ユニデンは26日、地上/BS/110度CSデジタルチューナー内蔵液晶テレビ5モデル、および地上/BS/110度CSデジタルハイビジョンチューナー「DT300」を発表した。同社直販サイトなどでの販売で、液晶テレビは10月29日、DT300は12月上旬発売。 今回発表された液晶テレビは42V型「TL42DZ1」、37V型「TL37DZ1」、32V型「TL32DX1」、27V型「TL27DX1」、20V型「TL20DX1」の5モデル。42V型モデルと37V型モデルはフルHDパネル、32V型以下はハイビジョンパネルを搭載している。価格は42V型モデルが199,800円、37V型が159,800円、32V型が99,800円、27V型が89,800円、20V型が79,800円。また、DT300は29,800円。 新モデルは従来モデルと同価格で、新たに電子番組表（EPG）やデータ放送、双方向放送に対応するなど、機能強化を図っている。同社はこれまでにBS/110度CSデジタルチューナー機能を省き、19,800円という価格で地上デジタル専用チューナーをリリースするなど、シンプルでリーズナブルな製品をリリースしてきた。今回のラインアップに関しても、同社取締役デジタル家電事業本部長の片岡憲保氏は「ただ安さだけを追うのではなく、基本機能や画質をきちんと整えた上で安い製品」を狙っていると説明する。電子番組表などの機能追加や3波対応のデジタルチューナーの投入は、ユーザーからの要望をすべて取り入れた結果だという。とりわけ従来の地上デジタル専用チューナーから10,000円価格を上乗せしてBS/110度CSにも対応したDT300に関しては、「機能を最低限まで削って低価格化した商品に需要が集中するのはアナログ放送が終了する2011年。現段階では基本機能をしっかり備えた製品が求められている」と分析する。嗜好品ともいえるようなハイエンドモデルではなく、普及価格帯で必要な機能と性能を備えたまさに生活家電的なポジションが同社の狙うところだといえるだろう。 また、機能強化だけではなく、画質も前モデルから調整を加えている。全モデルで液晶パネル1枚1枚に最適な補正値を算出して色調を整える「ガンマ・オプティマイゼーション」を搭載したほか、42V型/37V型は広視野角のフルHDパネルを採用。「特にシネマモードの画質調整には力を入れた」といい、暗い色の再現力、中間階調の表現力を向上させている。 パネルはノングレアのVAパネルを装備。全モデル共通のインターフェースとしてHDMI×2/コンポーネント×2/Sビデオ/ビデオ入力×2/ステレオミニプラグ/電話回線端子などを備える。カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色。各モデルのスペックは以下のとおり。 ●TL42DZ1 42V型フルHDワイド液晶テレビ。応答速度は6m/秒、輝度は500cd/m2。消費電力は246W（待機時0.1W）。本体サイズは幅110.8×高さ82.6×奥行き35.2cm（スタンド含む）、重さは約37kg。 ●TL37DZ1 37V型フルHDワイド液晶テレビ。応答速度は6m/秒、輝度は500cd/m2。消費電力は225W（待機時0.1W）。本体サイズは幅97.5×高さ73.5×奥行き35.2cm（スタンド含む）、重さは約32kg。 ●TL32DX1 32V型ハイビジョンワイド液晶テレビ。応答速度は8m/秒、輝度は550cd/m2。消費電力は154W（待機時0.1W）。本体サイズは幅86.3×高さ65.5×29.2（スタンド含む）、重さは約22kg。 ●TL27DX1 27V型ハイビジョンワイド液晶テレビ。応答速度は6.5m/秒、輝度は500cd/m2。消費電力は127W（待機時0.1W）。本体サイズは幅75×高さ59.1×奥行き29.2cm（スタンド含む）、重さは約16kg。 ●TL20DX1 20V型ハイビジョンワイド液晶テレビ。応答速度は8m/秒、輝度は500cd/m2。消費電力は88W（待機時0.1W）。本体サイズは幅55.9×高さ45.5×奥行き51cm（スタンド含む）、重さは約10kg。 ●DT300 地上/BS/110度CS対応のデジタルハイビジョンチューナー。従来モデルの「DT100」に対し、BS/110度CSチューナー機能を追加。また、こちらも電子番組表やデータ放送、双方向放送の機能を加えている。 インターフェースはアンテナ入力×2（地上デジタル/BS・110度CS）/Sビデオ/ビデオ出力/音声出力×2/D1・D2・D3・D4出力/HDMI出力/光デジタル出力。本体サイズは幅23.4×高さ5.9×奥行き16.4cm、重さは750g。
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