携帯電話ユーザ、12%が「乗り換え手続きが面倒で中止」半数が「新料金、複雑でわからない」〜ブランド総研調べ
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それによれば乗り換え自体の人数はじょじょに減少傾向にあるが、2007年6月〜11月の半年間に携帯電話を「乗り換えた」人は、携帯電話ユーザのうちの4.2%に留まった。一方で「乗り換えを検討したが乗り換えなかった」人はその約3倍(12.0%)もいたことが明らかになった。乗り換えなかった理由としてもっとも多いのは「乗り換えの手続きが面倒だから」で32.4%、次に多かったのは「メールアドレスが使えなくなるから」で29.8%、「現在のポイントや特典が使えなくなるから」で26.2%となった。また「料金プランが複雑でよくわからないから」(25.7%)、「乗り換えにかかる費用が高いから」(24.5%)も多くの人が指摘している。
この結果は検討していた携帯電話会社によって異なっており、他→NTTドコモへの検討者は「乗り換えにかかる費用が高いから」(31.2%)、「乗り換えても料金プランが安くならないから」(23.3%)など、費用的な面での理由を挙げた人が多かった。他→auへの検討者は「乗り換えの手続きが面倒だから」が35.3%と多く、また「乗り換えても料金プランが安くならない」も20.6%の人が指摘している。他→ソフトバンクへの検討者も「乗り換えの手続きが面倒だから」が31.7%と多かったが、「乗り換えても料金プランが安くならない」については10.4%と少なかった。
同調査では、「乗り換えの手続きの簡素化や、料金が安くなることを明確にすることにより、乗り換えを促進させる」可能性があるとしている。またその一方で、「乗り換えられない(囲い込み)ようにするにはポイントや特典を充実させることが効果的である」とも見なしている。
また2007年秋より、新料金プラン(携帯電話の購入代金を高くする一方で、月々の基本料金や通話料金が安くなる)がスタートしたが、「基本料金と通話料金が安くなる新料金プラン」を望んでいる人は32.9%で、これまでの「携帯電話の購入代金が安いプラン」を望んでいる人の6.3%を大きく上回った。ところが、約半数にあたる49.0%の人が「料金プランが複雑でよくわからない」と答えており、新料金プランの仕組みが十分には認知されていない実態が明らかになった。