向けてのメインストリームモデルで、省スペースでありながら、よりタワー型PCに近いハードウェア構成を実現できるだけの拡張性を備えているのが特徴だそうです。スペックを見ると、以前レビューした「G5 3300」と同じサイズで、電源ユニットがこれまでの250Wから300Wに引き上げられたり、メモリスロットも4つに増強されたりなど、さらに拡張性が高まっています。現在、日本Shuttleの5周年記念キャンペーンをしているそうで、「SP45H7」を購入するとSteelSeries製マウスパッドがついてくるそうです。

 また、あまり詳細は聞けませんでしたが、コンシューマ向けに、Atom搭載で15インチモニタ一体型のタッチパネルPCを2009年3月に発売予定であること、「SP45H7」にブルーレイドライブを搭載したシステムPC「H7 4500BD」を2009年1月中に発売予定という情報も聞けました。小さいキューブ型であるのにブルーレイ搭載とは……今からとても楽しみです。
《RBB TODAY》
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