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906i/706iシリーズはドコモからユーザーへの「Answer」

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ドコモのAnswerは夏モデル19機種に込められた
  • ドコモのAnswerは夏モデル19機種に込められた
  • ドコモ代表取締役社長の中村維夫氏
  • 同社執行役員プロダクト&サービス本部プロダクト部長の永田清人氏
  • ドコモの3つのAnswer
  • ユーザーの声
  • それに答える706iシリーズのコンセプト
  • 706iシリーズ
  •  ドコモは27日、携帯電話の新モデル19機種を発表した。今回の新端末は、ユーザに対するAnswerとして登場した。
 ドコモは27日、携帯電話の新モデル19機種を発表した。ドコモは4月18日にブランドロゴやスローガンなど“新ドコモ宣言”を発表し、TVCMでは「Answer」という言葉を多用している。Answerという言葉には、顧客からの声を聞きそれを活かすという意味が込められている。今回の新端末は、ユーザに対するAnswerとして登場した。

 発表会ではドコモ代表取締役社長の中村維夫氏が、「テレビコマーシャルで“新ドコモ宣言”を流してきた。今回の新製品は新ドコモ宣言の具体的な取り組みの1つ。お客様の声を受け開発した製品を紹介する。今回の発表は、われわれの助走に過ぎないと思っている。これからもお客様の声に応えていきたい」とあいさつをした。なお、中村氏は6月末で社長を退く。

 “2,700万”という数字をあげ、新製品の紹介をしたのは同社執行役員プロダクト&サービス本部プロダクト部長の永田清人氏だ。2,700万という数字は、1年間にドコモのコールセンターに寄せられる意見の数。「お褒めの言葉もある」としながらも、「ワンセグ携帯電話は大きい」「多くの機能は入っていなくてもいいから、使いやすい端末はないだろうか」などの意見が多い。

 この意見に対して「今日の新製品は3つのAnswerでお答えしていきたい」とした。Answer041としてスリムなデザインを求めた「706iシリーズ」と使いやすさを追求した「706ieシリーズ」、Answer023として機能の充実と動画の強化を図った「906iシリーズ」、Answer024として多彩なサービスやコンテンツを用意した動画サービスがそれだ。

 「打ちやすいボタン、見やすい画面」「機能は使いたいけどボタンが大きい方がいい」「機能満載なのはディスプレイが大きい、持ち歩くにはフィットしない」「防水が付いているけどテレビが見られないじゃないか」に対する“Answer041”が706iシリーズだ。「F706i」は防水ワンセグ、「P706iμ」は9.8mmの厚さながらワンセグを搭載、「N706i」「NM706i」「SO706i」はGSMに対応し海外でも利用可能だ。「SH706iw」は健康管理を支援する機能が満載だ。歩数計と脈拍センサーを内蔵し運動量を測定するほか、オムロンヘルスケアの体重体脂肪率計と赤外線で通信。これらのデータをまとめることで日々の健康管理ができる。

 新たに登場したシリーズとして「706ieシリーズ」がある。この「e」が指すのは、everyone、easy、enjoyなど。共通するのは、「聞きやすさ」「見やすさ」「使いやすさ」を追求した「誰にでも使いやすいケータイ」。「L706ie」「N706ie」「P706ie」「SH706ie」がラインナップされる。これもAnswer041だ。

 “Answer023”となる「906iシリーズ」は動画機能が充実している。905iシリーズと同じく、国際ローミング「WORLD WING」、最大3.6Mbpsの通信速度「FOMA ハイスピード」、「ワンセグ」「GPS」「おサイフケータイ」「ワイドVGA液晶」に対応する。今回は動画関連の機能が充実し、iモードやフルブラウザから最大2Mバイトの動画アップロードと、Windows Media VideoやFlash 8の再生が可能になった。

 中村氏も永田氏も強調するのが「ケータイ動画の本格的な幕開けがやってくる」ということだ。

 動画関連のサービスとしては「デコメアニメ」を発表した。「3分の1のユーザーさんはデコメールを使っている。一度使い出すと表現力や感情の量が全く違うことが分かる」との声を反映したサービスだ。デコメアニメでは、メールを開くとFlashベースの動画が再生する。このFlashは、時刻、キー操作、電波の強度やバッテリーの残量などが取得でき、例としてあげたのが誕生日メールだ。時計とキー操作に連動しており、“誕生日おめでとう”とのメールを開くと、誕生日までのカウントダウンが開始。誕生日になるとくす玉が割れ、ケーキが登場。ボタンを連打するとろうそくの火が消える、といったものだ。「アイディアが無限に沸いてくるのではないか」とする。

 ここで掲げたのが携帯電話で動画を楽しむというコンセプト「ドコモ動画」だ。「ユーザーさんによりさまざまな意味がある。テレビ電話だったり、デコメアニメだって動画、ワンセグのテレビもそうだろう」。すでに提供している、ワンセグ、ミュージックビデオチャネル、ビデオ・クリップ、iアプリのムービー、Windows Media Videoの再生などもドコモ動画だ。

 これらのサービスは一方向のサービスだが、「動画のアップロードなど双方向の動画もポイント」とする。家庭内のPCに保存した動画が携帯電話で楽しめる「ポケットU」もそれだ。「ドコモ動画はこのような組み合わせを提供していきたい」とアピールした。これがこれがAnswer024となるわけだ。

 このドコモ動画を実現させるために、最大3.6MbpsのHSDPA対応端末を拡大し快適な通信環境を用意する。メニューも改良を加え、動画コンテンツが簡単に検索できるようになるほか、期間限定で300タイトルの動画を無料で提供する。

 新しいサービスとしては、FOMAと無線LANのデュアル端末「N906iL」を自宅のブロードバンド回線と接続してIP電話などが利用できる「ホームU」、災害時の避難所誘導などを充実させた地図アプリ、モバイルGoogleマップの標準搭載などがある。
《安達崇徳》
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