ヤマハ、無線ルータ「RTW65i」のVoIP対応β版ファームの提供を開始。SNMPv1のセキュリティ問題についても情報を公開 | RBB TODAY
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ヤマハ、無線ルータ「RTW65i」のVoIP対応β版ファームの提供を開始。SNMPv1のセキュリティ問題についても情報を公開

IT・デジタル その他
 ヤマハは、無線LAN対応ルータ「RTW65i」でVoIP機能の利用が可能になるβ版ファームウェア「Rev.5.03.16 beta」の提供を開始した。このRev.5.03.16 betaファームをインストールすることで、RTW65iのアナログポートに接続された電話機を通じて、VoIP(対応プロトコル:SIP)によるVoIPの発着呼機能が可能となる。

 なお、VoIPの利用については以下のような制限事項がある。

・アナログ単独動作モードもしくはアナログ親機モードでのみ動作
・SIPでの通話はアナログ子機では発着呼不可
・SIP呼を関係させた擬似フレックスホンは動作しない

 また、機器間アナログ機能の利用も可能になるとしているが、その場合双方の機器のファームウェアが最新にバージョンアップされている必要がある。なお、いずれもβ版のファームウェアで提供される機能であるため、動作保証やユーザサポートは受けられない。


 このほか、先日CERT/CCからアナウンスされたSNMP(Simple Network Management Protocol)の脆弱性に関して、ヤマハルータ製品についての情報を公開した。

 まずネットボランチシリーズについては、SNMPに対応しておらず、SNMP脆弱性に起因する問題は発生しないという。また、RTシリーズについても脆弱ではないことを確認したとしている。RTシリーズは、ほとんどの場合デフォルトでSNMPパケットを受け入れない設定(”snmp host none”)になっているため、特に設定していなければ安全といえるだろう。同社のWebサイトでは、脆弱でないと確認されたファームウェアのリビジョンや、不正なSNMPパケットによる問題を回避するための対策が紹介されている。

※SNMPはルータやスイッチ、各種ネットワークデバイスなどパソコン関連の周辺機器で広く利用されているネットワーク管理用プロトコル。昨年セキュリティ面での脆弱性が問題となっている。この脆弱性を利用するような不正なSNMPパケットを受信すると、周辺機器のフリーズやネットワークからの切断、外部からのコントロールなどが可能になる。
《RBB TODAY》
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