[IDF2004 JP] いつでも、どこでも、どのような機器でもコンテンツにアクセスできるリビング革命 | RBB TODAY
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[IDF2004 JP] いつでも、どこでも、どのような機器でもコンテンツにアクセスできるリビング革命

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[IDF2004 JP] いつでも、どこでも、どのような機器でもコンテンツにアクセスできるリビング革命
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 インテル主催の開発技術者向け会議「Intel Developer Forum Japan Spring 2004」(IDF Japan)が4月7日から8日まで開催された。会場は千葉・舞浜のホテル。IDF Japan開催2日目となる8日の基調講演には、米インテル副社長兼デスクトップ・プラットフォーム事業本部長のウィリアム(ビル)・スー氏が登壇した。

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米インテル副社長兼デスクトップ・プラットフォーム事業本部長のビル・スー氏


 「デジタルホームとデスクトップ・テクノロジ」というテーマで、スー氏はデモやビデオを交えながら、インテルが描くデジタルホームのビジョンとデスクトップ関連の最新技術を紹介。インテルは、家庭内ネットワークを通じて、いつでも、どこでも、どのようなデバイスでも、エンターテインメント、学習、コミュニケーションのためのコンテンツにアクセスできる環境を「デジタルホーム」と名付けている。

 まず、スー氏は、複数のタスクを同時に処理するのに適したHyper-Threading(HT)テクノロジの強化をはじめ、デジタルホームとデジタルオフィスの双方で求められる高度なセキュリティを実現するLaGrande(ラグランテ)テクノロジ、1台のハードウェア上で複数の仮想システムを動作させ、信頼性の向上に貢献するVanderpool(バンダプール)テクノロジといった新技術を90nmプロセスのPentium 4(開発コード名「Prescott」)や2004年第2四半期リリース予定のチップセット「Grantsdale(開発コード名)」「Alderwood(開発コード名)」向けに開発していくと解説した。

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 次に、「いつでも、どこでも、どのような機器でも利用できるコンテンツを目指している」とデジタルホーム実現への意気込みをアピール。デジタルホームとは、PC、家電機器、モバイル機器が、有線やワイヤレスのネットワークを通じて、音楽やビデオなどのデジタルコンテンツを家庭内でシームレスに共有するコンセプトだ。

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 また、「それぞれの機器が有線ネットワークで接続されていては意味がなく、デジタルホームではこれらの機器が自動的に接続され、ユーザーが意識することなく使えなければならない」と述べ、デジタルホームにおけるワイヤレス接続の重要性を強調した。

 PCはリモコンだけで使えるような簡略化が必要だとも語り、デジタルホームを実現するための「エンターテインメントPC」を実際にリモコンだけで操作して見せた。エンターテインメントPCは、テレビに接続でき、音楽、映画、ゲーム、テレビ番組データ、高品位ビデオなど家庭のデジタルメディア環境を統一するもので、新しいコーデックへの対応などがリプログラミングで対応できるのが長所。また、複数デバイスで動画を再生するなど相互の接続性もある。

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ケーブルを不要にするエンターテインメントPC


 ここで問題となるのが著作権管理技術への対応だが、同社は業界各社、行政と話し合って状況の改善を図っていきたいという。さらに、著作権についてはもちろん尊重していると言及した。

 インテルとソニーがデジタルホーム構想を発表してから1年以上たったが、デジタルホームを実現するための業界組織「Digital Home Working Group」(DHWG)には、NECパーソナルプロダクツや富士通、マイクロソフトなど国内外から100社以上が参加しているとアピール。「デジタルホームにおける機器の相互接続規格の標準化が進められており、6月にガイドラインが決定し、年末にはDHWG対応の相互接続可能な家電製品が登場する見込みだ」(スー氏)

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 「インテルは、デジタルホームファンドに2億ドルを出資し、PC市場と家電市場の融合を目指している」という。出資対象の企業は、ハードウェア、ミドルウェア、ソフトウェアなどのメーカーで、デジタルホーム向けの技術革新と新技術の開発を促進させたい考えだ。

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《高柳政弘》
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