ソフォスは2日、2006年5月のコンピュータウイルスの報告数をまとめた「トップ10ウイルス」を発表した。 5月度は、2004年3月の発見以来メールによって感染を広げ続ける「Netsky-Pワーム」が1位にランクされ、猛威を振るい続けていることを示した。また、「Mytobワーム」の亜種の拡大も衰えを見せず、複数の亜種がトップ10内に並んでいる。 また、同社によると5月中には1,538件の新規マルウェアを検知・駆除対応したとしており、その種類の比率では、新規の脅威の85.1%がトロイの木馬であり、ウイルスやワームは12.3%にその比率を下げているという。 これについて同社は、昨年あたりからハッカーがその手法をマスメール型の攻撃からトロイの木馬に変えており、メールを使用したウイルスの比率が大幅に減少傾向にあるとして、さまざまな方面への注意を促している。 2006年5月におけるトップ10ウイルスは以下のとおり。[1位] W32/Netsky-P:16.7%[2位] W32/Zafi-B:11.4%[3位] W32/Nyxem-D:7.5%[4位] W32/Mytob-AS:6.3%[5位] W32/Mytob-P:5.3%[5位] W32/Mytob-M:5.3%[7位] W32/Netsky-D:3.7%[8位] W32/MyDoom-O:3.6%[9位] W32/Mytob-FO:2.9%[10位]W32/Mytob-C:2.1%その他:35.2%