アイシェアは8日、ウイルス対策ソフトの導入状況と意識についての調査のまとめを発表した。 同調査は、同社の無料メール転送サービス「CLUB BBQ」の会員を対象に7月25日から28日までのあいだに実施されたもの。有効回答数は547名。 発表によると、コンピューターウイルスの感染経験が「ある」と回答したのは44.8%、「ない」は43.9%、「わからない」が11.3%。 ウイルス対策ソフトの導入状況を複数回答形式で聞いたところ、「無料のウイルス対策ソフトを導入」がトップで31.1%、ついで「本年度版のウイルス対策ソフトのダウンロード版を購入」が26.4%、「本年度版のウイルス対策ソフトのパッケージを購入」が19.8%、「パソコン購入時の対策ソフトを利用」が15.0%、「プロバイダのウイルス対策を利用」が11.4%と大多数がなんらかの形で対策を講じていることがわかった。その一方、「導入していない」は7%で、「パソコン購入時の期限付き対策ソフトを利用」も5.7%見られた。また、ウイルス対策ソフトを導入していない人の23.7%がウイルス感染経験者で、ユーザーのウイルス対策に対する認識の甘さが浮き彫りとなった。 市販のウイルス対策ソフトを選ぶ際に重視することを複数回答形式で聞いたところ、「購入価格」52.7%、「更新料」45.7%といったコスト面にくわえ、「パソコンへの負荷」49.0%や「他のソフトとの相性」17.6%といった動作への影響を挙げる声が多かった。また、スパム対策やファイアウォールといった「機能」が44.6%、ウイルスの「検出率」が27.1%と安全面にも配慮している様子が伺えた。