IP.net JAPAN2002レポート:3月末スタートの東京電力のFTTH、1ユーザ1芯占有で月額1万円を切る?
ブロードバンド
その他
このFTTHサービスでは1ユーザにつき光ファイバが1芯提供され、分散拠点(メディアコンバータが設置されている場所:DSLでいうGCビル(交換局)に相当)に収容される。分散拠点からNOC(iDCのアット東京に設置)までの帯域は1〜10Gbpsで、各ISPはNOCで相互接続することになる。
今回、子会社ではなく東京電力自身がFTTHサービスを提供することにした理由について、ISPでない東京電力がおこなった方が公平性・透明性が保てることや、多額の設備投資が必要なことをあげた。光ファイバについては、拠点ビルから各世帯までの区間について新設する必要があり、これが5年間で約5万キロメートル、650億円にのぼるという。
FTTHサービスについては、2002年度中に東京23区および三鷹市、武蔵野市をカバーする計画で、エリア展開の予定は以下のようになっている。
2002年3月:
目黒区、大田区、世田谷区のそれぞれ一部
2002年度上期:
品川区、渋谷区、新宿区、中野区、杉並区、豊島区、板橋区、練馬区、三鷹市、武蔵野市のそれぞれ一部
2002年度下期:
北区、江戸川区、文京区、墨田区、江東区、荒川区、足立区のそれぞれ一部