YOZAN、WiMAX事業でフランチャイズモデルを採用し全国展開をねらう | RBB TODAY
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YOZAN、WiMAX事業でフランチャイズモデルを採用し全国展開をねらう

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 YOZANが進める「WiMAX」による接続サービスだが、ビジネスモデルが明らかになった。ほかの事業者に対してネットワークを開放する「VNOモデル」を採用する。さらに、「フランチャイズモデル」により全国展開をねらうという。

 VNOモデルでは、YOZANが首都圏に構築したWiMAXネットワークをほかの事業者に開放。ネットワーク利用料金を徴収する形をとる。想定されているのは3つの形態。1つめは少数のユーザを想定した「リテール型」。例として50人の会員に、それぞれ月額3,000円で提供することがあげられている。2つめは「帯域提供型」。たとえばISPが会員向けにYOZANのWiMAXネットワークを提供することが想定されている。3つめは「共同企画型」。同社と共同でIP電話を提供するなどがそれだ。

 さらにYOZANがWiMAXネットワークを持たない首都圏以外の地域では、フランチャイズを募る。フランチャイズになった事業者は、光ファイバーと基地局のオーナーになり、サービスを提供。YOZANには、ネットワークセンターへの接続料金、機器費用、ライセンス使用料金などを支払う。

 また、スケジュールも明らかになった。6月からフィードテスト、2005年末までに商用サービスを開始するのは既報のとおり。2005年末までに開始されるサービスでは「IEEE 802.16-2004」を採用。これにより最大75Mbpsの通信速度が得られる。さらに2007年ごろには、ハンドオーバー技術が強化された「IEEE 802.16e」を用いたサービスも開始。これにより、移動中でも20Mbps程度の通信速度が得られる。

●YOZANのWiMAX接続サービスのスケジュール
 2005年6月:フィードテスト開始
 2005年12月:IEEE 802.16-2004規格により商用サービス開始
 2007年ごろ:IEEE 802.16e規格による商用サービス開始
《安達崇徳》
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