松下電器産業は、広角28mm（35mm換算）からの光学3.6倍ズームレンズを搭載した720万画素コンパクトスリムデジタルカメラ「LUMIX DMC-FX30」を2月22日に発売する。広角28mmズームレンズ搭載カメラとして、世界最薄の22mmを実現。カラーバリエーションは、プレシャスシルバー、アーバンブルー、センシュアルブラウン、エクストラブラックの4色。価格はオープンで、実売予想価格は4万円前後。 DMC-FX30は、新薄型レンズに加え、独自の「動き認識」機能を搭載し、光学式手ブレ補正ジャイロ、高感度とあわせた「トリプルブレ補正」を実現したモデル。これにより、撮影状況（明るさ、人だけでなくさまざまな被写体の動き）に応じて画質を優先しながら、カメラが自動で手ブレや被写体ブレを補正するとしている。 レンズには、焦点距離4.6〜16.4mmの3.6倍ライカ DC VARIO-ELMARITレンズを搭載し、撮像画角は35mm判換算で28〜100mmに相当する。また、300万画素以下での撮影モード時には、720万画素CCDの使用領域を変えることにより、焦点距離を望遠側にシフトし、ズームの最大倍率をアップさせるEX光学ズームを使用でき、光学5.3倍ズーム相当の撮影が可能となっている。開放F値はF2.8〜5.6。 液晶ディスプレイは2.5型20.7万画素。撮像感度はISO100〜1,250に加え、高感度モード時はISO3,200に対応。記録メディアはSDHC/SDメモリーカードに対応し、27Mバイトメモリを内蔵する。 本体サイズは幅94.9×高さ51.9×厚さ22.0mm、重さは約132g。電源はリチウムイオンバッテリーを採用し、電池寿命（CIPA規格）は約280枚としている。
