アップル、最大7Tバイトをギガバイト当り約215円で提供する3Uストレージ発売 | RBB TODAY
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アップル、最大7Tバイトをギガバイト当り約215円で提供する3Uストレージ発売

エンタープライズ モバイルBIZ
 アップルは9月13日、3Uの高可用性ラックストレージシステムである「Xserve RAID(エックスサーブレイド)」ストレージシステムをアップデートし、7Tバイトという巨大なストレージ容量を、ギガバイト当り約215円という意欲的な価格で提供すると発表した。また、「Xserve(エックスサーブ)」1Uラックマウント型サーバーを、500Gバイトのハードディスクドライブが最大3台まで搭載できるように改良し、1.5Tバイトのストレージを実現した。

 Xserve RAIDは、3Uサイズのエンクロージャーに14基の独立した500Gバイト Ultra ATAドライブチャネルを搭載し、最大7Tバイトのストレージ容量をGバイト当り約215円の価格で提供する。それぞれ512MBのキャッシュを持つ独立したデュアルRAIDコントローラは、385MB/s以上の安定したスループットを実現し、RAIDレベル5を使用するようなもっとも要求の厳しいビデオ制作環境をサポートできる能力を提供する。Xserve RAIDは、Mac OS X、Windows、NetWare、SUSE Linux およびRed HatLinuxの環境で動作認定されている。

 またXserve RAIDは、57,540円(税込み)で別売されるデュアルチャネル2GバイトのApple Fibre Channel PCI-Xカードを使用して、XserveサーバまたはPower Macデスクトップシステムとも簡単に接続できる。Mac OS X用の64ビットクラスタファイルシステムであるXsanとシームレスに動作するため、強力で管理しやすいエンタープライズクラスのSANソリューションを低価格で実現できるという。

 一方、Xserve 1Uラックマウント型サーバーは、500Gバイトのハードディスクドライブを最大3基搭載でき、1.5Tバイトのホットプラグストレージを実現している。最小構成は346,290円(AppleStore価格、税込み)。デュアル64ビット2.3GHzPowerPC G5プロセッサと、動作速度最大1.15GHz、バンド幅がプロセッサ当り最大で9.2Gバイト/sと業界最速のフロントサイド1Uサーバシステムバスを搭載している。Mac OS X Server バージョン10.4 “Tiger”をインストールしたXserve 1Uラックマウント型サーバーは、ファイルおよびプリントサーバー用途から数値演算クラスタ用途まであらゆる用途に応えるサーバーだとしている。

 新しいXserve RAIDは、アップルのオンラインストアであるAppleStoreおよびアップル製品取扱販売店を通じて、9月13日から順次、販売が開始される。最小構成は693,000円(AppleStore価格、税込み)で、1Tバイト、3.5Tバイト、7Tバイト(いずれもRAID 0)という3つの標準構成で販売されるほか、ユーザーのニーズに合わせたカスタイマイズも可能。BTO(Built-to-Order)オプションとして、追加のApple Drive Moduleおよびキャッシュバッテリーモジュールが用意されている。

 Xserve RAIDの標準構成3種の価格とドライブ構成は次のとおり。価格はいずれもAppleStore価格で税込み。

●Xserve RAID
 価格:693,000円
 ストレージ総容量:1Tバイト RAID 0
 ドライブ構成:4基の250Gバイト ATA Apple Drive Module

●Xserve RAID
 価格:987,000円
 ストレージ総容量:3.5Tバイト RAID 0
 ドライブ構成:7基の500Gバイト ATA Apple Drive Module

●Xserve RAID
 価格:1,501,500円
 ストレージ総容量:7Tバイト RAID 0
 ドライブ構成:14基の500Gバイト ATA Apple Drive Module
《小笠原陽介》
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