5月18日から20日まで、東京ビッグサイトにおいて開催されている「ビジネスシヨウ TOKYO 2005」では、既報の通りIT大手の姿がほとんど見えない中、日本ヒューレット・パッカード（以下、HP）の大規模な出展が目を引く。 「ITビジネスソリューションフェア」のエリアのうち、かなりの面積を専有する大きなブースには、中央に大ステージのほか、両脇に小ステージを2つ構え、それぞれで活発にプレゼンテーションを展開。その外側には具体的なテーマごとに、同社製品による活用事例を展示している。 今回の出展で、HPには特に注目を集めるような目新しい製品やサービスがあるわけではないく、「HPスマートオフィス」の名のもと、既存の製品群の組み合わせによるソリューション提案のイメージを展示している。HPブースで聞いたところによれば、むしろ突出した目玉なしに、これだけ大がかりな出展をしていることに、HPの「『本気』を感じてもらいたい」とのことだった。従来、ある程度以上の企業規模向けと思われていた同社の製品群を、中小・中堅企業に向けて使いやすい形で提案し、きっちりサポートしていきたいという意思の表れなのだという。 ブースの周辺では多数の女性コンパニオンがアンケート用紙と、コンパクトプリンタのPhotoSmart 325などが当たるという抽選会への参加券とを配り、アンケート回答と引き換えのプレゼントコーナーには多数の来場者が列を作っていた。会場の外でもHPブースのコンパニオンが数人、抽選会への参加券を配っているほどで、今回のビジネスシヨウの中では一番と言える華やかさであった。
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