AIIがCDSP(コンテンツディストリビューションサービスプロバイダ)として、本格的な稼動を開始した。同社は、31日をもってこれまで実施してきた公開実証実験を終了し、有料コンテンツの配信、広告料の徴収も含めた商用サービスへと移行する。
同時に、コンテンツを配信するCATV事業者は、春までに実証実験時の7局から33局へと大幅な拡大を予定しており、総計20万以上の世帯への配信を目指す。商用サービス以後に参加予定のCATV事業者は以下のとおり。
東急ケーブルテレビジョン(実験中)
ケーブルテレビジョン東京(KDDメディアネット)(実験中)
Aitai net参加局:(実験中)
ひまわりネットワーク、三河湾ネットワーク、おりべネットワーク
近鉄ケーブルネットワーク(実験中)
阪神シティケーブル(実験中)
スターキャット・ケーブルネットワーク(KDDメディアネット)
関西マルチメディアサービス
荒川メトロポリタンネットワーク事業参加局:
北ケーブルネットワーク、ケーブルネット埼玉、関東ケーブルテレビジョン
ケーブルテレビ足立、葛飾ケーブルネットワーク、江戸川ケーブルテレビなど
ネットコムさが(九州通信ネットワークを通じて配信)参加局:
佐賀シティビジョン、唐津ケーブルテレビジョン
伊万里ケーブルテレビジョン、ケーブルワン
また、配信局だけでなく、コンテンツを提供するコンテンツプロバイダも大幅に拡張することになった。今春までには、ニュースやスポーツ、映画、音楽、トラベル、グルメ、ショッピング、教育、金融等さまざまなジャンルのコンテンツを提供する合計47社が参加することになっている。
さらに、ユーザの利用形態が生活に密着したものになってきていることを受け、インターネット上のサーバにデータを保管するデジタルデータストレージサービス「WebPoket」、グループ管理機能や三次元画像等を組み合わせたコミュニティサービス「こみゅー」といったブロードバンドに適したアプリケーションサービスの提供を予定している。
商用サービスの開始によって、同社がブロードバンドを活かすどのようなコンテンツを提供していくのか、今後の展開が注目される。
《RBB TODAY》
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