Lunascapeは10日、ブラウザ「Lunascape5.0α」の安定性と速度向上を図った「Lunascape5.0α2(Genesis)」をリリースした。 5.0αに参加した2万人以上のテスターのフィードバックを元に、さまざまな改善が加えられたとのことで、最新版となる5.0α2は、WebKitリビジョン35715を搭載。パフォーマンス向上のチューニングを行い、WebKitエンジンにおいては、Lunascape5.0α(WebKit)と比較しJavaScriptの処理速度を約3倍向上させたという。同じWebKitエンジンを搭載するGoogle Chromeと比較してもさらに高速となっている。 またGeckoエンジンにて「Flashを多用したサイトの閲覧中にCPU使用率が高い」という問題に対応。Luanscape5.0α2では独自のチューニングを行うことで、サイトのタイプによるCPU使用率の変動が少なく、いろいろな場面でCPUの使用率を低減したとのこと。これにより最大でCPU使用率を約50%削減した。またWebkitでのFlash対応を行い、YouTubeのような動画共有サイト等での安定動作を実現している。 そのほかには、インストール後でもWebKitプラグインをインストールできる改善、特定の条件で強制終了することがある不具合の修正、Geckoにおいて英語表記となる不具合の修正、5ボタンマウス対応なども行われたとのこと。 Lunascape5.0α2(Genesis)は、Lunascapeのサイトからダウンロード可能。