米Google、2006年第3四半期の業績を発表 | RBB TODAY
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米Google、2006年第3四半期の業績を発表

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 米Googleは19日(米国時間)、2006年第3四半期の業績を発表した。

 一般会計原則(GAAP)に基づいた同社のTAC(traffic acquisition cost:トラフィック獲得費用)差し引き前の売上高は26億9,000万米ドル(前年同期比70%増、前期比10%増)。2006年第3四半期のTACは、8億2,500万米ドルで、広告収入の31%を占めている。

 GAAPベースの営業収益は9億3,100億米ドル(前期8億1,500億米ドル)で、売上高の35%(同33%)。GAAPによらない営業収益は10億3,000万米ドル(同9億2,500億米ドル)で、売上高の38%(同38%)

 GAAPベースの純利益は7億3,300万米ドル(前期7億2,100万ドル)、GAAPによらない純利益は8億1,200万米ドル(同7億7,200万米ドル)。

 売上高の内訳は、Googleサイトからの収入が60%(前期42%)、GoogleのパートナーサイトAdSenseからの収入が39%(同54%)となっている。また、アメリカ国外から得られた収入が売上高の44%(前期42%、前年同期39%)を占めている。

 TACは、AdSenseパートナーへの支払いが主で7億8,000万米ドルを計上するほか、さらに特定のディストリビューションパートナーに対して4,500万米ドルが支払われた。そのほか、クレジットカード手数料が2億2,300万米ドルで売上高の8%(前期2億400万米ドル、売上高の8%)、株式報酬200万米ドル(同200万米ドル)が計上された。

 営業費用は7億1,000万米ドルで、内訳は給与関連費用が3億8,200万米ドル、株式報酬費用が9,800万米ドル、広告費が5,000万米ドル。広告費のうち1,400万米ドルが特定の取引に関連している。

 2006年第3四半期の税率は29%。同社では、2006年通年の税率は30%かそれ以下になるだろう予測している。

 また、営業活動から得られた純現金収入は10億米ドル(前期8億4,100万米ドル)。設備投資費用は4億9,200万米ドルで、その大部分がデータセンター、サーバ、ネットワーク設備などのITインフラ整備のための費用となっている。営業活動から得られた純現金収入から設備投資費用を差し引いたフリー・キャッシュ・フローは、5億1,200万米ドル。なお、同社では、2006年の設備投資費の増加率は売上高の増加率よりを上回る状態が続くだろうと予想している。
《富永ジュン》
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