トレンドマイクロ、2001年のウィルス感染被害レポートを発表。ネットワーク化と高度化の年、と | RBB TODAY
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トレンドマイクロ、2001年のウィルス感染被害レポートを発表。ネットワーク化と高度化の年、と

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 トレンドマイクロは、2001年のウイルス感染被害レポート(最終版)を発表した。それによると、感染被害件数トップはMTX(マトリックス)の5,406件。大きく話題になったWORM_SIRCAM.A(サーカム)は1,322件で5位、NIMDA(ニムダ)は1,102件で6位となっている。ちなみにCodeRedはトップ10に入らずランク外だった。

 2001年は大規模感染が多発した年だったが、インターネットが感染経路として定着したことと、セキュリティホールから侵入するワームタイプが増加したことが原因だと指摘している。ただ、NIMDAのようなインターネットやLANといった複数の感染経路を使用する高機能タイプだけでなく、SIRCAMやHAPTIME(ハッピータイム、10位)といったメール受信者に添付ファイルを開かせるタイプのものもランクインしており、利用者の基本的なセキュリティ意識の改善がまだ不足していることがわかる。

 またこのレポートでは、ウイルス根絶が難しいことも示されている。2001年のトップ10のうち、2000年以前に発見されたウイルス・ワームはMTX、WORM_HYBRIS(ハイブリス)、X97M_LAROUX(ラルー)、WORM_BYMER(バイマー)と、実に4つを占めている。

 ウイルスの中にはバックドア(インターネット側からの不正侵入を可能とするソフトなど)を仕掛けるものもあるため、常時接続環境ではファイアウォール(ルータ、XPのファイアウォール機能など)の使用とあわせ、必ずウイルス対策を実施するようにしてほしい。
《RBB TODAY》
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