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NTT西、ひかり電話の障害について原因と対策を発表

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23日と24日の障害の原因
  • 23日と24日の障害の原因
  • 25日の障害の原因
 NTT西日本は27日、22日から25日にかけて発生したひかり電話の障害について原因と対策を発表した。なおこの障害は、25日22時7分に完全に回復した。

 23日と24日の障害は、「呼処理サーバ」(SIP連携サーバ)に処理能力を超えるトラフィックが流れ込んだことにより、輻輳が発生したのが原因。この呼処理サーバは、ひかり電話とそれ以外のネットワークとの通信を制御する「中継系呼処理サーバ」(CAサーバ)または、加入者データを元に通信を制御する「呼制御サーバ」(SIPサーバ)を連携させるものだ。25日には呼処理サーバが増設され、この障害が解消された。

 しかし、中継系呼制御サーバと、従来の電話網側に設置された「相互接続用関門交換機」の間で制御信号が衝突し、再び障害が発生した。これを解消するため、中継系呼制御サーバに接続されている回線の増設を実施、ようやく障害が解消された。なお、この現象はこれまでに経験がないものであったため、NTT研究所において同日中に再現実験を実施したとしている。

 同社では、処理能力の再チェック、設備性能の再評価などを実施し、再発の防止に努めるとしている。
《安達崇徳》
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