ソニー、動画配信支援サービス「MediaStage」を7月スタート。PCほか携帯への配信にも対応 | RBB TODAY
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ソニー、動画配信支援サービス「MediaStage」を7月スタート。PCほか携帯への配信にも対応

ブロードバンド その他
 ソニーは、コンテンツホルダー向け動画配信支援サービス「MediaStage」提供を7月より開始すると発表した。

 同サービスは、ソニーの法人向けブロードバンドソリューション&サービス「bit-drive」のブロードバンド支援サービスの1つとして提供するもので、ネットを経由して動画コンテンツのエンコードを行う「リモートエンコーディングサービス」と、CDN提供事業者や携帯事業者の配信サーバに自動的に動画コンテンツを設定・格納する「デリバリーパートナープログラム」により、特別な知識がなくても簡単に動画を配信でき、時間とコストを大幅に削減できるほか、パソコンだけでなく携帯電話の配信形式にも対応することが大きな特長となっている。

 コンテンツホルダーはMPEG2形式の動画コンテンツをネット経由で送信、その際にWeb上で配信フォーマットや配信帯域、画質、配信サーバなどを指定すれば、あとは「前処理」→「配信形式への変換」→「配布」という一連の作業をMediaStageが代行する。配信フォーマットは、サービス開始時にはWindows Media、Real、Quick Timeに対応。さらに8月にはFOMAのV-Live、その後は同じくFOMAのi-motion、NTTドコモの音楽・映像配信サービスM-stage Visual、auの動画配信サービスezmovieに順次対応していく。

 料金は、コンテンツの合計時間により下記の5メニューが用意され、ほかに初期費用3万円が必要となる。1つのコンテンツでも、配信形式や帯域の違いにより複数エンコードした場合には、その合計時間により課金される。

5Hエントリーパック
 5時間まで6万円・追加料金450円/分

10Hエントリーパック
 10時間まで11万円・追加料金425円/分

25Hパック
 25時間まで27万円・追加料金400円/分

50Hパック
 50時間まで50万円・追加料金350円/分

100Hパック
 100時間まで90万円・追加料金300円/分

 時間、コストの削減が同サービスの特長としてあげられているが、同社によると、2フォーマット、それぞれ3帯域でエンコード処理をし6ファイル生成した場合で従来の10分の1の時間で処理が完了。さらに、100時間分のコンテンツを配信する場合、コストは従来の3分の1ほどで済むという。

 同様のサービスとしては米国Generic Media社が提供しているサービスがあげられるが、ストリーミングサーバとして複数のサーバを利用できる点、デリバリーパートナーと密につながっている点などにおいて、ソニーのサービスに優位性がある。ソニーはこれまでゲーム機「PS」、パソコン「VAIO」、PDA「CLIE」、HD-TV「VEGA」など、多様な端末のネットワーク対応を積極的に進めてきたが、コンテンツ面においても積極的に支援を進め、ブロードバンド時代を加速するサービスの1つとしてMediaStageを提供していくとしている。
《RBB TODAY》
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