日立製作所、「ミューチップ」をさらに小型化。生産効率は10倍に向上
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ミューチップは、128ビットの固有のIDを持ったICチップ。外部アンテナで読み取り機から発信された電波を受信することで発電。ミューチップに書き込まれたIDを読み取り機に送信する。愛・地球博の入場券で採用された実績があるほか、セキュリティや交通、アミューズメント、トレーサビリティ(食品などの履歴追跡)、物流などでの活用が想定されている。
この小型化により、1枚のウェハーから製造できるミューチップは、0.3mm角と比較して約4倍、現在実用化されている製品では約10倍に増えるとしている。これにより、生産性の向上が図られるとしており、その結果コストが下がるものと見られる。