NTTドコモグループ9社は29日、AM、FM、TVの3バンドに対応したラジオチューナー搭載の携帯電話(PDC端末)「RADIDEN」(ラジデン)を開発したと発表した。製造はソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ。発売は秋頃で、店頭価格は1万円台半ばの見込み。 RADIDENは、「ラジオ」と「デンワ」という商品コンセプトに基づく造語で、3バンドおよびAMラジオチューナー搭載の携帯電話は世界初だとしている。 片面が携帯電話、片面がラジオという独特の「デュアルフロントデザイン」を採用するのに加え、携帯電話とラジオの機能を独立させ、「一発選局7つボタン」や「ラジオ専用の液晶」など、ポータブルラジオと同等の操作性を実現。ボタン部分などの文字は、携帯電話の機能を白に、ラジオの機能はアンバー(オレンジ)に色分けし、使いやすさにも配慮している。さらに、ラジオを聴きながら、iモードや電子メールを利用可能だ。 メインディスプレイは1.9型の半透過型TFT液晶(160×128ドット)を採用。ラジオ用サブディスプレイは、16.7×23.1mmのTN液晶となる。 本体サイズは高さ117×幅49×厚さ20mm、重さは約122g。連続待受時間は約320時間、連続通話時間は約120分。カラーはシルバーとブラックの2トーン。 なお、30日から東京・大阪にあるソニーのショールームなどで、RADIDENの事前体験コーナーを設置する。本体験コーナーの設置店舗は以下のとおり。・ソニービル ソニーショールーム(東京都中央区銀座5-3-1)・メディアージュ ソニースタイル(東京都港区台場1-7-1 メディアージュ4階)・ソニースタイル ストア(大阪市北区梅田2-2-22 ハービスエント4階)